永遠の造り手、ラシュミ/Rashmi, Eternities Crafter
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2024年9月19日 (木) 07:53時点における最新版
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
あなたが各ターンのあなたの1つ目の呪文を唱えるたび、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。あなたはそれを、それがより小さいマナ総量を持つ呪文であるなら、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。あなたがそれを唱えないなら、それをあなたの手札に加える。
2/3各ターンの最初に唱えた呪文にプチ続唱っぽい効果を持たせる能力を持つ、伝説のクリーチャー。公開するのはライブラリーの一番上のカード1枚だけで、それを唱えなかった場合は手札に加える。
最低でも、ターンの最初に唱えた呪文をキャントリップ化させると考えるとなかなかのアドバンテージ源となる。公開したカードを唱えられなくてもよいので、続唱と違いデッキのマナカーブを大きく制限することはない。また、公開したカードを唱えるかどうかは任意で、打ち消し呪文や除去呪文が捲れても手札に加えることを選べる点も特徴。
できるだけ重い呪文を唱えたほうがコストを踏み倒しやすいので、ミッドレンジのような大振りなデッキに向いている。マナ総量は大きいが軽いコストで唱えられる現出クリーチャーとの相性もよい。あまり使われない4マナ以上の重い打ち消し呪文も、このカードがあればその重さをメリットに変えることができる。占術などのライブラリー操作があればなお良い。
カードプールが広いほど有用性が高まるため、統率者戦で利用されている。単に師範の占い独楽/Sensei's Divining Topを置くだけでコストを踏み倒せる確率はぐっと上がり、意志の力/Force of Willはピッチで唱えてもアドバンテージを失わず、転覆/Capsizeのようなバイバック呪文ならば逆に手札が増えていく。宝船の巡航/Treasure Cruiseや時を越えた探索/Dig Through Timeから歯と爪/Tooth and Nailに繋げられれば勝利は近いだろう。
これ自身は4マナと戦場に出るのが少々遅く、緑絡みの伝説のクリーチャーとしては2/3とマナレシオに恵まれないのは欠点。またこの能力は1ターンに一度しか誘発しないので、同一ターンに何度も呪文を唱えるようなデッキでは利点は薄いといえる。
- ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキに再録された際の日本語版ルール・テキストでは、唱えられる呪文の条件において「その公開された呪文のマナ総量がその唱えられた呪文以下なら、」となっている誤訳があり、訂正が出されている[1]。前回収録の統率者2020からダスクモーン:戦慄の館統率者デッキまでの間にマナ総量の導入でオラクルが変更されており、再翻訳された結果誤訳が発生してしまった。
[編集] ルール
- インスタントや瞬速持ちなどで、対戦相手のターンにあなたが呪文を唱えたときにもこの能力は誘発する。
- 公開したカードが土地であっても手札に加えられる。「土地でないカードであるなら」という一文は、唱えるための条件を明示しているに過ぎない。
- このカードを現出のための生け贄にした場合、この能力は誘発しない。呪文を唱えるのを完了した時点で、すでに戦場に存在していないためである。
- 能力の解決時に、この能力を誘発させた呪文がスタックに存在しないなら、マナ総量はスタックにおける最後の情報を参照する。
[編集] 関連カード
- 永遠の造り手、ラシュミ/Rashmi, Eternities Crafter
- ラシュミとラガバン/Rashmi and Ragavan
[編集] ストーリー
ラシュミ/Rashmiはカラデシュ/Kaladeshの都市ギラプール/Ghirapurに住むエルフ/Elfの発明家。女性。発明博覧会/Inventors' Fairに霊気/Aetherを用いて物体を転送する装置を出品したことで、テゼレット/Tezzeretの陰謀に巻き込まれることになる。
詳細はラシュミ/Rashmiを参照。
- カード名の「Eternities」は、彼女の発明が久遠の闇/Blind Eternitiesへの扉を開くことを示唆するものだろう。
[編集] 参考
- ↑ 『ダスクモーン:戦慄の館』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2024年9月18日)