壁
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特別なクリーチャー・タイプだったため、[[部族カード]]は非常に多かった。壁を[[攻撃]]に使えるようにする[[動く壁/Animate Wall]]と[[ローリング・ストーンズ/Rolling Stones]]、[[全体強化]][[エンチャント]]としては[[要塞化/Fortified Area]]、壁専用の強化[[呪文]]である[[Glyph of Life|Glyph]][[サイクル]]、壁以外を[[破壊]]する[[コカトリス/Cockatrice]]や逆に壁を破壊する[[ドワーフ爆破作業班/Dwarven Demolition Team]]、壁によってしか[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されない[[オームズ=バイ=ゴアの邪眼/Evil Eye of Orms-by-Gore]]や逆に壁にはブロックされない[[巨大戦車/Juggernaut]]などなど。また古い[[攻撃強制]]カードの多くは「壁でないクリーチャー」と対象を限定している。現在は壁自体を参照するものは少ないが、[[草茂る胸壁/Overgrown Battlement]]などの防衛を参照するカードは実質壁の部族カードといえよう。 | 特別なクリーチャー・タイプだったため、[[部族カード]]は非常に多かった。壁を[[攻撃]]に使えるようにする[[動く壁/Animate Wall]]と[[ローリング・ストーンズ/Rolling Stones]]、[[全体強化]][[エンチャント]]としては[[要塞化/Fortified Area]]、壁専用の強化[[呪文]]である[[Glyph of Life|Glyph]][[サイクル]]、壁以外を[[破壊]]する[[コカトリス/Cockatrice]]や逆に壁を破壊する[[ドワーフ爆破作業班/Dwarven Demolition Team]]、壁によってしか[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されない[[オームズ=バイ=ゴアの邪眼/Evil Eye of Orms-by-Gore]]や逆に壁にはブロックされない[[巨大戦車/Juggernaut]]などなど。また古い[[攻撃強制]]カードの多くは「壁でないクリーチャー」と対象を限定している。現在は壁自体を参照するものは少ないが、[[草茂る胸壁/Overgrown Battlement]]などの防衛を参照するカードは実質壁の部族カードといえよう。 | ||
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[[伝説の]]壁は[[統率者2019]]現在、[[天空塁壁、プラミコン/Pramikon, Sky Rampart]]のみ。 | [[伝説の]]壁は[[統率者2019]]現在、[[天空塁壁、プラミコン/Pramikon, Sky Rampart]]のみ。 |
2023年7月6日 (木) 12:40時点における版
壁/Wallは、クリーチャー・タイプの1つ。人的に加工された素材や自然現象が並立した構造物を指す。生き物かどうかうかがい知れない場合が多い。現在ではそれ自体にルール上の意味は無いが、以前はレジェンドと同じくこのクリーチャー・タイプ独自のルールが存在した。(#廃止されたルールの節に詳述)。
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解説
初出はリミテッド・エディション。10種類(Living Wall含む)とクリーチャー・タイプの中では一番数が多く、初の大型エキスパンションであるレジェンドでも11種類もいたことから、当時壁が除去や強化などのようにクリーチャー戦に必須のシステムだと考えられていたことがうかがえる。その後も途切れずに登場していたが、防衛が登場した神河ブロックと次のラヴニカ・ブロックでは壁の収録は皆無となり、単に防衛を持つクリーチャーが登場。第9版にも壁は収録されず、この頃は「今後壁は出さない」という方針が見られた。しかし、懐古的・リバイバルな趣向のセットであるコールドスナップや時のらせんブロックをはじめ、いくつかのカード・セットで新種の壁が登場したのを皮きりに、第10版では多数の壁が再録された。以降のカード・セットでも新種が登場し続けている。
基本的に防衛を持っているため攻撃には参加できない。マナ・コストのわりにタフネスが高く、代わりにパワーが低いというものが多い。転じて、防衛を持つクリーチャー全般などを「壁」と呼ぶこともある(壁 (俗語)参照)。
特別なクリーチャー・タイプだったため、部族カードは非常に多かった。壁を攻撃に使えるようにする動く壁/Animate Wallとローリング・ストーンズ/Rolling Stones、全体強化エンチャントとしては要塞化/Fortified Area、壁専用の強化呪文であるGlyphサイクル、壁以外を破壊するコカトリス/Cockatriceや逆に壁を破壊するドワーフ爆破作業班/Dwarven Demolition Team、壁によってしかブロックされないオームズ=バイ=ゴアの邪眼/Evil Eye of Orms-by-Goreや逆に壁にはブロックされない巨大戦車/Juggernautなどなど。また古い攻撃強制カードの多くは「壁でないクリーチャー」と対象を限定している。現在は壁自体を参照するものは少ないが、草茂る胸壁/Overgrown Battlementなどの防衛を参照するカードは実質壁の部族カードといえよう。
クリーチャー・タイプに壁を含むトークンを生成するカードは複数種類存在する。色やサイズはまちまちだが、いずれも共通して防衛を持つ。(→トークン一覧)
伝説の壁は統率者2019現在、天空塁壁、プラミコン/Pramikon, Sky Rampartのみ。
- 壁に変化したり変化させたりするカードには、原初の土/Primal Clay、信仰の証/Testament of Faith、黄金化/Aurification、護衛のゼンディコン/Guardian Zendikon、氷結/Deep Freezeがある。
- 石の壁/Wall of Stoneのように生命を持たないイメージのカードも多いが、壁を参照しない限り、他の生命を持つクリーチャーと同様に扱う。
ゲーム上の扱い
基本的に、それ1体で攻撃クリーチャー1体を封じ込めることを目的とした、擬似除去のような扱いでデッキに投入される。実際の除去と比べて一長一短である。
- 除去と比べての長所
- 除去と比べての短所
- クリーチャーなので除去されやすい。大型クリーチャーなどにより、戦闘でも破壊される。
- 回避能力持ちを止められない場合がある。
- システムクリーチャーに対して意味を持たない。
以上のことから、メタゲームや好みによって使い分けられることが多い。また、上記の弱点を補える能力を持ったものが優先して使われる。
廃止されたルール
神河物語より前は壁というクリーチャー・タイプそのものに「攻撃に参加できない」というルールがあり、テキスト中の「攻撃に参加できない」の文は単なる注釈文に過ぎなかった。そのため、何らかの効果でクリーチャー・タイプを壁に変更してやれば、そのクリーチャーは自動的に攻撃に参加できなくなったし、逆に壁というサブタイプを失わせれば、攻撃に参加できるようになっていた。
神河物語発売時の総合ルール改定でこのルールは廃止され、代わりにキーワード能力「防衛」に変更された。この変更により、クリーチャー・タイプを壁に変更しても攻撃不能にはならなくなった。
- 以前は特殊なクリーチャー・タイプであったことから、過去のクリーチャー・タイプを変える能力を持つカードは、「壁でもレジェンドでもないサブタイプしか指定できない」などという制限を持っていた。
- 一時期、特殊ルールの廃止に伴い、過去のクリーチャー・タイプを変える能力を持つカードから、壁を指定できないという制限が取り除かれた時期がある。しかし、現在では元に戻っている。
- 特殊ルールの廃止に伴い、神河物語より前の霧衣の究極体/Mistform Ultimusを除くすべての壁には、オラクル更新で防衛の能力が追加されている。逆に、霧衣の究極体からは「壁でないかのように攻撃に参加できる」というテキストが削除され、文章変更効果でこのテキストの「壁」を他のクリーチャー・タイプに書き換えて攻撃に参加できなくさせるようなことはできなくなった。