デーモン
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*[[天使]]や[[スフィンクス]]と同じく、[[職業]]を持つものはほとんどいない。 | *[[天使]]や[[スフィンクス]]と同じく、[[職業]]を持つものはほとんどいない。 |
2020年9月30日 (水) 19:20時点における版
デーモン/Demonは、クリーチャー・タイプの1つ。
クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行、トランプル
あなたのアップキープの開始時に、奈落の王以外のクリーチャーを1体生け贄に捧げる。できない場合、奈落の王はあなたに7点のダメージを与える。
クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行、トランプル
あなたはゲームに勝利することはなく、あなたの対戦相手はゲームに敗北することはない。
初出はリミテッド・エディションの奈落の王/Lord of the PitとDemonic Hordes。黒の大型クリーチャーの代表格だったが、その存在の宗教観から、長い氷河期があったクリーチャー・タイプである。後にオラクルが更新されたものを除けば、基本セットでは第6版から第8版まで、エキスパンションではアライアンスからジャッジメントまでには収録されなかった。しかしオンスロート以降は各ブロックや基本セットごとに少なくとも1枚のデーモンが収録されるのが慣例となっており、現在では黒の象徴的クリーチャーに位置付けられている。神河ブロックやイニストラード・ブロックでは多くのデーモンが追加されたほか、アヴァシンの帰還では初めてコモン枠のデーモンが追加された。
基本的には黒単色だが、他の色を含む多色にも存在するため各色に存在する。赤単色のデーモンも2体存在する。例外はあるが、カードデザインの段階でコントローラーを傷つけるようなペナルティ能力が与えられることが多い[1]。
部族カードは神河ブロックとイニストラード・ブロックを中心に存在するが、フレイバーとして扱いやすい題材であるため、それ以外のカード・セットでも度々目にすることができる(悪魔との契約、内なる悪魔の顕われなど)。また、名演撃、ラクドス/Rakdos, the Showstopperではデビル、インプらと共に、広義の「悪魔」として一纏めに扱われている。
デーモン・トークンを生成するカードはBoris Devilboonや悪魔の顕現/Demonic Risingなどがある。(→トークン一覧)
伝説のデーモン・カードは両面カードの第2面も含め、ゼンディカーの夜明け現在26枚存在する(「伝説の(Legendary)・デーモン(Demon)」でWHISPER検索)が、烏羅未の墳墓/Tomb of Uramiの能力で生成される烏羅未/Urami・トークンを含めると27体存在することとなる。
ストーリー
マジック:ザ・ギャザリングにおいて、悪魔の定義は「人々の魂の邪悪な部分が物理的な形を取ったもので、非常に心のねじれた人間が死ぬ時に黒マナの噴流によって形を成す」となっている。つまりデーモンは黒マナの顕現や化身というべき存在であるが、デーモン自体は基本的に元々デーモンとして生まれてくる。高い知性と邪悪な行いで文明社会へ悪影響をもたらす。信仰心の高い社会において悪魔崇拝が行われるだけではなく、文明の規範となる教会組織に入り込んで信仰を捻じ曲げて教会を乗っ取る場合もある。純粋なマナの顕現であるため天使と同様に基本的にはプレインズウォーカーの灯を持つことはないが、他種族がデーモンに変質する場合もあるためデーモンにもプレインズウォーカー/Planeswalkerは存在する(→オブ・ニクシリス/Ob Nixilis)。
- 神河/Kamigawa
- 神河の次元/Planeでは「鬼/Oni」がこのクリーチャー・タイプになっている。 彼らには額に3つ目の目が描かれており、スピリットのサブタイプを併せ持つ。日本で一般的に知られる「鬼」とは若干設定が異なるようだ。この次元には赤単色のデーモンが存在する。また、神河ブロックではオーガを参照するものが何体か存在する。「神の乱/Kami War」が勃発すると、無情の碑出告/Heartless Hidetsuguを始めとした邪悪な崇拝者らが多くの鬼を解き放ち、破壊をもたらした。
- ラヴニカ/Ravnica
- 代表的なデーモンとしてはラクドス/Rakdosが存在しており、彼はラクドス教団/The Cult of Rakdosを率いている。多くの種族が共に暮らすこの次元では、他種族と混血のデーモンの姿も見られる。
- イニストラード/Innistrad
- 純粋な黒マナからなる存在で、デビルを従える。アヴァシン/Avacynが誕生し邪悪な勢力を退けると、その隙間を埋めるように姿を現した。人間達の中にも彼らを崇拝する者が現れ、それらはスカースダグ/Skirsdagと呼ばれる教団となった。彼らは倒されてもマナに還るだけで再び新たな存在となって現れるため、アヴァシンは彼らを倒すのではなく獄庫/Helvaultに封印する様にした。
- タルキール/Tarkir
- タルキールにはラクシャーサ/Rakshasaと呼ばれる猫のデーモンが棲息しており、スゥルタイ群/The Sultai Broodと契約している。歴史改変後のタルキールにおいても、シルムガル氏族/The Silumgar clanの一員となっている。
- カラデシュ/Kaladesh
- カラデシュでのデーモンは人造のクリーチャーである。「The Art of Magic:The Gathering Kaladesh」によれば、闇の設計図/Dark Schematicに従い原型を製造、霊気/Aetherを吹き込むことで作り出される。設計図は名も知れぬ発明家が、天使あるいはかつて存在したオリジナルの悪魔を模して生み出したといわれる。
- アモンケット/Amonkhet
- 神々に庇護された都市・ナクタムン/Naktamunから遠く離れたイフニルの死界/Ifnir Deadlandsや呪われた者の揺り籠/Cradle of the Accursedのような場所にデーモンの巣がある。天使に連れて来られた最も悪辣な造反者の末路がそこにあるとも、王神/The God-Pharaoh自らがそれらをこの地に追放したとも伝えられる。実際には王神ことニコル・ボーラス/Nicol Bolasの目論みの一端でもあり、デーモンという脅威を存在させておくことで民へと来世を信じさせ、試練へと向かわせるという意図がある。
参考
- ↑ A Few Multiple-Choice Words(Makig Magic 2010年10月25日 Mark Rosewater)
- Demons! Demons! D3m0nZ!!1!(Feature 2004年7月5日 Brady Dommermuth著)
- Where Have All The Demons Gone?(Making Magic 2004年7月5日 Mark Rosewater著)
- Third eye of Oni(Arcana 2005年3月22日 Wizards社)
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