レオニンの裁き人/Leonin Arbiter
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2020年5月18日 (月) 00:11時点における版
Leonin Arbiter / レオニンの裁き人 (1)(白)
クリーチャー — 猫(Cat) クレリック(Cleric)
クリーチャー — 猫(Cat) クレリック(Cleric)
プレイヤーはライブラリーから探せない。いずれのプレイヤーも(2)を支払うことで、ターン終了時までこの効果を無視してもよい。
2/2ライブラリーを探すことを禁止するクリーチャー。ただし2マナ支払うことで一時的にその効果を無視できる。
精神固めの宝珠/Mindlock Orbほど制限は強くないが、最低限熊なのでビートダウンデッキに入れてもある程度戦闘で役立ってくれるのが強み。サーチを多用するデッキへの対抗策としてサイドボードへの採用が考えられる。
登場時のスタンダード環境ではゼンディカーのフェッチランドを筆頭に、耕作/Cultivate、原始のタイタン/Primeval Titan、獣相のシャーマン/Fauna Shaman、戦隊の鷹/Squadron Hawkなどのサーチカードが広く使われているため、多くのデッキが動きを阻害されるだろう。逆に、白側もステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx+フェッチランドと噛み合わないので、出し所には気を使う必要がある。
モダンやレガシーでは白系の妨害アグロで採用される(→ヘイトベアー)。カードプールの広い環境ではフェッチランドを筆頭にサーチが多用されるため、そのままでも対戦相手への妨害になることが多いが、流刑への道/Path to Exileや幽霊街/Ghost Quarterのデメリットを帳消しにする、霊気の薬瓶/AEther Vialからインスタント・タイミングで奇襲するなど、さらなるアドバンテージに繋がるシナジーが生まれている。
- 同様にサーチを一部制限する白のカードとして、過去に(あるいは未来、ではなくアモンケットに)エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensorがあった。モダン以下の環境ではよく併用される。
ルール
- 2マナ支払うことは、常在型能力の効果を失わせる特別な処理である。プレイヤーは優先権を持っている時ならばいつでも実行でき、これはスタックを用いずに処理される(CR:116.2d)。
- 逆の言い方をすれば、優先権を持っていなければこの処理を実行することはできない。具体的には、これを追放している拘留代理人/Deputy of Detentionに流刑への道/Path to Exileが撃たれた場合などが挙げられる。このケースではレオニンの裁き人が戦場に出ることと基本土地を探すことがどちらも流刑への道の解決中に行われており、この二つのイベントの間に優先権が発生するタイミングが存在しないため処理を実行できない。
- 2マナを支払ったプレイヤーは、そのターンの間この効果を無視し続ける。一度探すごとに2マナを支払う必要はない。
- 複数のレオニンの裁き人が戦場にいるならば、1体につき2マナずつ支払わないかぎり、ライブラリーから探せるようにはならない。一部のレオニンの裁き人に対してのみマナを支払うこともできるが、意味はない。
- 探すことが禁止されていても、実行可能な部分は通常通り実行される。
- ライブラリーを探すことを禁止されている間に、ライブラリーを探した後切り直す効果を実行する場合、その書式によって若干挙動が異なることに注意。
- 「ライブラリーを探してもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。」という書式の場合、探すことができないため、ライブラリーを切り直すこともない。
- 「ライブラリーを探す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。」という書式の場合、探す効果は失敗するが、ライブラリーは切り直さなくてはならない。
参考
- レオニン/Leonin(背景世界/ストーリー用語)
- 特別な処理を要求するカード
- カード個別評価:ミラディンの傷跡 / ミラディン陣営 - レア