蘇生

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*開発時には、「蘇生」ではなく「虐殺/Carnage」というメカニズムがグリクシスに割り当てられていた。これは「クリーチャーが戦場から墓地に置かれたときに誘発して何かを行う」能力で[[Khabal Ghoul]]を祖とするものであったが、青にそぐうメカニズムとはいえず、反対に赤の[[貪食]]とは高い親和性を示したことから、グリクシスから[[ジャンド/Jund]]に移された<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/shard-candy-2008-09-15 Shard Candy](Feature 2008年9月15日)</ref><ref name="LD1" />。
 
*開発時には、「蘇生」ではなく「虐殺/Carnage」というメカニズムがグリクシスに割り当てられていた。これは「クリーチャーが戦場から墓地に置かれたときに誘発して何かを行う」能力で[[Khabal Ghoul]]を祖とするものであったが、青にそぐうメカニズムとはいえず、反対に赤の[[貪食]]とは高い親和性を示したことから、グリクシスから[[ジャンド/Jund]]に移された<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/shard-candy-2008-09-15 Shard Candy](Feature 2008年9月15日)</ref><ref name="LD1" />。
 
**「虐殺/Carnage」には、[[藻のガリアル/Algae Gharial]]と[[死を出迎える者/Deathgreeter]]、[[風切るイグアナール/Hissing Iguanar]]、[[血編み髪のクレシュ/Kresh the Bloodbraided]]、[[崖崩れの精霊/Rockslide Elemental]]、[[ゴミあさりのドレイク/Scavenger Drake]]、[[不純な影/Vicious Shadows]]が該当する。
 
**「虐殺/Carnage」には、[[藻のガリアル/Algae Gharial]]と[[死を出迎える者/Deathgreeter]]、[[風切るイグアナール/Hissing Iguanar]]、[[血編み髪のクレシュ/Kresh the Bloodbraided]]、[[崖崩れの精霊/Rockslide Elemental]]、[[ゴミあさりのドレイク/Scavenger Drake]]、[[不純な影/Vicious Shadows]]が該当する。
**「虐殺/Carnage」は、「死テーマ」のメカニズムとして[[イニストラード]]にも採用された<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/002172/ 来いよイニストラード その2](Making Magic 2011年9月12日)</ref>。
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**「虐殺/Carnage」は、「死テーマ」のメカニズムとして[[イニストラード]]にも採用された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003995/ 来いよイニストラード その2](Making Magic 2011年9月12日)</ref>。
 
*プレイテスト時、「蘇生」は[[死者の夜明け/Dawn of the Dead|Dawn of the Dead]]を略して「DoD」または「DotD」と呼ばれた<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/conflux-design-feature-article-2009-02-09-0 Conflux Design Feature Article](Feature 2009年2月9日)</ref>。
 
*プレイテスト時、「蘇生」は[[死者の夜明け/Dawn of the Dead|Dawn of the Dead]]を略して「DoD」または「DotD」と呼ばれた<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/conflux-design-feature-article-2009-02-09-0 Conflux Design Feature Article](Feature 2009年2月9日)</ref>。
  
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*墓地から再利用するという点は[[フラッシュバック]]に似ているが、蘇生は起動型能力であり、[[呪文]]として唱えているわけではない点に注意。
 
*墓地から再利用するという点は[[フラッシュバック]]に似ているが、蘇生は起動型能力であり、[[呪文]]として唱えているわけではない点に注意。
 
**通常の呪文に対する[[打ち消す|打ち消し]]では防げず、[[もみ消し/Stifle]]などが必要。また、[[灰の盲信者/Ash Zealot]]などが持つ「[[墓地]]から呪文を[[唱える]]たびに誘発する[[誘発型能力]]」は誘発しない。
 
**通常の呪文に対する[[打ち消す|打ち消し]]では防げず、[[もみ消し/Stifle]]などが必要。また、[[灰の盲信者/Ash Zealot]]などが持つ「[[墓地]]から呪文を[[唱える]]たびに誘発する[[誘発型能力]]」は誘発しない。
*ゴシックホラーがテーマである[[イニストラード・ブロック]]で[[再録]]が検討されたが、[[イニストラード]]時点で[[部族 (俗称)|部族]]・[[死亡誘発]]・[[陰鬱]]、[[闇の隆盛]]以降も[[不死]]・[[明滅]]と、クリーチャーに関連するメカニズムが多かったため、フラッシュバックが優先された<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/unanswered-questions-innistrad-2011-10-10 Unanswered Questions: Innistrad ]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/002247/ 未回答問題:イニストラード](Making Magic 2011年10月10日)</ref>。
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*ゴシックホラーがテーマである[[イニストラード・ブロック]]で[[再録]]が検討されたが、[[イニストラード]]時点で[[部族 (俗称)|部族]]・[[死亡誘発]]・[[陰鬱]]、[[闇の隆盛]]以降も[[不死]]・[[明滅]]と、クリーチャーに関連するメカニズムが多かったため、フラッシュバックが優先された<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/unanswered-questions-innistrad-2011-10-10 Unanswered Questions: Innistrad ]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004003/ 未回答問題:イニストラード](Making Magic 2011年10月10日)</ref>。
  
 
==脚注==
 
==脚注==

2018年7月27日 (金) 22:58時点における版

蘇生/Unearth
種別 起動型能力
登場セット アラーラの断片ブロック
CR CR:702.84

蘇生(そせい)/Unearthは、アラーラの断片ブロックで登場したキーワード能力。これを持つカード墓地にあるときのみ機能する起動型能力である。


Dregscape Zombie / 屑肉の地のゾンビ (1)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

蘇生(黒)((黒):このカードを戦場に戻す。そのクリーチャーは速攻を得る。次の終了ステップの開始時かそれが戦場を離れる場合に、それを追放する。蘇生はソーサリーとしてのみ行う。)

2/1


Sedris, the Traitor King / 裏切り者の王、セドリス (3)(青)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 戦士(Warrior)

あなたの墓地にある各クリーチャー・カードは蘇生(2)(黒)を持つ。((2)(黒):そのカードを戦場に戻す。そのクリーチャーは速攻を得る。次のターン終了ステップの開始時か、それが戦場を離れる場合に、それを追放する。蘇生はソーサリーとしてのみ行う。)

5/5

定義

蘇生 [コスト]/Unearth [コスト]は、「[コスト]:このカードをあなたの墓地から戦場に戻す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。それが戦場を離れる場合、それを他のあらゆる領域に置く代わりにそれを追放する。この能力は、あなたがソーサリー唱えられるときにのみ起動できる。」を意味する。

解説

蘇生の起動コスト支払うことで、1ターンに限り自身をリアニメイトすることができる能力である。この能力で戦場戻しクリーチャーは、戦場を離れる追放される。

アンデッド溢れる世界のグリクシス/Grixisに割り振られた能力で、蘇生を持つ(与える)カードはの組み合わせのみである。

ルール

  • 蘇生を起動した後、それが解決されるまではそのカードは墓地に置かれたままである。解決前に墓地対策カードなどで墓地を離れた場合、蘇生は解決時に何もしない。
  • 「終了ステップ開始時に、それを追放する」というのは遅延誘発型能力である。これはもみ消し/Stifleなどで打ち消すことができ、一度打ち消せば再び誘発することはない。
    • 一方、「それが戦場を離れる場合、それを追放する。」という置換効果は、次のターン以降も有効であるので注意。
  • 速攻は蘇生によって付加される能力であるが、「追放する」効果はどちらもそのクリーチャーに付加される能力ではない。「すべての能力を失う」ような効果があった場合、蘇生によって戻ったクリーチャーは速攻を失うが、「追放する」効果は実行される。
  • 他の呪文や能力によって追放されることを蘇生の「追放する」効果が置換することはない。蘇生による追放効果は、追放領域以外に置かれる場合にのみ起こる置換だからである(他のあらゆる領域というのは、追放領域以外の領域のことを指している)。追放される場合、単純に呪文や能力の効果そのものによって追放される。
    • 上記のちらつき鬼火の方法で追放領域から戻ったクリーチャーは、蘇生で戻ったものとは異なるオブジェクトとして扱われる。

開発秘話

「蘇生」は、グリクシス担当チームがオーバーパワーな過去の失敗(発掘)を反省して開発した、墓地利用メカニズムである[1]

その他

脚注

  1. 1.0 1.1 Unearthing Grixis(Latest Devlopments 2008年10月24日)
  2. Shard Candy(Feature 2008年9月15日)
  3. 来いよイニストラード その2(Making Magic 2011年9月12日)
  4. Conflux Design Feature Article(Feature 2009年2月9日)
  5. Unanswered Questions: Innistrad /未回答問題:イニストラード(Making Magic 2011年10月10日)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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