咆哮する予言者、ロシーン/Rosheen, Roaring Prophet
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伝説のクリーチャー — 巨人(Giant) シャーマン(Shaman)
咆哮する予言者、ロシーンが戦場に出たとき、カード6枚を切削する。あなたはその中からマナ・コストに(X)を含むカード1枚をあなたの手札に加えてもよい。
(T):あなたの手札にありマナ・コストに(X)を含む望む枚数のカードを公開する。これにより公開されたカード1枚につき(◇)(◇)を加える。このマナは(X)を含むコストにしか支払えない。
戦場に出たときにマナ・コストにXを含むカードを濾過する伝説の巨人・シャーマン。
期待値としては通常の60枚デッキで10枚入っていれば1枚捲れる計算だが、後述する能力も考慮すると全体をある程度寄せておきたい。濾過は切削形式なので墓地を肥やすことも可能だが、色の組み合わせとしては墓地利用はそこまで得意ではない。一応緑は回収の形で利用できる他、フラッシュバックを含むカードなども少ない訳ではないので、似たような機能のカードが存在する場合はそれらを持つカードを優先しておくと役に立つ場面はあるかもしれない。もちろん黒や白をタッチしてもOK。
手札からマナ・コストにXを含むカードを公開することで、マナ・コストにXを含むコスト専用の無色マナを生み出すマナ能力も持つ。唱えるためのコストはもちろん、起動型能力や誘発型能力のために使う場合でも、そのコストにXを含むのであれば利用可能。公開するカード1枚につき2マナと効率は良く、捨てる必要などは無いのでカード・アドバンテージを失う必要もない。もちろん公開したカードを唱えるために使ってもよしと、割と用途は広い。タップ・シンボルを含むが支払いそのものに制限は無く、条件を満たすコストであれば何枚に渡って使ってもよいので、上手く扱えれば相当量のアドバンテージに繋ぐことが出来る。
総じてコストにXを含むカード、特にマナ・コストにXを含むカードを中心にしたデッキ向けの存在。現時点ではこれといって目立った活躍はしていないが、独自性が強く、使用できるフォーマットのカードプールも広いため、今後の研究次第では一線級に躍り出る可能性もあるか。短所としては除去耐性を持たない点で、カードプールの広さは即ち除去の選択肢の広さ。これに依存したデッキを組むのであれば如何にして場持ちを改善するかがポイントになるだろう。
[編集] ルール
- 起動型能力はマナ能力である。スタックを用いないため、起動に対応して手札を捨てさせるようなプレイングは不可能である。
- 「(X)を含むコスト」とは、呪文の総コスト、起動型能力のコスト、特別な処理のコスト(待機や変異のためのコスト)、または呪文や能力の解決の一部として支払わねばならないコスト(卑下/Condescendのためのコスト等)のことである。呪文の総コストは、それのマナ・コストか代替コスト(たとえばフラッシュバックによるもの)のいずれかと、何らかの追加コスト(たとえばキッカーによるもの)を含める。あなたがそれにマナを支払うことができるなら、それはコストである。そのコストに(X)のシンボルが含まれるなら、ロシーンによって生み出されたマナを支払うことができる。
- あなたはロシーンから生み出したマナを(X)を含むコストのうちどの部分に使用してもよい。支払うのは(X)の部分のみに限定されるわけではない。
- 例:彗星の嵐/Comet Stormはマナ・コストが(X)(赤)(赤)で、多重キッカー(1)を持つ呪文である。X=2で多重キッカー2回で唱える場合、その総コストは(4)(赤)(赤)となる。あなたは多重キッカーで追加された不特定マナ部分のコストもロシーンから生み出したマナで支払ってもよい。
- あなたはロシーンによって生み出されたマナを複数の(X)を含むコストに使い分けてもよい。
[編集] 関連カード
- 曲がりくねりのロシーン/Rosheen Meanderer
- 咆哮する予言者、ロシーン/Rosheen, Roaring Prophet
[編集] ストーリー
ロシーン/Rosheenはローウィン/Lorwyn/シャドウムーア/Shadowmoorの巨人/Giant(イラスト1、イラスト2)。
詳細はロシーン/Rosheenを参照。