スズメバチの一刺し/Hornet Sting

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Hornet Sting / スズメバチの一刺し (緑)
インスタント

クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。スズメバチの一刺しはそれに1点のダメージを与える。


WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。

ウンヤロ蜂の一刺し/Unyaro Bee Stingを思わせる珍しい火力呪文カード名も似ているのでリメイクと言えるかもしれない。

ウンヤロ蜂の一刺しほどではないが、やはり火力としての効率は悪い。稲妻/Lightning Boltと同セットに存在するのは、色の役割をはっきりさせる目的であろう。

構築ではウィニーシステムクリーチャー用の除去として、緑単色または緑青デッキサイドボードに採用されることがある。除去のためにタッチを足さなくてよい点が評価されている。特にエターナルでは緑単においてゴブリンの従僕/Goblin Lackey後攻でも確実に止められるカードとして重宝されていた。また、通常火力の色であるに比べ、プロテクションに引っかかりづらいのも利点である。リミテッドでも一考の余地がある。

[編集] 評価

色の役割の第一人者であるMark Rosewaterは、このカードの存在に常々強く反対しており、このカードを「カラーパイ折れ」と見なしている[1]。曰く、緑が火力を苦手としていることを示したいのなら、赤より弱い火力を作るのではなく、最初から緑の火力を作らなければよい。緑単色デッキが火力を使えること自体が問題なのではなく(無色アーティファクトを使えばできるし、それは許されている)、プレイヤーが緑の火力を見て、誤った知識を得てしまうことが問題である[2]

  • 後の女王スズメバチ/Hornet Queenにも反対しているMarkは、「スズメバチは私の命取りである」と述べている[3]
  • 上記のエピソードからか、額縁にこれのプレミアム・カードを20枚(=プレイヤー1人を殺せる枚数)納めてMarkの元に送ったファンがいる[4]

[編集] 脚注

  1. Bleeding Cool/クールな染み出しかたMaking Magic 2015年4月6日 Mark Rosewater著)
  2. Feel the Burn/火力を感じよう(Feature 2010年11月15日 Mark Rosewater著)
  3. Card Duty, Part 1/カードの義務 その1(Making Magic 2014年7月7日 Mark Rosewater著)
  4. Magic Design from A to Z, Part 1/マジックのデザイン・AからZ その1(Making Magic 2022年7月11日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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