騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor

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''WHISPERのテキストには誤りがあります。「それの名前が《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》のままであり、」は「それの名前が《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》であり、」と読み替えて下さい。''
  
毎度おなじみ?の[[コピーカード]]。
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[[戦場]]の好きな[[クリーチャー]]の[[コピー]]として[[戦場に出る]]、[[伝説のクリーチャー]]版[[クローン/Clone]]。
  
しかし、[[クローン/Clone]]と違って、例外的な規定が多いのでかなりややこしい。
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クローンとの最大の違いは、'''[[カード名]]が「騙り者、逆嶋」になる'''ということ。そのため、伝説のクリーチャーをコピーしても[[レジェンド・ルール]]に引っかかることなく、そのまま併用することができる。登場当初のルールではいわゆる[[対消滅]]型のレジェンド・ルールであったため、対戦相手の伝説のクリーチャーをコピーして奪うことができる唯一のクローン系クリーチャーという大きな特徴であった。現在のルールにおいては自軍の伝説のクリーチャーを増やす際にしか影響せず、少々地味になっている。
ようするに名前が「名前が『騙り者、逆嶋』のままコピーする」ということが肝。あくまで名前を参照する[[レジェンド・ルール]]の裏をかき、[[伝説の]][[クリーチャー]]の[[コピー]]を可能とする。
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そのため、名前を参照するカードに強く影響を与える。
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<!-- 「他の」なので修整は+4/+4です -->
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コピー時に自身を[[手札]][[戻す]][[能力]][[得る]]のも大きな違いであり、戻して出し直すことでより強いクリーチャーにコピー先を乗り換えたり、あるいは[[ETB]]能力持ちを何度もコピーして能力を再利用したりできる。
[[山崎兄弟/Brothers Yamazaki]]が二体場に出ている状態で、山崎兄弟をコピーして場に出した場合を例とする。
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あくまで山崎兄弟の能力は名前を参照して[[レジェンド・ルール]]を破っているため、『騙り者、逆嶋』はこの状態では墓地に置かれることはない。
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しかしあくまで名前は「騙り者、逆嶋」のままで山崎兄弟の能力をもつので、結果それぞれの(本物の)山崎兄弟は+4/+4の[[修整]][[速攻]]を得るが、逆嶋自身は修整も受けないし速攻も持たない。
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そしてさらに逆嶋をもう一枚、山崎兄弟を対象としてコピーした場合、こんどは『山崎兄弟の能力を持った騙り者、逆嶋という名前のカード』が場に二枚出ることとなり、逆嶋二体に[[レジェンド・ルール]]が適用されて、それらのカードは墓地に置かれる。
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*コピー元の[[CR:202.2|テキスト]]にある自分自身の[[カード名]]を、[[コピー]]に関しては「騙り者、逆嶋」と読みかえる。([[CR202.2]]参照。)
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[[アラーラ再誕]]追加後の[[エクステンデッド]]では、[[大祖始/Progenitus]]をコピーできるコピーカードとして[[超起源|超起源デッキ]]に投入されていた。[[超起源/Hypergenesis]]は'''同時に戦場に出るわけではない'''ためこういったことが可能。
*[[トークン]]や[[変異]]前のクリーチャーをコピーしても名前を「騙り者、逆嶋」と読みかえる。
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*[[反転カード]]をコピーした場合は反転前も反転後も名前を「騙り者、逆嶋」と読みかえる。
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*クローン系クリーチャーにしては珍しく、[[多相の戦士]][[クリーチャー・タイプ]]を持っておらず、カードに印刷された[[P/T]]が0/0ではない。彼が生身の[[人間]]であり、身につけた技術によって「変装」していることの表現である。
*(クリーチャー化している)クリーチャーでないパーマネントをコピーしても、伝説性は保持される。
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**[[コピー]]してしまえばそれらの[[特性]]は上書きされるためたいていは気にする必要はないが、コピーしないことを選んだ場合に影響があるほか、[[手札]]や[[墓地]]などで参照する際には印刷されている情報を用いるので、例えば[[目覚ましヒバリ/Reveillark]]で戻せないなど細かくも見逃せない差異がある。
*コピーを行わない場合、能力を得ないので手札には戻せない。
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*のちの[[プレインチェイス2012]]では彼から能力を学んだ[[忍者]]、[[逆嶋の学徒/Sakashima's Student]]が登場した。
*能力を起動したあとに場を離れた場合、手札には戻ってこない。
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*[[上位の人間、焔村/Homura, Human Ascendant]]をコピーしているこれが墓地に置かれた場合、(通常どおり)反転状態の[[位相]]で場に戻る。すなわち、場に戻るに際し[[反転カード]]をコピーすればいきなり反転後の状態として場に出る。
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==ルール==
*手札に戻る能力はコピー能力によって与えられるので、[[コピー可能な値]]である。もっとも、コピーの能力は[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]でもでてない限り使うチャンスはないが。
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*コピーするクリーチャーをいつ選ぶかなど基本的なルールは、[[クローン/Clone#ルール|クローン/Cloneのルール]]を参照。
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*コピー元が持つ能力が、コピー元のカード名でそれ自身を参照している場合、そのコピー元のカード名は「騙り者、逆嶋」と読み替える({{CR|201.5b}}参照)。
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**[[山崎兄弟/Brothers Yamazaki]]のように「『([[カード名]])』という名前」の形で自分以外も参照するものに関しては読み替えない(山崎兄弟をコピーした場合、逆嶋は他の山崎兄弟による[[修整]]や[[速攻]]を得られない)。
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**[[反転カード]]をコピーした場合は反転前も反転後もカード名を「騙り者、逆嶋」と読みかえる。
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*[[変異]]クリーチャーなど名前を持たないクリーチャーをコピーした場合もカード名は「騙り者、逆嶋」になる。
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*([[クリーチャー化]]している)クリーチャーでない[[パーマネント]]をコピーしても、[[伝説の|伝説性]]は保持される。
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*[[上位の人間、焔村/Homura, Human Ascendant]]をコピーしているこれが[[墓地]]に置かれた場合、(通常どおり)[[反転]]状態の[[位相]]で戦場に戻る。すなわち、戦場に戻るに際し反転カードをコピーすればいきなり反転後の状態として戦場に出る。
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*自身を手札に戻す能力はコピーして戦場に出す際に得るものである([[コピー可能な値]])。そのため、コピーせず戦場に出した場合はその能力を[[起動]]できない。
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*自身を手札に戻す能力を起動した後に[[戦場を離れる|戦場を離れた]]場合は手札に戻らない。
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*かつて[[プレインズウォーカーの唯一性ルール]]が存在した頃は、[[あなた|自分]]が[[コントロール]]する[[クリーチャー化]]した[[プレインズウォーカー]]([[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]など)をコピーすると、自身かコピー元のどちらか一方を[[墓地に置く]]必要があった([[カード・タイプ]]の「プレインズウォーカー」と、[[プレインズウォーカー・タイプ]]の「[[ギデオン]]」がどちらもコピーされることにより、プレインズウォーカーの唯一性ルールが適用される条件を満たすことになるため)。現在のルールでは、双方の名前が異なるためレジェンド・ルールの適用を受けずどちらも戦場に残る。
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==オラクルの変遷==
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印刷時の[[ルール文章]]は「それの名前が騙り者、逆嶋'''のまま'''であり、/except its name is '''still''' Sakashima the Impostor,」というものだったが、[[2018年]]7月の[[オラクル]]更新で現在の文章に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/core-set-2019-oracle-changes-2018-07-06 Core Set 2019 Oracle Changes](News 2018年7月6日)</ref>。
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==関連カード==
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{{キャラクターを表すカード/逆嶋顕至}}
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==ストーリー==
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詳細は[[逆嶋顕至/Kenshi Sakashima]]を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/sok/sakashima,,ja 仮面の陰の顔]([[WotC]]、文:[[Rei Nakazawa]])
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<references />
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/820 壁紙]
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/wallpaper-week-sakashima-impostor-2005-05-13 Wallpaper of the Week: Sakashima the Impostor](Feature 2005年5月13日)
*[[Sakashima the Impostor]]([[Magic Online Vanguard]])
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*[[コピーカード]]
*[[カード個別評価:神河ブロック]]
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*[[Sakashima the Impostor Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]])
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*[[カード個別評価:神河救済]] - [[レア]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2023年#City Styles|Secret Lair Drop Series: City Styles]]
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__NOTOC__
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[[Category:テキストが正常でないカード]]

2023年1月31日 (火) 19:19時点における最新版


Sakashima the Impostor / 騙り者、逆嶋 (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)

あなたは「騙り者、逆嶋は、それの名前が《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》のままであり、それがそれの他のタイプに加えて伝説であり、それが『(2)(青)(青):次の終了ステップの開始時に、このクリーチャーをオーナーの手札に戻す。』を持つことを除いて、戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして戦場に出る」ことを選んでもよい。

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WHISPERのテキストには誤りがあります。「それの名前が《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》のままであり、」は「それの名前が《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》であり、」と読み替えて下さい。

戦場の好きなクリーチャーコピーとして戦場に出る伝説のクリーチャークローン/Clone

クローンとの最大の違いは、カード名が「騙り者、逆嶋」になるということ。そのため、伝説のクリーチャーをコピーしてもレジェンド・ルールに引っかかることなく、そのまま併用することができる。登場当初のルールではいわゆる対消滅型のレジェンド・ルールであったため、対戦相手の伝説のクリーチャーをコピーして奪うことができる唯一のクローン系クリーチャーという大きな特徴であった。現在のルールにおいては自軍の伝説のクリーチャーを増やす際にしか影響せず、少々地味になっている。

コピー時に自身を手札戻す能力得るのも大きな違いであり、戻して出し直すことでより強いクリーチャーにコピー先を乗り換えたり、あるいはETB能力持ちを何度もコピーして能力を再利用したりできる。

アラーラ再誕追加後のエクステンデッドでは、大祖始/Progenitusをコピーできるコピーカードとして超起源デッキに投入されていた。超起源/Hypergenesis同時に戦場に出るわけではないためこういったことが可能。

[編集] ルール

[編集] オラクルの変遷

印刷時のルール文章は「それの名前が騙り者、逆嶋のままであり、/except its name is still Sakashima the Impostor,」というものだったが、2018年7月のオラクル更新で現在の文章に変更された[1]

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

詳細は逆嶋顕至/Kenshi Sakashimaを参照。

[編集] 参考

  1. Core Set 2019 Oracle Changes(News 2018年7月6日)
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