原初の土/Primal Clay

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一方、この柔軟性が有効に働く[[環境]]では評価が上がる。[[マスクス・ブロック]]期には[[ブルースカイ]]や[[ブラストダーム/Blastoderm]]など複数の[[デッキタイプ]]に対抗するべく[[メインデッキ]]から採用するデッキもあった。
 
一方、この柔軟性が有効に働く[[環境]]では評価が上がる。[[マスクス・ブロック]]期には[[ブルースカイ]]や[[ブラストダーム/Blastoderm]]など複数の[[デッキタイプ]]に対抗するべく[[メインデッキ]]から採用するデッキもあった。
 
*これの[[下位互換]]として[[千年王国のガーゴイル/Millennial Gargoyle]]や[[金色の歩哨/Gilded Sentinel]]が登場している。
 
*[[次元の混乱]]にて、[[青]]の[[原初のプラズマ/Primal Plasma]]として[[タイムシフト]]。
 
 
*[[2007年9月サブタイプ変更]]で[[多相の戦士]]の[[クリーチャー・タイプ]]を獲得した。
 
*[[2007年9月サブタイプ変更]]で[[多相の戦士]]の[[クリーチャー・タイプ]]を獲得した。
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*この能力は置換効果を作る常在型能力である({{CR|614.1c}})。また、[[パワー]]・[[タフネス]]の値や[[能力]]は原初の土のコピー可能な値となる({{CR|707.2}})。
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**戦場にあるパーマネントを戦場にある原初の土のコピーにすると、その原初の土が戦場に出る際に選ばれたパワー・タフネスや能力を持つコピーになる。
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**[[クローン/Clone]]などが原初の土のコピーとして戦場に出ようとすると、コピーをした上で原初の土の置換効果が更に適用されるので再びパワーやタフネスを選ぶことができる。能力は追加されていくので、原初の土とクローンのどちらかが飛行を選んでいれば飛行を、どちらかが防衛を選んでいたら防衛を持つ。[[クリーチャー・タイプ]]を変化させる選択肢は1つのみなので、どちらかで壁を選んでいれば壁のクリーチャー・タイプを持つ。
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==関連カード==
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*これの[[下位互換]]として[[千年王国のガーゴイル/Millennial Gargoyle]]や[[金色の歩哨/Gilded Sentinel]]などが登場している。
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===類似カード===
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戦場に出た後からも臨機応変に変化できるものは[[ウルザの報復者/Urza's Avenger]]の項を参照。
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*[[原初のプラズマ/Primal Plasma]] - (3)(青)。[[青]]にカラーシフトした原初の土。([[次元の混乱]])
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*[[不気味舞い/Grimdancer]] - (1)(黒)(黒)3/3。[[威迫]]、[[絆魂]]、[[接死]]の3種類の[[キーワード・カウンター]]の内2つが乗る。([[イコリア:巨獣の棲処]])
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*[[怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate]] - (3)(緑)(緑)[[プレインズウォーカー]]の+1[[忠誠度能力]]。3/3[[トランプル]]か3/3[[警戒]]か3/3[[到達]]の[[トークン]]を[[生成]]。(イコリア:巨獣の棲処)
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*[[自然の化身/Wild Shape]] - (緑)[[インスタント]]。対象クリーチャーをターン終了時まで3/3トランプルか1/5到達か1/3[[呪禁]]に変化させる。([[フォーゴトン・レルム探訪]])
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*[[古霊招来/Invoke the Ancients]] - (1)(緑)(緑)(緑)(緑)[[ソーサリー]]。4/5の[[トークン]]を2体[[生成]]し、トランプルか警戒か到達のキーワード・カウンターのうち1個をそれぞれ選んで置く。([[神河:輝ける世界]])
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*[[編集長、デンリー・クリン/Denry Klin, Editor in Chief]] - (2)(白)(青)2/2。+1/+1か[[先制攻撃]]か警戒カウンターの3種のうち1個が乗る。後続のトークンでない各クリーチャーにも乗る。([[ニューカペナの街角統率者デッキ]])
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{{サイクル/イコリア:巨獣の棲処の二択のキーワード能力を持つクリーチャー}}
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戦場に出る際に性能を選択できるという意味では[[解鎖]]と[[暴動]]も似た[[メカニズム]]と言える。また、[[モード]]を持つ呪文全般(特にクリーチャー)も当てはまる。
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==ストーリー==
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'''原初の土'''/''Primal Clay''は[[ウルザ/Urza]]が発明した自動人形の1種({{Gatherer|id=1017|イラスト1}}、{{Gatherer|id=3807|イラスト2}}、{{Gatherer|id=268530|イラスト3}})。[[タウノス/Tawnos]]の[[粘土像/Clay Statue#ストーリー|粘土像/Clay Statue]]に用いられた特殊な粘土「原初の土」を利用して、ウルザは固定の内骨格を持たずに、用途に応じて形態を変形させるこれらの[[多相の戦士/Shapeshifter#ストーリー|shape-shifting automaton(多相の自動人形)]]を生産した。(特殊粘土「原初の土」については[[粘土像/Clay Statue#ストーリー]]参照。)
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===登場作品===
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*[[The Brothers' War]](小説)
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[コモン]]
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__NOTOC__

2024年2月14日 (水) 01:35時点における最新版


Primal Clay / 原初の土 (4)
アーティファクト クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

原初の土が戦場に出るに際し、それは「3/3のアーティファクト・クリーチャー」「飛行を持つ2/2のアーティファクト・クリーチャー」「それの他のタイプに加えて、防衛を持つ1/6の壁(Wall)アーティファクト・クリーチャー」のうちあなたが選んだ1つになる。(防衛を持つクリーチャーは攻撃できない。)

*/*

中堅地上」「小型飛行」「頑丈な」の3つの姿から1つを選んで戦場に出る、柔軟性の高いアーティファクト・クリーチャー

どの形態を選んだ場合も、無色のアーティファクト・クリーチャーとしては悪くない性能。有色クリーチャーに比べると割高だが、柔軟性の代償と思えば仕方ないところ。とはいえ、あるデッキに入れたいクリーチャーにはそのデッキに適した傾向があるので、初めから「そのの中で適切かつ強い」カードを入れていくのがデッキ構築においては一般的。それらのカードを押しのけるほどに魅力的と判断されることは少なく、採用されることは稀。

一方、この柔軟性が有効に働く環境では評価が上がる。マスクス・ブロック期にはブルースカイブラストダーム/Blastodermなど複数のデッキタイプに対抗するべくメインデッキから採用するデッキもあった。

  • 2007年9月サブタイプ変更多相の戦士クリーチャー・タイプを獲得した。
  • この能力は置換効果を作る常在型能力である(CR:614.1c)。また、パワータフネスの値や能力は原初の土のコピー可能な値となる(CR:707.2)。
    • 戦場にあるパーマネントを戦場にある原初の土のコピーにすると、その原初の土が戦場に出る際に選ばれたパワー・タフネスや能力を持つコピーになる。
    • クローン/Cloneなどが原初の土のコピーとして戦場に出ようとすると、コピーをした上で原初の土の置換効果が更に適用されるので再びパワーやタフネスを選ぶことができる。能力は追加されていくので、原初の土とクローンのどちらかが飛行を選んでいれば飛行を、どちらかが防衛を選んでいたら防衛を持つ。クリーチャー・タイプを変化させる選択肢は1つのみなので、どちらかで壁を選んでいれば壁のクリーチャー・タイプを持つ。

[編集] 関連カード

[編集] 類似カード

戦場に出た後からも臨機応変に変化できるものはウルザの報復者/Urza's Avengerの項を参照。

イコリア:巨獣の棲処の、二択のキーワード能力を持つクリーチャーサイクル。2種類のキーワード・カウンターのうち、選んだ1つが置かれた状態で戦場に出る稀少度コモン

戦場に出る際に性能を選択できるという意味では解鎖暴動も似たメカニズムと言える。また、モードを持つ呪文全般(特にクリーチャー)も当てはまる。

[編集] ストーリー

原初の土/Primal Clayウルザ/Urzaが発明した自動人形の1種(イラスト1イラスト2イラスト3)。タウノス/Tawnos粘土像/Clay Statueに用いられた特殊な粘土「原初の土」を利用して、ウルザは固定の内骨格を持たずに、用途に応じて形態を変形させるこれらのshape-shifting automaton(多相の自動人形)を生産した。(特殊粘土「原初の土」については粘土像/Clay Statue#ストーリー参照。)

[編集] 登場作品

[編集] 参考

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