サリア/Thalia

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サリア/Thaliaイニストラード・ブロック初出のキャラクター。カードとしては闇の隆盛スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thrabenが初出。

目次

[編集] 解説

イニストラード/Innistradに住むアヴァシン教会/The Church of Avacyn聖戦士/Cathar人間/Humanの女性(イラスト)。

卓越した剣技と知略、そして勇気と慈愛の心を持ち、若くして月皇/Lunarchに仕える精鋭防衛部隊の隊長、通称「スレイベンの守護者/The Guardian of Thraben」となった。

[編集] 経歴

[編集] サリアの急速な台頭/Thalia's Rapid Rise

サリアはガヴォニー/Gavonyで最も将来有望な聖戦士の一人だった。エルゴード訓練場/The Elgaud Groundsの学院を卒業してすぐに、彼女は自分の価値を証明した――審問官/Inquisitorとしての、兵士としての、吸血鬼/Vampire殺しとしての価値を。彼女は優れた剣士であり、聖戦士となって数ヶ月のうちにいくつもの血統の古き吸血鬼に勝利し、その狡知に長ける戦いぶりで知られるようになった。しかしながら真に彼女を特別たらしめ、スレイベンの精鋭兵への仲間入りをさせたのは、その強情なまでに他者を思いやる心だった。

聖戦士となってから2年目に、サリアは「スレイベンの守護者」であるロサー/Lotharの目に留まった。彼女は一人の老人を救うため、爪の群れ/The Krallenhorde狼男/Werewolf全員に単身立ち向かい、剣を振るっていたのだ。その無私の勇気に感銘を受けたロサーは、その日のうちに彼女を自分の部隊に迎え入れた。すぐに彼女はロサーの副官に昇進し、彼を補佐してスレイベンを防衛する役目を任されるようになった。

ロサーの右腕として、サリアはアヴァシン大聖堂/The Cathedral of Avacynに聳え立つ巨大な銀のオベリスク、獄庫/The Helvaultについて学んだ。サリアはそれがどんな犠牲を払っても守らねばならない聖なる秘宝であると教わり、ロサーと同じ誓いを、たとえ死の苦痛にあろうとも決して獄庫に危害を加えさせないという誓いを交わした――その内に、行方知れずとなっていたアヴァシン/Avacynが囚われていることを知らぬまま。

[編集] スレイベン包囲戦/The Siege of Thraben

ギサ/Gisaゲラルフ/Geralfが手を組み、グール/Ghoulスカーブ/Skaabアンデッド連合軍をスレイベンに送り込んだ。ロサーの姿はどこにも見当たらず、サリアはやむなく自らの判断で作戦を実行に移すことにした。命令を受けたトラケン/Trakenは、彼女は恐怖で正気を失ったのではないかと考えた――「スレイベン中の屋根から葺き藁を集めろ」?

準備が整うと、サリアは正門からトラケンの部隊を撤退させた。正門は一瞬で陥落し、アンデッドの大軍がスレイベンの最外環部に雪崩れ込んできた。皆が怯んだそのとき、サリアは一本のマッチを擦った。その小さな炎はスレイベン中から集めた大量の藁に燃え移り、都市の最外環部を瞬く間に火の海へと変えた。体液の主成分が灯油であるスカーブは極めて可燃性が高く、アンデッドの軍勢はたちまち炎に飲まれた。作戦は成功した。

サリアはスレイベンを救ったが、敬愛する上官を救うことはできなかった。ロサーは戦闘のさなか、謎の邪悪な声に苛まれ、城壁から身を投げて絶命していたのだ。月皇ミケウス・セカーニ/Mikaeus Cecaniはサリアを新たな「スレイベンの守護者」に任命したが、彼自身もその直後にゲラルフによって暗殺された。

[編集] 天使は蘇り、悪魔は解き放たれる/Angel's Rise and Demon's Release

悪魔グリセルブランド/Griselbrandを探していたリリアナ・ヴェス/Liliana Vessは、ミケウスの死体を蘇らせ、彼が獄庫の中にいることを突き止めた。の魔術師であるリリアナには堅固な銀の牢獄を直接破壊する術はなかったが、彼女には考えがあった。

リリアナはグールの軍勢を率いて大聖堂に侵攻し、獄庫の置かれた庭園へと乗り込んだ。サリアは誓いを守るべく、精鋭部隊を率いてその前に立ち塞がった。だがそれこそまさにリリアナの求めていたものだった。リリアナが暗黒魔法の波を放つと、動けなくなった聖戦士たちは無抵抗にグールに貪られるままとなった。そしてリリアナはサリアに最後通牒を突きつけた――獄庫とお前の仲間たち、どちらか滅ぼされる方を選べと。それはただの脅しではなく、相手に選択を強いる呪文だった。

サリアの心は宣誓と人命の間で揺れたが、結局のところ彼女を動かすには、一人の聖戦士のくぐもった悲鳴で十分だった。獄庫の役割が何であれ、それは今人間たちを救ってはいない。ならば宣誓など何の意味もない――サリアは項垂れ、獄庫を指差した。リリアナの呪文は完成した。

あらゆる音がやんだかと思うと、次の瞬間獄庫に亀裂が走り、砕け散った。その中から現れたのは無数の悪魔たち、そして行方知れずの大天使、アヴァシンだった。

[編集] イニストラードを覆う影ブロック

アヴァシンが狂気に陥り、アヴァシン教会が審問の名のもとに民を処刑し始めたとき、サリアはアヴァシンに仕えるのではなく、アヴァシンが体現した理想に仕えることを決意する。彼女は聖トラフト/Traftの加護を受け、教会に疑問を持つ異端聖騎士/Heretic Cathar達を密かに集め始めた。そして月皇評議会/The Lunarch Councilスカースダグ/The Skirsdagとの関係を告発するも、既に評議会は繋がりどころではなく完全にスカーズダグに乗っ取られており、処刑台に送られてしまう。オドリック/Odricグレーテ/Greteによって救い出されたサリアは聖トラフト騎士団/The Order of Saint Traftを結成し、堕落した教会に立ち向かうべくスレイベンへと軍を進めた。

だがスレイベンに待ち受ける脅威はスカースダグやデーモン/Demonでは無かった。エムラクール/Emrakulによって歪みねじれた者たちとの遭遇戦のなか、アヴァシン消滅の報とその証拠である月銀の槍/Moonsilver Spearレム・カロラス/Rem Karolusから受け取ったサリアはアヴァシンではなくその理想を礎に戦うことを改めて宣言し騎士団を鼓舞する。吸血鬼/Vampire達との危険な共闘を取り付け、エムラクールの狂気に立ち向かうために聖戦士たちに霊/Geistを憑依させてついにスレイベンへと突入するが、そこに狂気に陥った大天使たちの成れの果ての姿のブリセラ/Briselaが表れる。唯一人間側に残った大天使シガルダ/Sigardaや聖トラフトの力を狩り、天使の加護を受け月銀の槍を手にしたサリアはブリセラを討ち果たすことに成功する。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] カード名に登場

イニストラードを覆う影
サリアの副官/Thalia's Lieutenant
異界月
サリアの槍騎兵/Thalia's Lancers
統率者2019
サリアの霊呼び/Thalia's Geistcaller

[編集] フレイバー・テキストに登場

イニストラード
叱責/Rebuke邪悪の排除/Spare from Evil冒涜の行動/Blasphemous Act
闇の隆盛
罪の重責/Burden of Guilt忠実な聖戦士/Loyal Catharスレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben月の帳のドラゴン/Moonveil Dragon食百足/Vorapede進化する未開地/Evolving Wilds
アヴァシンの帰還
グリセルブランド/Griselbrand
基本セット2015
堕ちたる者の饗宴/Feast on the Fallen
イニストラードを覆う影
腕っぷし/Strength of Arms執念/Tenacity未知との対決/Confront the Unknown
異界月
異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Catharスレイベンの軍旗手/Thraben Standard Bearerファルケンラスの肉裂き/Falkenrath Reaver聖戦士の盾/Cathar's Shield
イニストラード:真紅の契り
貫く光/Piercing Light放光の縛り/Radiant Restraints聖別/Sanctify

[編集] イラストに登場

イニストラードを覆う影
腕っぷし/Strength of Arms

[編集] 登場作品・登場記事

イニストラード・ブロック
イニストラードを覆う影ブロック
イニストラード:真夜中の狩り
イニストラード:真紅の契り
機械兵団の進軍

[編集] その他

  • Thaliaはギリシア神話の女神、タレイアの英語表記で、現在でも人名として使われる言葉。古代ギリシア語で「開花」「花盛り」を意味するθάλλεωに由来する。

[編集] 参考

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