完成化した精神、ジェイス/Jace, the Perfected Mind
提供:MTG Wiki
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
完成化((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。ライフで支払ったなら、このプレインズウォーカーは2個少ない忠誠(loyalty)カウンターで戦場に出る。)
[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。あなたの次のターンまで、それは-3/-0の修整を受ける。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカード3枚を切削する。その後、墓地1つに20枚以上のカードがあるなら、あなたはカード3枚を引く。そうでないなら、あなたはカード1枚を引く。
[-X]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはXの3倍に等しい枚数のカードを切削する。
WHISPERのテキストには誤りがあります。+1忠誠度能力の「あなたの次のターンまで」は「次のあなたのターンまで」と読み替えてください。
ファイレクシア:完全なる統一で完成化したジェイス。忠誠度能力はクリーチャーのパワーマイナス修整、切削とドロー、大規模切削。
目次 |
解説
- +1能力
- 次の自分のターンまで持続するパワーへのマイナス修整。束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound等の能力に近い。
- この能力でプレイヤーやジェイスが受けるダメージを減らして時間を稼ぎ、他の忠誠度能力に繋げるデザインである。
- -2能力
- 3枚切削の後、彼方の映像/Visions of Beyond相当のドローを行う。
- 彼方の映像は他のライブラリー破壊カードがないと全力を発揮しにくかったが、こちらはドロー前に切削を行えるほか-X能力でも切削できるので自己完結している。
- 忠誠度あたりの切削効率で見ると-X能力の半分ではあるが、そちらと違い手札補充できるので手札が少ない時などはこちらを優先したい。
- -X能力
- 消費した忠誠度の3倍の枚数を切削する。
- -2能力と異なり直接的なカード・アドバンテージは生まない分、切削効率が大幅に上昇している。
- 戦場に出て即座に使うことで、3マナ9枚切削または4マナ15枚切削を行うソーサリーのように使うことができる。
- もちろん、場合によっては忠誠度をすべて使いきらず他の能力へ繋げることも選択肢に入る。
+1能力で時間を稼ぎ、二つのマイナス能力で切削する、ライブラリーアウト戦術に特化したプレインズウォーカーである。既存のライブラリー破壊カードに比べるとマナ・コストに対する切削効率は悪化しているが、プレインズウォーカー特有の忠誠度能力による複数の選択肢に加えて完成化まで持つため柔軟性が高いのが強みとなっている。
- 日本語版のカードの+1能力は翻訳テンプレートから外れて「あなたの次のターンまで」と書かれているが、誤解を招く表現であるとして訂正が出されている。正しくは「次のあなたのターンまで」[1]。
- 通常版イラストは精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(イラスト)へのオマージュであろう。ファイレクシア・マナであることを除けばマナ・コストも一致している。
活躍
スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期)
登場時のイニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期のスタンダードでは、機械兵団の進軍で追加のライブラリー破壊手段として侵略樹、次元壊し/Realmbreaker, the Invasion Treeが追加され、既存の集団失踪/Depopulateに加えて太陽降下/Sunfallという優秀な全体除去が追加されたことで白青のライブラリーアウトデッキが登場した。
スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期)
ドメイン・ランプがミラーマッチで長期戦に陥った際の勝ち手段としてサイドボードに採用する例が見られる。これはライフを守りやすい反面サーチや偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifierでライブラリー消費が激しいという点を突いたものである。
カルロフ邸殺人事件の参入後はアゾリウス・コントロールのフィニッシャーのひとつとなっている。また、Sultai Analystでは序盤には自分の墓地肥やしに、終盤にはコンボのエンドカードとして活躍を見せる。そのほか、大釜、スローグルク、リアニメイトなどにも自分の墓地を肥やすために採用される。
モダン
青黒ライブラリーアウトに採用される。ドローエンジンとライブラリー破壊を両立しており、評価が高い。
リミテッド
構築よりライブラリー枚数が少ない分強力な勝利手段となる。ただし、ファイレクシア:完全なる統一におけるライブラリー破壊カードはこれと発展の源/Font of Progressしか存在せず、勝利条件をライブラリーアウトのみに頼ることは難しいため注意したい。幸いにも+1能力や-2能力を繰り返すだけでも戦闘を有利にしつつハンド・アドバンテージを稼げるので、ライフや毒による勝利を狙う際にも最低限仕事はできる。
ルール
- +1能力
- 対象は「最大」1体なのでクリーチャーを対象にせず起動することも可能である。
- -2能力
- 墓地に20枚以上カードがあるかは、どのプレイヤーの墓地でも良い。対象になったプレイヤーでも、他のプレイヤーでも構わない。
関連カード
- ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
- 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
- 記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
- 思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought
- ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact
- ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy - 束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound
- 秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets
- 狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway
- 巧妙な精神魔道士、ジェイス/Jace, Ingenious Mind-Mage
- 神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries
- 秘儀の策士、ジェイス/Jace, Arcane Strategist
- 鏡映魔道士、ジェイス/Jace, Mirror Mage
- スペースベレレン/Space Beleren
- 完成化した精神、ジェイス/Jace, the Perfected Mind
- 再覚醒したジェイス/Jace Reawakened
サイクル
ファイレクシア:完全なる統一の完成化したプレインズウォーカーサイクル。稀少度は神話レア。
- 完成化した精神、ジェイス/Jace, the Perfected Mind(青)
- 裏切りの棘、ヴラスカ/Vraska, Betrayal's Sting(黒)
- 向上した精霊信者、ニッサ/Nissa, Ascended Animist(緑)
- 免れ得ぬ破滅、ルーカ/Lukka, Bound to Ruin(赤緑)
- 慈悲無き者、ナヒリ/Nahiri, the Unforgiving(赤白)
ストーリー
新ファイレクシア/New Phyrexiaでファイレクシアの油/Phyrexian oilに感染したヴラスカ/Vraskaを助けようとするも、逆に感染させられてしまったジェイス/Jace。
詳細はジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)を参照。