チャンドラの灯の目覚め/Chandra's Ignition

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Chandra's Ignition / チャンドラの灯の目覚め (3)(赤)(赤)
ソーサリー

あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それは他の各クリーチャーと各対戦相手に、自身のパワーに等しい点数のダメージをそれぞれ与える。


噛みつき型の全体火力

頭でっかちクリーチャー多い色なので、相応の火種を用意するのは難しくない。パワー次第では対戦相手をそのまま焼き尽くせるだろう。この手の呪文にしては珍しく、火種となったクリーチャーは無傷で済む点も嬉しく、そのまま戦闘に参加させることでとどめを刺すことができる。

活用するには一定のパワーが必要なため、ファッティを採用したデッキに搭載することになる。自分のクリーチャーも対象にしたクリーチャー以外は巻き込まれるので、少数精鋭であまりクリーチャーを並べずに展開させていくミッドレンジや、対象のパワーでは死亡しない更なるファッティを並べつつ、普通のデッキ相手なら一掃できる威力を発揮できるランプなどに搭載するのが妥当なところだろう。一時的に強化されていてもその数値もしっかりカウントしてくれるので、が得意とするパワーのみのパンプアップとも相性は良好。後述するキーワード能力と組み合わせるのも有効。

問題は5マナと少々重い点と、クリーチャーを対象にするため妨害されやすい点。特に後者が問題になりやすく、除去バウンスはもちろんのこと、胆汁病/Bile Blightのようなマイナス修整でさえも大きく計算を狂わされてしまう。採用する際は呪禁持ちなどの妨害に強い火種を用意したいところ。

関連カード

噛みつき型の全体火力。特記しない限りソーサリー。

ストーリー

このカードは、チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点る瞬間を描いている(イラスト)。

領事府/The Consulateバラル/Baralに目を付けられたチャンドラは父キラン/Kiranを殺され、自らもアカーラ/The Akharaの広場で処刑される身となった。しかし振り下ろされた刃がその首に届く直前、彼女は自分自身が何者であるのかを悟った――自分は小さな、だが反抗的な、抑えることも消すこともできない炎なのだと。怒りの炎がその力を抑えていたはずの蒸気背負い/Vent packを融かし、彼女自身と周囲のすべてを飲み込んだ。その瞬間チャンドラの灯が点り、彼女は無意識にレガーサ/Regathaへとプレインズウォークした。

処刑される直前の瞬間、彼女は紅蓮術師であること、生きること、チャンドラであることの意味を悟った。
  • カード名のIgnition(点火、着火)は文字通りの「火を着けること」と「プレインズウォーカーの灯が点ること」のダブルミーニングだろう。

参考

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