軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke

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Disdainful Stroke / 軽蔑的な一撃 (1)(青)
インスタント

マナ総量が4以上である呪文1つを対象とする。それを打ち消す。


重い呪文を狙い撃ちにする打ち消し

その性質上テンポ・アドバンテージの獲得力に非常に長けている。ゲームの趨勢を決定づける重量級フィニッシャーなどに対してカード・タイプを問わずにシングルシンボル2マナという軽さで対処でき、探査召集といったコスト減少が前提のカードにも有効なこともあって汎用性は高い。2018年ごろからはほぼ途切れることなくスタンダードに居続け、否認/Negate本質の散乱/Essence Scatterともども打ち消しの基本的な選択肢の1つとなっており、また総合的なコスト・パフォーマンスの高さからパイオニアモダンでも用いられることがある。#収録状況と構築での活躍も参照。

弱点は、軽い呪文に手出しできないこと。3マナ以下にも強力なカードは豊富に存在するため決して万能とは言い難く、特にウィニー相手や対戦相手の打ち消し呪文への対応(いわゆる打ち消し合戦)においてはほとんど役に立たない。変わったところでは変異(およびその変種)も天敵であり、重いカードも裏向き経由で掻い潜られてしまう。メタゲームを読んでこそ真価を発揮するタイプのカードと言えよう。

収録されたカード・セットにもよるが、リミテッドでも有効な一枚。重いカードの重要性が構築以上に高いほか、構築では使われないリミテッド向け単体除去などは4マナ以上であることも多く、幅広い活躍が期待できる。

収録状況と構築での活躍

初出のタルキール覇王譚時のスタンダードでは、ミッドレンジコントロールに対して効果的なため、登場直後からよく採用された。赤単などに対しては腐るためサイドボードからの投入が多いが、メタゲームによっては数枚メインデッキにも挿されていることもある。

ラヴニカのギルドでの再録後も、同様にコントロール系デッキを中心に採用された。特にゴロス・ランプトップメタであった時期には、メインデッキから4枚フル投入したデッキが上位を占めたこともあった。

ローテーション落ちにより一瞬スタンダードのカードプールから外れるもただちにカルドハイムで再録される。リミテッドでは予顕の関係上対象範囲の呪文がデッキに採用されやすく、相対的に他セットの環境より有用。スタンダードではウィノータ・コンボを初めとした4マナ以上のキーカードを擁するデッキや高マナ域のカードを多用するスゥルタイ根本原理と同居しておりサイドボードに一定数採用された。

ローテーション落ちを待たずしてニューカペナの街角にも続投。

さらにローテーション落ちを待たずしてエルドレインの森でも再録。稀少度アンコモンになっているのは当事者カードにより重いカードを採用しやすいリミテッド環境ゆえか。

参考

  1. February through April FNM Promo Update/2月~4月のフライデー・ナイト・マジック プロモカード更新(Arcana 2015年1月22日 Blake Rasmussen著)
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