宝捕り/Treasure Nabber
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Treasure Nabber / 宝捕り (2)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) ならず者(Rogue)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) ならず者(Rogue)
対戦相手がマナを引き出す目的でアーティファクトを1つタップするたび、あなたの次のターン終了時まで、そのアーティファクトのコントロールを得る。
3/2対戦相手がアーティファクトのマナ能力を起動するたび、それを期限付きで奪い取るゴブリン。
統率者戦向けにデザインされたカードの一つ。統率者戦では、序盤の動きとしてマナ・アーティファクトによるマナ加速を行うのが定石と言ってもよく、多人数戦であることも相まって、通常のフォーマットではまず見られない量のマナ・アーティファクトが戦場に並ぶ。これを出しておくだけで各対戦相手のそれらマナ基盤を自分も使えるようになるため、爆発的なマナ加速(あるいはそれらの使用の抑止)が期待できる。タダで借りるだけでも儲けものだが、例によってクラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworksや屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savantといったサクり台で使い潰してしまってもよい。
エターナルでも使用可能であるが、前述の通り統率者戦で使ってこそ輝くカードなので出番は限られる。SoloMoxenが使えるヴィンテージでは活躍に期待できるものの、恒久的に奪えるダク・フェイデン/Dack Faydenが同マナ・コストに存在するのが逆風。
- ゴブリンの騎兵隊/Goblin Cavaliersの上位互換の一つ。
- アンタップ手段を経由しての無限マナコンボなどの対策にもなる……かと思いきや、それらアンタップ手段はインスタント・タイミングで起動できることがほとんどなので、基本的に対策手段にはならない。時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmageなど、ソーサリー・タイミングのアクションが含まれるものなら妨害できる。
- 魔力の櫃/Mana Vaultなど、自然にアンタップしないものは奪っても旨味が少ない。
- イラストでは太陽の指輪/Sol Ring(イラスト)が盗まれている。
[編集] ルール
- 誘発条件は、マナを引き出す目的でタップするを参照。
- 日本語版ではわかりづらいが、「あなたの次の『ターン終了時』まで、」ではなく「あなたの『次のターン』終了時まで、」である(オラクルでは「until the end of your next turn.」)。あなたのターン中にこれによりアーティファクトを奪ったなら、それはそのターン中のみならず、あなたの次のターンが終わるまでコントロールを得続けることになる。
- 複数のプレイヤーがこれをコントロールしていると、非常にややこしいことになる。
[編集] フレイバー・テキスト
とったらかえすの決まりは、ぴかぴかを求める高貴な者全員が遵守している。
The Law of Givesies Backsies is respected by every noble pursuer of shiny things.
givesies backsiesとは、鬼ごっこで「鬼にタッチされた直後にタッチし返す」こと。通常はNo givesies backsies.でそのようなことを禁止する文脈で使われる。これを踏まえると「盗られたら盗り返す」「やられたらやり返す」という訳の方が適切ではあるが、ゴブリンの決まりなのであえて言葉足らずに訳されているのかもしれない。