宝捕り/Treasure Nabber

提供:MTG Wiki

2024年11月7日 (木) 06:04時点におけるBluE (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

Treasure Nabber / 宝捕り (2)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) ならず者(Rogue)

対戦相手がマナを引き出す目的でアーティファクトを1つタップするたび、あなたの次のターン終了時まで、そのアーティファクトのコントロールを得る。

3/2

対戦相手アーティファクトマナ能力起動するたび、それを期限付きで奪い取るゴブリン

統率者戦向けにデザインされたカードの一つ。統率者戦では、序盤の動きとしてマナ・アーティファクトによるマナ加速を行うのが定石と言ってもよく、多人数戦であることも相まって、通常のフォーマットではまず見られない量のマナ・アーティファクトが戦場に並ぶ。これを出しておくだけで各対戦相手のそれらマナ基盤自分も使えるようになるため、爆発的なマナ加速(あるいはそれらの使用の抑止)が期待できる。タダで借りるだけでも儲けものだが、例によってクラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savantといったサクり台で使い潰してしまってもよい。

エターナルでも使用可能であるが、前述の通り統率者戦で使ってこそ輝くカードなので出番は限られる。SoloMoxenが使えるヴィンテージでは活躍に期待できるものの、恒久的に奪えるダク・フェイデン/Dack Faydenが同マナ・コストに存在するのが逆風。

[編集] ルール

  • 誘発条件は、マナを引き出す目的でタップするを参照。
  • 日本語版ではわかりづらいが、「あなたの次の『ターン終了時』まで、」ではなく「あなたの『次のターン』終了時まで、」である(オラクルでは「until the end of your next turn.」)。あなたのターン中にこれによりアーティファクトを奪ったなら、それはそのターン中のみならず、あなたの次のターンが終わるまでコントロールを得続けることになる。
  • 複数のプレイヤーがこれをコントロールしていると、非常にややこしいことになる。
    • 例えば、プレイヤーBとCがそれぞれ宝捕りをコントロールしていて、プレイヤーAが自分のターンにマナ・アーティファクトを使った場合、B、Cの宝捕りの能力がそれぞれ誘発する。APNAP順により能力の解決順はC→Bになるため、最終的にBが自分のターン終了時までアーティファクトをコントロールし、Bのコントロール変更効果が終了し次第、Cが自身のターン終了時までコントロールする。しかしBやCが奪ったマナ・アーティファクトを使用すれば互いの宝捕りによって奪われるため、今誰がコントロールしており、どの継続的効果が適用されているのかきちんと把握する必要がある。

[編集] フレイバー・テキスト

とったらかえすの決まりは、ぴかぴかを求める高貴な者全員が遵守している。
The Law of Givesies Backsies is respected by every noble pursuer of shiny things.

givesies backsiesとは、鬼ごっこで「鬼にタッチされた直後にタッチし返す」こと。通常はNo givesies backsies.でそのようなことを禁止する文脈で使われる。これを踏まえると「盗られたら盗り返す」「やられたらやり返す」という訳の方が適切ではあるが、ゴブリンの決まりなのであえて言葉足らずに訳されているのかもしれない。

[編集] 参考

QR Code.gif