謀議
提供:MTG Wiki
登場セット |
---|
ニューカペナの街角 ニューカペナの街角統率者デッキ モダンホライゾン3 |
謀議(ぼうぎ)/Conniveはキーワード処理の一種。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
ラフィーンの密通者が戦場に出たとき、これは謀議する。(カード1枚を引き、その後カード1枚を捨てる。あなたが土地でないカードを捨てたなら、このクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。)
2/1伝説のクリーチャー — スフィンクス(Sphinx) デーモン(Demon)
飛行、護法(1)
あなたが攻撃するたび、攻撃クリーチャー1体を対象とする。それは謀議Xを行う。Xは攻撃クリーチャーの数に等しい。(カードX枚を引き、その後カードX枚を捨てる。この方法で捨てて土地でないカード1枚につき、そのクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。)
定義
[パーマネント]が謀議する/[Permanent] Connivesとは、「そのパーマネントのコントローラーはカード1枚を引き、その後カード1枚を捨てる。これにより土地でないカードが捨てられたなら、そのプレイヤーは謀議したパーマネントの上に+1/+1カウンター1個を置く。」を意味する。
以上の処理を完了したなら、処理の一部やすべてが実行できなかったとしても「パーマネントは謀議した」ことになる。
[パーマネント]が謀議Nを行う/[Permanent] Connives Nは謀議の変種である。それは、「そのパーマネントのコントローラーはカードN枚を引き、その後カードN枚を捨てる。これにより捨てられた土地でないカード1枚につき、そのプレイヤーは謀議したパーマネントの上に+1/+1カウンター1個を置く。」を意味する。
解説
ルーティングを行い、条件付きで強化もできるメカニズム。ニューカペナの街角およびニューカペナの街角統率者デッキで初登場した。MTGアリーナのアルケミー:ニューカペナでも扱われている。
常夜会一家/The Obscuraに割り当てられたメカニズムであり、白と青と黒に存在する。
ルール
- パーマネントに謀議させる能力が解決し始めた後は、それが終わるまでどのプレイヤーも他の行動はできない。特に、対戦相手はあなたが土地でないカード1枚を捨てた後、カウンターが置かれる前に、謀議しているパーマネントを取り除くことはできない。
- そのプレイヤーの手札が空であり、かつ、効果によってカードが引けないという理由などで、カードが捨てられなかった場合、謀議しているパーマネントに+1/+1カウンターは置かれない。
- カードを引くことが制限されている状態で謀議をする場合、引く枚数はその制限に従うが、捨てる枚数は変動しない。同様に、引く枚数が置換効果などで増減していてもやはり捨てる枚数は変わらない。
- 効果が謀議させる前に謀議するパーマネントが戦場を離れていた場合、謀議するパーマネントのコントローラーが誰かは最後の情報を参照する。
- 複数のパーマネントが同時に謀議する場合、APNAP順で謀議するパーマネントをコントロールしているプレイヤーが、好きな順で自分のコントロールしているパーマネントを謀議する。
- パーマネントが謀議するという書き方から勘違いしそうだが、解決時にそのパーマネントが戦場を離れていてもルーティングは行える。その場合も「これが謀議した時」を誘発条件とする再帰誘発型能力はスタックに置かれる。
- モダンホライゾン3現在、謀議を行う/行わせる効果はいずれもクリーチャーに行わせるものだが、#定義の通り、パーマネントであればパーマネント・タイプを問わない。何らかの理由で解決時にクリーチャー以外のパーマネント・タイプになっていても(それが不正な対象でないなら)通常通りルーティングを行い、条件を満たせばそれに+1/+1カウンターも置く。
開発秘話
常夜会一家のメカニズムとして、最初に試されたのは精神ハック/Mindhack、それを持つクリーチャーをタップ状態で戦場に出せばルーター効果を得られるというものだった。しかしこれは、プレイヤーに選択させるメカニズムであるにもかかわらず、実際はほとんどの場合でルーターすることが選ばれるという問題があった。そのためルーター効果を含む他のメカニズムが検討され、探検をもとに謀議が作られた。
メカニズムの制定に際しては、隣接する色の一家のメカニズムとのシナジーも考慮されている。斡旋屋一家/The Brokers(緑白青)の盾カウンターは文字通りカウンターの一種であり、常夜会一家(白青黒)の謀議は+1/+1カウンターを置くものであるため、リミテッドにおける白青のアーキタイプは「カウンター」となった。また、常夜会一家(白青黒)の謀議と貴顕廊一家/The Maestros(青黒赤)の犠牲はどちらも墓地を肥やすことに繋がるため、青黒のアーキタイプは「墓地のマナ総量の種類数」となった[1]。
脚注
- ↑ Hitting the Streets of New Capenna, Part 2/『ニューカペナの街角』を狙え その2(Making Magic 2022年4月11日 Mark Rosewater著)
参考
- Streets of New Capenna Mechanics/『ニューカペナの街角』のメカニズム(Daily MTG Feature 2022年4月7日 Matt Tabak著)
- 「謀議(Connive)」でテキスト検索
- キーワード処理
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.47 謀議/Connive
- 701.47a パーマネントに謀議させる能力が存在する。その場合、そのパーマネントのコントローラーはカード1枚を引き、その後、カード1枚を捨てる。これにより土地でないカードが捨てられたなら、そのプレイヤーはその謀議したパーマネントの上に+1/+1カウンター1個を置く。
- 701.47b rule 701.47a で示した手順の一部あるいは全部が不可能であっても、それらの手順が完了した後で、パーマネントは「謀議する/connive」。
- 701.47c 効果によってパーマネントが謀議する前にそのパーマネントの領域が変わったなら、どのオブジェクトが謀議したか、誰がコントロールしていたかを決めるために最後の情報を用いる。
- 701.47d 複数のパーマネントが同時に謀議するよう指示された場合、それらのパーマネントをコントロールしているプレイヤーのうちAPNAP順で最初のプレイヤーがその中の1つを選び、それが謀議する。その後、戦場に残っているパーマネントで謀議するよう指示されていてまだしていないパーマネントがそうし、この手順を繰り返す。
- 701.47e 謀議Nは謀議の変種である。そのパーマネントのコントローラーはカードN枚を引き、カードN枚を捨て、そのパーマネントの上にこれにより捨てられて土地でないカードの枚数に等しい数の+1/+1カウンターを置く。
- 701.47 謀議/Connive
- 701 キーワード処理