大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss

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Greasefang, Okiba Boss / 大牙勢団の総長、脂牙 (1)(白)(黒)
伝説のクリーチャー — ネズミ(Rat) 操縦士(Pilot)

あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたの墓地にある機体(Vehicle)カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。それは速攻を得る。次のあなたの終了ステップの開始時に、それをオーナーの手札に戻す。

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あなたターン戦闘フェイズの開始時に、墓地から機体リアニメイトできる伝説のネズミ操縦士

戻した機体は速攻を持つので、即搭乗すればそのまま攻撃に参加できるが、生き延びてもターン終了時に手札回収されてしまう。それでも結果を見れば余計なマナをかけずに墓地から機体を手札に戻しているわけで、その戦闘死亡したなら、次のターンにはまた戦場に直接戻せる。本人も3マナにして4/3と悪くないサイズで、搭乗条件も満たしやすいだけのパワーを誇る。

難点はまず、機体が墓地になければバニラ同然な点。マナレシオは良いとはいえ多色かつ伝説のクリーチャーである以上、やはり機体の回収をメインの役割にしたい。戦闘で落としてもよいが、自身の軽さを最大限活用するのであれば、ルーターなどを用いて早期に墓地へ機体を落としてしまうといい。また登場時のスタンダードにおいて、機体は神河:輝ける世界のものと無色のものを除くとに割り振られており、特に強力な機体であるエシカの戦車/Esika's Chariotともが噛み合わない。

もっとも、これが登場した時点では小道スローランド、機体と操縦士に寄せるならメカ格納庫/Mech Hangar、やや悠長なきらいもあるがゲインランド氷雪タップインデュアルランド学舎多色土地が非常に多く存在しており、3色以上のデッキも比較的組みやすくなっている。また、同セットでは白黒で使える有力な機体もいくらか登場しており、それらを使うなりタッチさせるなり、解決手段はいくらでもある。総じて機体を軸としたデッキにおけるアドバンテージ源として使える。

カードプールの広いパイオニアヒストリックではより強力な機体と組み合わせることができる。色も搭乗コストも噛み合い、強烈な攻撃誘発能力を持つパルヘリオンⅡ/Parhelion IIとのコンボ、パルヘリオンシュートは一撃必殺級。

リミテッドでも、一応本体だけでも最低限戦えるだけの能力はあるが、どうせなら有力な機体をある程度ピックしておきたい。ただし搭乗要員とのバランスは構築よりも意識しないと事故の可能性は上がる。

ストーリー

脂牙(しが)/Greasefang神河/Kamigawa大牙勢団/The Okiba Reckonersの総長を務める鼠人/Nezumi。女性(イラスト)。

都和市/Towashi下層街/The Undercityのストリートを駆ける鼠人だけの暴走族、大牙勢団の狡知と機知に富むリーダーの脂牙は、鼠人であるからという理由で嘗めてかかってくる者を許さない。彼女の指揮の下で大牙勢団は数と影響力を増し、下層街で一番のギャングとして急速にその名を轟かせている。勢団に加わった鼠人は誰であれ彼女の家族であり、そして彼女は家族が受けた如何なる侮辱に対しても報復することを躊躇しない。彼女の主張は明白だ――アタシらの一人に手を出したなら、アタシら全員に手を出したのと同じだよ。

登場作品・登場記事

参考

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