アーティファクト・土地
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アーティファクト・土地/Artifact Landは、アーティファクトであり、かつ土地であるオブジェクト。英語の読みから「アーティファクト・ランド」とも呼ばれる。
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解説
ミラディンの5枚サイクルが初出で、ダークスティールでダークスティールの城塞/Darksteel Citadelが追加された。だが後述のとおりブロック構築やスタンダードを席巻した結果、すべて禁止カードになってしまい、長い間に渡って新規カードが登場しなかった。
基本セット2015でダークスティールの城塞が再録されて以降は、少しずつ新規カードが追加されている。モダンホライゾン2にて17年ぶりの新規カードとなる橋サイクルと魔力倉庫/Power Depotが登場した。また、アーティファクト・土地サイクリングを持つ滞留者の相棒/Sojourner's Companionと、アーティファクト・土地渡りを付与するヴェクティスの手袋/Vectis Glovesも登場した。その後もフォーゴトン・レルム探訪で1枚、イクサラン:失われし洞窟で両面カードの裏面として2枚の新規カードが追加されている。
利用
土地のスロットでアーティファクト・カードを増やすことができ、土地のプレイによって手軽にアーティファクトを戦場に増やすことができることから、アーティファクト関連の様々な利用方法やシナジーを持つ。
特にミラディン・ブロックで同時に登場した親和(アーティファクト)を持つカードとは最高の相性を誇り、その名を冠した親和デッキではマナ基盤兼キーカードとして投入され、禁止カードに指定されるほどの活躍を見せた(後述)。それ以外でも、知識の渇望/Thirst for Knowledgeや爆片破/Shrapnel Blastの餌になる、一種のほぞでもあるため粗石の魔道士/Trinket Mageなどでサーチできる、タルモゴイフ/Tarmogoyfなどのカード・タイプ数を参照するカードと相性が良いなど、利用方法は枚挙に暇がない。
一方で、アーティファクトであることは短所にもなる。特に大きいのはアーティファクト破壊に引っかかってしまう点であり、例えば酸化/Oxidizeがわずか1マナの土地破壊になってしまうため、マナ基盤を失いやすい。特に溶融/Meltdownや破滅的な行為/Pernicious Deedは親和デッキにとって天敵であった。
禁止指定
2005年3月20日にミラディン・ブロックの6種全てがスタンダードで禁止カードに指定された。
さらに2006年3月20日からミラディン・ブロック構築でも禁止。
モダンではフォーマット開始時から、ミラディン初出の5種類が禁止。
その他
- 各種Moxの調整版と見ることができる。即ち、土地としてしかプレイできない0マナのマナ・アーティファクトである。
- ミラディンの5枚サイクルは、それぞれストーリー的に伝説性を持つようなものだったが、カードでは特殊タイプ「伝説の」を持たない。ストーリーよりもゲーム性を優先した結果か。もっとも後から考えてみれば、やっぱり伝説の土地にしておいた方が良かったのかも知れない。
- 部族をテーマにしたローウィンでは「部族・土地」サイクルを作る案もあったが、アーティファクト・土地の惨事の再来を恐れて断念したという。土地・エンチャントはテーロスでは断念されたものの、紆余曲折の末モダンホライゾン2で初登場している。
ルール
該当カード
ミラディン
- 古えの居住地/Ancient Den
- 教議会の座席/Seat of the Synod
- 囁きの大霊堂/Vault of Whispers
- 大焼炉/Great Furnace
- 伝承の樹/Tree of Tales
ダークスティール
モダンホライゾン2
フォーゴトン・レルム探訪
イクサラン:失われし洞窟
- 千の兵舎/Barracks of the Thousand(変身する両面カードの第2面)
- 無限の池/The Myriad Pools(変身する両面カードの第2面)
参考
- When Artifacts Aren't Spells(Latest Developments 2003年9月5日)
- Mirrodin playtest cards IV: Artifact lands(Arcana 2003年11月25日) - サイト改編により画像閲覧不能
- ストーム値:『ミラディン』『ミラディンの傷跡』ブロック(Making Magic 2018年6月11日)
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