ウェイク
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ウェイク (Wake)は、ミラーリの目覚め/Mirari's Wakeを核とした大量のマナを数ターンで生み出すデッキ。デッキ名の由来は勿論ミラーリの目覚め/Mirari's Wakeの英語読み。
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーは、+1/+1の修整を受ける。
あなたがマナを引き出す目的で土地をタップするたび、その土地が生み出したいずれかのタイプのマナ1点を加える。
クローサの境界/Krosan Verge経由で4ターン目にミラーリの目覚めを戦場に出す。次のターンから有り余るマナを駆使して強制/Compulsionなどで手札を入れ替え、邪魔なカードが出てきたら記憶の欠落/Memory Lapseなどで打ち消す。
オデッセイ・ブロック構築の時はミラーリ/Mirariで狡猾な願い/Cunning Wishをコピーし、ゲームの外部にある任意のインスタント1枚ともう1枚の狡猾な願いを持ってくることで、インスタントを無限に使える状況を作り出す。使いまわすカードは何らかの手段で追放する必要があるため、フラッシュバック持ちの呪文に限られるが、一応洞察のひらめき/Flash of Insightのフラッシュバックを利用すれば青のインスタントならば何でも使いまわせるようになる。
勝ち手段としては、通常サイドボードに眠っている象の待ち伏せ/Elephant Ambushと狡猾な願いを持ってくる。象の待ち伏せをフラッシュバックで唱えたらまた上の手順で大量に象トークンを産み出し殴り殺す。またミラーリ、狡猾な願い、一瞬の平和/Moment's Peaceが揃うとビートダウン・デッキは絶叫するしかない。
ただ、この頃はコントロール力はあるがあまりフィニッシャーに恵まれなかったので、時間内に勝負を決めるのも一苦労する状態だったためメタ外デッキのような扱いだった。→*1
しかしスカージで正義の命令/Decree of Justiceが登場すると状況は一変する。大量のマナで大量のトークンを生み出す正義の命令とミラーリの目覚めの相性は抜群であり、軽く10〜20体程の2/2クリーチャーが襲い掛かってくる。しかも正義の命令はサイクリングで使われるため妨害することはかなり難しい。
赤を加えて、狡猾な願いの代わりに燃え立つ願い/Burning Wishを使用するバージョンも存在した。こちらのフィニッシャーはワームの突進/Crush of Wurmsか火猫の襲撃/Firecat Blitz。
第8版において対抗呪文/Counterspellが落ちて天敵のサイカトグが衰退し、苦手の強迫/Duressも基本セットを離れ、タップインデュアルランドやマナ漏出/Mana Leakが再録されるに当たり、このデッキは最盛期を迎えることとなる。その結果世界選手権03の決勝戦はDaniel Zinkと岡本尋によるウェイクのミラーマッチとなった。
サンプルレシピ
- 備考
- フランス選手権03 ベスト8(参考)
- Olivier Ruel
- フォーマット
- スカージ参入前のもの。参入後のレシピはWorld Championship Decks 2003#Daniel Zinkのウェイクを参照のこと。