仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
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アーティファクト
烈日(これはその上に、それを唱えるために使われたマナの色1色につき蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
(2),仕組まれた爆薬を生け贄に捧げる:マナ総量が、仕組まれた爆薬の上に置かれた蓄積カウンターの数に等しい、土地でない各パーマネントを破壊する。
火薬樽/Powder Kegのリメイク版。
火薬樽/Powder Kegと比べると、カウンターを乗せるのに時間がかからないので、破壊される隙が少ないのが利点。 またエンチャントも壊せるようになっている。 ただし、起動にマナがかかることもあって、出して即起動を狙うと意外と重くなってしまう。 また、これ単独では6マナ以上のパーマネントには手出しできない(火薬樽/Powder Kegも6個以上のカウンターを乗せるのはまれだが)。
一応ほぞなので粗石の魔道士/Trinket Mageで持って来たりオーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersで使いまわしたりできる。⇒トイソルジャー
土地以外のパーマネントなら(マナ・コストに上限はあるが)何でも壊せるという事で、エンチャントの破壊を得意としない色にとっては、非常に重宝するカードである。
エターナルでは特に強力。 フェッチランドやデュアルランドの存在により、色の問題はほとんど無視出来るため、単色デッキでもよく使用されている。 また、ほとんどのデッキが0マナ〜3マナという軽い構成を取るため、2、3色あれば十分な事も多い。 多くのデッキがこれを採用し、クリーチャーにアーティファクトにエンチャントにと、ピンポイントで除去する様がよく見られる。
余ったマナの処理などが出来たりする他、ある程度点数でみたマナ・コストを変えられるので相殺/Counterbalanceや撹乱する群れ/Disrupting Shoal、虚空の杯/Chalice of the Void等を回避できやすい。(スタック上では、点数で見たマナ・コストは指定された値であることに注意。また、X=0で置かれた虚空の杯は、色マナのみでは破壊出来ない為、1点以上の無色マナが必要となる)
- ミシュラランドを破壊できない点は注意が必要。
また、破滅的な行為/Pernicious Deedとは破壊出来る種類が微妙に異なる。 - 烈日を持つカード全般に言えることだが、収録されたフィフス・ドーンを含むミラディン・ブロックがアーティファクトを主体にしている上にミラディンとダークスティールは特に多色を推奨していないため、スタンダードなどでは使いづらかった。
もっとも、大抵はカウンターを1〜2個乗せるだけで事足りるので、さほど致命的な訳でもないのだが。
実際、X=0でトークンを一掃可能なので、特に神河物語が登場したあたりから主要デッキのサイドボードに入れられていた。 - マナ・コストのXの説明がカード内に存在しない唯一のカードである(2007年11月現在)。
ちなみにIce Cauldronの起動型能力の起動コストのXも同様。
参考
- よりワルい行為?―マジック世界の最新精密爆弾(Wizards社)
- カード個別評価:ミラディンブロック