手練/Sleight of Hand
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小型の衝動/Impulseとも言える、青の1マナの濾過カード。
ポータル出身のためソーサリーであるが、軽さとその性能からパーミッションを含めたコントロールデッキでたびたび選択されることがあった。
ゼロックス理論の実践にも適し、ミラクルグロウなどの手軽なサポートである。
上位互換の定業/Preordainとそのライバル思案/Ponderが禁止された後のモダンでは、これと血清の幻視/Serum Visionsが軽量ドロー呪文の筆頭になったためコンボデッキに居場所を見付けていた。定業のモダン解禁後はぐるぐるストームのような膨大な量のキャントリップを要するデッキ以外からはほぼ姿を消した。
エルドレインの森で再録。イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期のスタンダードでは考慮/Considerと競合するが、青単テンポやエスパー・メンターでは両方とも4枚採用される。
エルドレインの森での再録でパイオニアでもリーガルとなり、イゼット・フェニックスの安定性向上に貢献した。
- 「そのうちの1枚をあなたの手札に加える」のと、「残りをあなたのライブラリーの一番下に置く」のは同時に行われる。洞察のランタン/Lantern of Insightなどにより、その途中経過が公開されることはない。これは、オラクルでライブラリーを操作するのに使われている動詞が"put"のみであることから起こる。
- ソーサリーであることは基本的にマイナス評価であるが、マグニボア・ワイルドファイアでは猛烈に食うもの/Magnivoreと相性が良いというメリットになる。また、デッキの他のカードがインスタント寄りである場合は、タルモゴイフ/Tarmogoyfも育て易い。
- 「手練(しゅれん)」とは、熟練した見事な手並みの事。意味は似ているが「てだれ」では無い。その場合は「手練れ」と書く。
- 「手練手管(てれんてくだ)」の「手練(てれん)」とも同じ字であるが、こちらは「人を思うままに操って騙す技巧」という意味である。
- 英語名が臨機応変/Sleight of Mindと似ている。
- エルドレインの森シーズンのWPNプロモパックに封入されている、ダークフレーム版プロモーション・カードのひとつに選ばれている(カード画像)。
関連カード
特記しない限り青1マナのカード。
- 選択/Opt - インスタントである代わりに、ライブラリーの一番上の1枚しか見られない占術1。手札に加える効果ではなく、引く効果。(インベイジョン)
- 海門の神官/Sea Gate Oracle - ETB能力で手錬を内蔵した3マナクリーチャー。(エルドラージ覚醒)
- 定業/Preordain - 最初の手順が占術2になった上位互換。手札に加えるのではなく、引く。(基本セット2011)
- 塔の霊/Tower Geist - 手札に加えない方のカードを墓地に置くという手練に似た効果のETB能力を持つ4マナクリーチャー。(闇の隆盛)
- 時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage - 忠誠度能力で手練を内蔵した6マナプレインズウォーカー。(統率者2014)
- イゼット副長、ラル/Ral, Izzet Viceroy - 塔の霊と同じ忠誠度能力を内蔵した青赤5マナのプレインズウォーカー。(ラヴニカのギルド)
- 千里眼/Sight Beyond Sight - 反復の付いた手練。4マナ。(タルキール龍紀伝)
- 地盤の巨人/Tectonic Giant - 呪文の対象になる、または攻撃するたび手練を行うクリーチャー。ただし次のターン終了時までの衝動的ドロー。赤の4マナ。(テーロス還魂記)
- マグマの媒介者/Magmatic Channeler - タップ能力で衝動的ドロー版手練。赤の2マナ。(ゼンディカーの夜明け)
- 不運な目撃者/Unlucky Witness - 死亡時に手錬が誘発するクリーチャー。ただし次のターン終了時までの衝動的ドロー。赤の1マナ。(ニューカペナの街角)
- 耳打ち/A Little Chat - 手練に犠牲1が付いたインスタント。2マナ。(ニューカペナの街角)
参考
- カード個別評価:エルドレインの森 - コモン
- カード個別評価:第9版 - コモン
- カード個別評価:第7版 - コモン
- カード個別評価:スターター - コモン
- カード個別評価:ポータル・セカンドエイジ - コモン
- カード個別評価:アルティメットマスターズ - アンコモン
- カード個別評価:Masters Edition 4 - コモン