精神隷属器/Mindslaver

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プレイヤー1人を1ターン完全に操ることができる伝説のアーティファクト

呪文唱えることから攻撃クリーチャーの指定など、総合ルールで認められるあらゆる行動の選択権を奪うことができる。まず最低でも「手札の中身を確認する」「土地マナ能力をすべて無駄に起動し、無防備なフルタップ状態にする」「チャンプアタックさせて戦場を悲惨な状態にする」と言ったことができ、手札の内容次第では「除去呪文を対戦相手クリーチャー対象にして使わせる」「対象をとるドローカード自分に撃ってもらう」などの操作も可能。さらに状況次第で「電結の荒廃者/Arcbound Ravagerなどのリソース食べるカードに限界まで食べさせてボロボロにする」「プラズマの連鎖/Chain of Plasmaで自分自身に大量ダメージを叩き込ませる」などの友情コンボ的な運用によって莫大なアドバンテージに繋げることができる。

あらゆるリソースをほとんど根こそぎに壊滅させられるため、特にコントロール相手の場合には「起動したら勝ち」とほぼ同義と言える。スタンダードからエターナルに至るまで、各種コントロールのエンドカードとして使用される。「高速で戦場に出すする手段」と「回収して何度も使用するギミック」が使えるカードプールであればさらに凶悪さが増し、ウルザランドから高速設置してアカデミーの廃墟/Academy Ruinsで回収されたり(→青白トロン)、修繕/Tinkerからサーチ兼高速設置してゴブリンの溶接工/Goblin Welderで使い回されたりする(→ティンカースタックス)。

ルール

初の他のプレイヤーをコントロールするカードであり、当初はこれのためだけに新たに設けられた項目であった。現在はソリン・マルコフ/Sorin Markov他、何枚か同ルールを用いるカードが登場している。

登場当初は「プレイヤーのターンをコントロールする」というルール文章であった。ミラディンの傷跡での再録の際、ルールが若干変更されて「プレイヤーをコントロールする(You control target player)」というルール文章になったが、やっていることは変わっていない。なお、ミラディンの傷跡の日本語版では旧来の「ターンをコントロールする」というルール文章のまま印刷されている。

ルールの詳細は他のプレイヤーをコントロールするの項目を参照。

  • 対象は「プレイヤー」であるため、あなた自身を対象に起動することもできる。通常は(他のプレイヤーが自分をコントロールしようとしている状態でなければ)意味はないだろう。

その他

  • イラストだけは早くから公開されていて、装備品だと思われていた。
  • もともと「グリーマックス/Gleemax」の名前でアングルード2に収録される予定だった。アングルード2の企画が消えたために精神隷属器になったのだが、その後アンヒンジドで全く違うカードがGleemaxとして登場した。さらにさかのぼるとテンペスト占有の兜/Helm of Possessionの原案にたどり着く。
  • 最初は伝説のアーティファクトではなかったのだが、調整の結果、伝説のアーティファクトとなった。
  • 相手の財布の中身を破壊するマネデスキーカードでもある。詳しくはマネデスの項を参照。
  • 2004年のエイプリル・フールでは、インターネットの投票の結果、このカードが禁止カードに指定されるというジョークがあった(参考のコラム参照)。

参考

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