吸血鬼 (デッキ)
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2011年6月5日 (日) 03:30時点における版
吸血鬼(Vampire)は、ゼンディカー・ブロック以降成立した吸血鬼の部族デッキ。
目次 |
概要
もともと黒には吸血鬼のクリーチャー・タイプを持つものが少数ながら存在したが、吸血鬼だけでデッキを組めるほどではなかった。しかし、基本セット2010、ゼンディカー・ブロック、基本セット2011で多数の吸血鬼クリーチャーならびにそれを支援する呪文を獲得し、スタンダードやゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築で見ることができるようになった。
ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) スピリット(Spirit)
恐血鬼ではブロックできない。
恐血鬼は、対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり速攻を持つ。
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはあなたの墓地にある恐血鬼を戦場に戻してもよい。
吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnusを失って大きく弱体化したものと思われたが、シナジーを多く含んだ軽量ビートダウンとして復活。特に黒割れの崖/Blackcleave Cliffsという優秀な2色土地の追加もあって、ほとんど火力のためだけに赤をタッチしたものが主流となっている。
鼓動の追跡者/Pulse Trackerや吸血鬼の裂断者/Vampire Laceratorなどのウィニークリーチャーを稲妻/Lightning Boltなどの火力でサポートするのが基本の動き。ビートダウンには火力による除去で、コントロールには除去に強い恐血鬼/Bloodghastと闇の後見/Dark Tutelageで対抗できるが、ヴァラクートに対しては干渉手段が少なく速度でも上回りづらいため、分が悪い。
もともと点数で見たマナ・コストが3以上のカードはほとんど存在しないが、さらに臓物の予見者/Viscera Seerのライブラリー操作が闇の後見のライフロスを最小限に抑えてくれる。容易に復活できる恐血鬼がその生け贄コストを務め、加えてカラストリアの貴人/Kalastria Highbornを併用することで一連の動きのたびに対戦相手のライフを削りつつ、ライフロスを補うことができる。
非常に色拘束の強いデッキであり、多くの局面で黒マナを要求されるため、地盤の際/Tectonic Edgeなどの黒マナを生産できない土地は採用しづらい。また広がりゆく海/Spreading Seasで対策されることも。
- 天敵は重力の変容/Gravitational Shift。ほぼすべてのクリーチャーがパワー0となり、エンチャントなので色の関係上割ることができない。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権10 ベスト8(参考)
- 使用者:Eric Froehlich
- フォーマット
Br Vampires [1] | |||||||||||||||||||||||||
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- サイドボードの死の門の悪魔/Demon of Death's Gateはトップメタであるヴァラクート対策。原始のタイタン/Primeval Titanの速度を上回れるパワーを持ち、飛行を持つためブロックで時間を稼がれることもない。ただし、転倒の磁石/Tumble Magnetで対処されることもあるので注意。
アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。
あなたのライブラリーの一番上のカードが黒であるかぎり、吸血鬼の夜侯とあなたがコントロールする他の吸血鬼(Vampire)クリーチャーは+2/+1の修整を受けるとともに飛行を持つ。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) シャーマン(Shaman)
飛行、プロテクション(白)
マラキールの血魔女が戦場に出たとき、各対戦相手はあなたがコントロールする吸血鬼(Vampire)の数に等しい点数のライフを失う。あなたはこれにより失われたライフに等しい点数のライフを得る。
強力なロード、吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnusを中心に組まれる。不安定な能力を助けるためにフェッチランドが採用されており、ライブラリーの一番上が黒であった場合の攻撃力はなかなかのもの。
マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitchが採用されることが多く、4枚積まれることも少なくない。単純にフィニッシャーとしての性能が買われただけでなく、同環境の強力クリーチャーである悪斬の天使/Baneslayer Angelを止められる点も評価されている。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権09 スタンダード部門 初日全勝(参考)
- 使用者:Oleksii Antonenko
- フォーマット
Vampires [2] | |
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