第9版
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これらは[[アンコモン]]以上に制限することで、中級者向けの基本セットという立場を通しているようだ。なお、[[再生]]を持つカードも[[アンコモン]]以上に格上げされている。 | これらは[[アンコモン]]以上に制限することで、中級者向けの基本セットという立場を通しているようだ。なお、[[再生]]を持つカードも[[アンコモン]]以上に格上げされている。 | ||
<!-- なお、[[再生]]や、[[生け贄に捧げる]]を持つカードも[[アンコモン]]以上に格上げされている。 | <!-- なお、[[再生]]や、[[生け贄に捧げる]]を持つカードも[[アンコモン]]以上に格上げされている。 | ||
↑生け贄は確かにコモンには無いんですが、格上げになったカードもありません。8EDのコモンで生け贄関連のカードは《沿岸の角爪鳥/Coastal Hornclaw》と《突撃隊/Shock Troops》のみで、以前から長く再録されていたわけでもありませんし。 --> | ↑生け贄は確かにコモンには無いんですが、格上げになったカードもありません。8EDのコモンで生け贄関連のカードは《沿岸の角爪鳥/Coastal Hornclaw》と《突撃隊/Shock Troops》のみで、以前から長く再録されていたわけでもありませんし。 --> | ||
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*第9版よりロシア語版が発売された([http://mtg.takaratomy.co.jp/product/9th/russian.html 参考])。 | *第9版よりロシア語版が発売された([http://mtg.takaratomy.co.jp/product/9th/russian.html 参考])。 | ||
*日本語版はここから[[注釈文]]のフォントのサイズが小さくなっている。 | *日本語版はここから[[注釈文]]のフォントのサイズが小さくなっている。 | ||
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[[第8版]]に続き投票企画「[[第9版を選ぼう]]」が行われ、25種類のカードの[[再録]]が確定した。 | [[第8版]]に続き投票企画「[[第9版を選ぼう]]」が行われ、25種類のカードの[[再録]]が確定した。 | ||
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− | [[第8版]]と数字以外同じなのでちょっと紛らわしい。 | + | *よく見ると[[第8版]]とは[[アンコモン]]の色が微妙に違う。 |
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− | *スターターデッキのデモプレイには、先攻プレイヤーが1ターン目から[[ドロー]]をしているという致命的欠陥がある。 | + | *スターターデッキのデモプレイには、先攻プレイヤーが1ターン目から[[引く|ドロー]]をしているという致命的欠陥がある。 |
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*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20050729/index.html 第9版、マジックの歴史にまた1ページ]([[タカラトミー]]、文:[[浅原晃]]) | *[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20050729/index.html 第9版、マジックの歴史にまた1ページ]([[タカラトミー]]、文:[[浅原晃]]) | ||
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*[[カードセット一覧]] | *[[カードセット一覧]] | ||
*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/NinthEdition/ 第9版 カードリスト - Wisdom Guild] | *[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/NinthEdition/ 第9版 カードリスト - Wisdom Guild] |
2008年9月27日 (土) 07:44時点における版
第9版/Ninth Editionは9番目の基本セット。
主な変更はエンチャント・タイプ「オーラ」の導入や、下記のクリーチャー・タイプの変更など。壁は1枚も再録されていない。
キーワード能力の収録範囲も拡張されており、トランプルとプロテクションが基本セットとしては第5版以来久々に登場。また、装備品も2枚だけだが収録されている。
これらはアンコモン以上に制限することで、中級者向けの基本セットという立場を通しているようだ。なお、再生を持つカードもアンコモン以上に格上げされている。
対抗色も含む10種類全てのペインランドが再録され話題を呼んだ。他にも、今後のトーナメントシーンの多色化傾向を視野に入れた調整がなされている。基本セット恒例の色対策カードには、野火/Flashfiresと沸き立つ海/Boiling Seas、悪意の眼差し/Baleful Stareと萎縮の凝視/Withering Gazeなど、効果も対になるものが採用されている。
- クリーチャー・タイプの大幅再編が行われた。サマイトの癒し手/Samite Healerらの「人間」の追加やゴブリンの王/Goblin Kingの「ゴブリン」の追加などが代表例。また、再録されたすべてのアーティファクト・クリーチャーにクリーチャー・タイプが追加された。その一覧は下のリストを参照のこと。
- 第9版よりロシア語版が発売された(参考)。
- 日本語版はここから注釈文のフォントのサイズが小さくなっている。
第8版に続き投票企画「第9版を選ぼう」が行われ、25種類のカードの再録が確定した。
第8版に引き続き、ブースターパックのボックスには1箱に1枚、大判のボックス・トッパー・カードが入っている。どの言語のボックスでも英語版。全13種類。
基本セットとしては初めてファットパックが発売された(英語版のみ)。他のエキスパンションのものとは異なる構成となっている。詳細はコチラ(英語)。
- カードケース×2
- カードディバイダー(仕切り板)×6
- ミニポスター×1
- サイコロ型ライフカウンター×1
- 40枚入り土地カードパック×1
- プレイガイド×1
- オーバーサイズカード×1
- ブースターパック×6
エキスパンション・シンボルは3枚のカードと数字の「9」。第8版と数字以外同じなのでちょっと紛らわしい。
パッケージイラストは
- セラの天使/Serra Angel(スターターセット)
- セラの天使/Serra Angel
- マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn
- 地獄の番人/Hell's Caretaker
- ラースのドラゴン/Rathi Dragon
- エルフのチャンピオン/Elvish Champion
2005年7月29日発売。全359種類(スターターのみのカード、基本土地の絵違い含む)。
- スターターデッキのおまけFoilはセラの天使/Serra Angel。
- スターターデッキのデモプレイには、先攻プレイヤーが1ターン目からドローをしているという致命的欠陥がある。
クリーチャー・タイプに変更のあったもの一覧
参考
- テーマデッキ
- 正義の軍/Army of Justice (白)
- 遥か高み/Lofty Heights (青)
- 再びの死/Dead Again (黒)
- 世界炎上/World Aflame (赤)
- 強化生物/Custom Creatures (緑)
- 第9版、マジックの歴史にまた1ページ(タカラトミー、文:浅原晃)
- カード個別評価:第9版
- カードセット一覧
- 第9版 カードリスト - Wisdom Guild