オーク
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オーク/Orcは、クリーチャー・タイプの1つ。恵体の人型種族。
クリーチャー — オーク(Orc)
(赤),(T):あなたのライブラリーのカードを上から8枚見る。それらのうちの4枚を無作為に選んで追放し、その後残りをあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
1/1伝説のクリーチャー — オーク(Orc) 戦士(Warrior)
速攻
兜砕きのズルゴは、可能なら各戦闘で攻撃する。
あなたのターンであるかぎり、兜砕きのズルゴは破壊不能を持つ。
このターンに兜砕きのズルゴによってダメージを与えられたクリーチャーが1体死亡するたび、兜砕きのズルゴの上に+1/+1カウンターを1個置く。
クリーチャー — オーク(Orc) 射手(Archer)
瞬速
オークの弓使いが戦場に出たとき、ならびに、対戦相手が自分の各ドロー・ステップ内で最初に引くカード以外のカード1枚を引くたび、1つを対象とする。オークの弓使いはそれに1点のダメージを与える。その後、オーク動員1を行う。
リミテッド・エディションから存在し、フォールン・エンパイアとアイスエイジで数を増やした。第5版ではゴブリンより収録枚数が多かったのでその頃始めた人には馴染み深いかもしれない。しかしウェザーライトのオークの移住者/Orcish Settlers以降は影を潜め、懐古セットであったコールドスナップと時のらせんに登場したのみである。リミテッド・エディション以来の皆勤賞だったオーク弩弓隊/Orcish Artilleryも基本セット2010にてゴブリン弩弓隊/Goblin Artilleryに取って代わられてしまった。その後長らく登場が途絶えていたが、タルキール覇王譚ブロックにて久々に復活し話題となった。その後も時折新種が登場している。指輪物語:中つ国の伝承ではゴブリンと合わせて大きく取り上げられた。
全色に存在するがほとんどが黒か赤、およびそれらを含む多色である。残る白・青・緑単色のものはいずれもフォーゴトン・レルム探訪で初登場した。
初期のものはゴブリンに比べると一回り大きいにもかかわらず「大型の敵をブロックできない」「1体では参戦できない」など直接戦闘を苦手とする臆病者が多い一方、小型のものでは特殊能力が強力な傾向にある、というどちらかといえば支援向きのデザインであった。タルキール覇王譚ブロックでの復活以降は小型~中型のものが中心で、攻撃に関係した能力や強化持ちなど前のめりなデザインの物が多くなってきている。
オークを参照するカードの多くは指輪物語:中つ国の伝承で登場している。それ以外のセットではロードと呼べるものにOrc General、クリーチャー以外にもRaiding Partyという「オークがコスト」となるカードも存在する。また、ドワーフ兵士/Dwarven Soldierというこの種族を目の敵にするドワーフもいる。
伝説のオークは指輪物語:中つ国の伝承現在14体存在する(「伝説の(Legendary)・オーク(Orc)」でWHISPER検索)。このうち4体が指輪物語関係。
オーク・トークンを生成するカードは指輪物語:中つ国の伝承が初出で、すべてオーク動員の形でトークンを生成している。
- 樫の木を表すオーク/Oakとは綴りが異なる。
- 登場が途絶えていた時期にも、一応アンヒンジドでOrcish Paratroopersという新種は生まれていたが、よりにもよって「1フィートはじき」もの……。
[編集] ストーリー
オーク/Orcは『指輪物語』などの一般的なファンタジー作品にも登場する種族で、ドワーフ/Dwarfと敵対関係にあると設定されることが多い。
マジック初期のオークは緑肌のゴブリン/Goblinを大型化したような見た目のものが中心であった(オークの司書のイラスト)。タルキール覇王譚ブロック以降のオークは巨漢で大きな鼻と尖った耳が特徴的な、初期と比較すると人間/Humanに近い姿で描かれることが多い(マー=エクの夜刃のイラスト)。肌の色は多様だが、黄土色や灰色のものが多い傾向にある。
ドミナリア/Dominaria、ウルグローサ/Ulgrotha、タルキール/Tarkir、イクサラン/Ixalan、ケイレム/Kylem、アルケヴィオス/Arcaviosに棲息しているほか、ダンジョンズ&ドラゴンズの世界にも存在している。
- 指輪物語のゴブリンはオークの別名のような扱いとなっているが、それらがカード化される際には黒がオーク、赤がゴブリンに振り分けられている[1]。
[編集] 脚注
- ↑ 『指輪』作り その1(Making Magic 2023年5月30日)