第三の道の創設/Founding the Third Path
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2024年3月29日 (金) 20:44時点における版
Founding the Third Path / 第三の道の創設 (1)(青)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
先読(章を選び、それに等しい数の伝承(lore)カウンターで始める。あなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を追加する。飛ばされた章は誘発しない。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― あなたはあなたの手札から、インスタントやソーサリーでありマナ総量が1か2である呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
II ― プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカード4枚を切削する。
III ― あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それを追放し、コピーする。あなたはそのコピーを唱えてもよい。
兄弟戦争/Brothers' Warにおいて、ウルザ/Urzaにもミシュラ/Mishraにも与しない運動「第三の道/The Third Path」の始まりを描いた英雄譚。
- 先読
- I章はテンポ・アドバンテージを、II・III章はカード・アドバンテージをやや変則的な形で得られる効果。
- 墓地を早急に肥やすならII章、既に墓地に必要なスペルが揃っているならIII章からスタートすると速やかにアドバンテージを取りやすい。
- I-
- マナ総量が1か2のインスタントかソーサリーの踏み倒し。
- 2マナの呪文を踏み倒せた場合、実質0マナでこれを設置できたことになる。また、スペルの方は色拘束を無視できるため、序盤の事故に気持ち程度の耐性は得られる。
- 性質上ソーサリー・タイミングでしか唱えられないことに注意。条件を満たし、使いたい呪文が手札に無ければスキップさせてしまおう。
- II-
- 切削。
- 使い切り、かつ枚数も多くないのでライブラリー破壊には向かない。III章の下準備や、他の墓地利用と組み合わせて使うとよい。
- III-
- 墓地からインスタントかソーサリーを追放、コピーを唱える権利の獲得。マナコストは踏み倒せないし、タイミングも固定されているが呪文の再利用手段としてはかなり軽い。
- この手のカードは墓地にスペルが無いと手札で腐りがちなのが欠点だが、これはI、II章の効果で予め墓地にスペルを落としやすくなっている。
- 例に漏れず墓地対策カードには弱い。登場時のスタンダードには墓地利用がテーマのイニストラード前後編が存在している影響で、メインデッキから採用されているケースもあるので注意。
総じてインスタント、ソーサリーを中心にしたデッキに向いた英雄譚。ただ条件やタイミングは限定されるので、コントロールデッキなどではなく何らかのコンボに組み込む形が向いている。
登場時のイニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期のスタンダードでは、完成化した精神、ジェイス/Jace, the Perfected Mindや侵略樹、次元壊し/Realmbreaker, the Invasion Treeでライブラリーアウトを狙うデッキで追加のライブラリー破壊手段として採用された。イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期では、スゥルタイ・リアニメイトで採用された。
ルール
- I,III章共通
- これは解決中に呪文を唱える効果である。唱える権利を解決時より後に回すことはできない。その他、ルールの詳細は解決中に呪文を唱えるを参照のこと。
- I章
- 切除のような代替コストは支払えないが、追加コストは支払う(キッカーも追加コストなので使用可能である)。
- その他、詳細はマナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。
- III章
- 唱えるために必要なコストは支払う必要がある。代替コストも適用できる。
- コピーを唱えた場合、それは追放領域から唱えられている扱いとなる(CR:707.12)。
- この能力で唱える段階では、第三の道の創設はまだ生け贄に捧げられていない。
- 例えば、あなたの墓地のパーマネント・カードが2枚なら、もがく出現/Squirming EmergenceはX=2となる。X=3ではない。
関連カード
サイクル
- 夜と昼の恋歌/Love Song of Night and Day
- 第三の道の創設/Founding the Third Path
- ブレイズの恐るべき復活/Braids's Frightful Return
- ヨーティアの宣戦布告/Yotia Declares War
- ウェザーシード盟約/The Weatherseed Treaty