ティンカー
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環境を支配しすぎたため、2004年1月1日に[[修繕/Tinker]]や[[厳かなモノリス/Grim Monolith]]が[[禁止カード]]になり崩壊した。 | 環境を支配しすぎたため、2004年1月1日に[[修繕/Tinker]]や[[厳かなモノリス/Grim Monolith]]が[[禁止カード]]になり崩壊した。 | ||
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2016年12月2日 (金) 07:39時点における版
ティンカー(Tinker)は、キーカードである修繕/Tinkerを使用した茶単デッキの総称。
目次 |
概要
修繕/Tinkerによって強力なアーティファクトを直接戦場に出して戦う。
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
修繕はフィニッシャーを戦場に出すのにも役立つが、コントロール系アーティファクトをシルバーバレットすることもできるため汎用性が高い。
フィニッシャーにはコロ助(初期はファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossus、ダークスティール以降はダークスティールの巨像/Darksteel Colossus)やファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processorなどが使われる。
修繕の代替コスト用にマナ・アーティファクトや通電式キー/Voltaic Keyなどが投入される。これらのマナ加速から大量のマナが生まれるため、天才のひらめき/Stroke of Geniusやマスティコア/Masticoreが活用される。
ウルザ・ブロック構築
ウルザ・ブロック構築では、赤を加えた青赤タイプが主流。
基本構造は同じだが、赤を加えたことによってミラーマッチ用のアーティファクト破壊とストンピィ対策の火力を搭載できる。
特にプロツアーニューヨーク99はトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyが健在だったこともあり、同大会は茶単デッキに支配されてしまった。そのため、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyと通電式キー/Voltaic Keyは7月1日付けでウルザ・ブロック構築の禁止カードに指定されている。
- 発展形として燎原の火/Wildfireなどを追加しボードコントロール力を増したティンカー・ワイルドファイアがある。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーニューヨーク99 ベスト4 (参考)
- 使用者:David Humpherys
- デザイン:Rob Dougherty
- フォーマット
- ウルザ・ブロック構築でチーム「Your Move Games」が製作したバージョン。
- David HumpherysだけでなくRob Doughertyもベスト8入りしている。
エクステンデッド
初期は、魔力の櫃/Mana Vaultの爆発力に物をいわせた、スーサイドブラウンと呼ばれる速攻タイプのデッキだった。
アーティファクト
魔力の櫃はあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは(4)を支払ってもよい。そうしたなら、魔力の櫃をアンタップする。
あなたのドロー・ステップの開始時に、魔力の櫃がタップ状態である場合、それはあなたに1点のダメージを与える。
(T):(◇)(◇)(◇)を加える。
アーティファクト
ファイレクシアの処理装置が戦場に出るに際し、好きな点数のライフを支払う。
(4),(T):黒のX/Xのファイレクシアン(Phyrexian)・ミニオン(Minion)・クリーチャー・トークン1体を生成する。Xは、ファイレクシアの処理装置が戦場に出るに際し支払われたライフの点数に等しい。
オデッセイ登場後はリセットとして激動/Upheavalを使用する。金属細工師/Metalworkerによる大量マナをベースに、激動で戦場をリセット、マナ・アーティファクトを再展開、という動きを繰り返すタイプであり、「ターボ激動」型と呼ばれる(桧垣貴生らHato-Beamのメンバーが開発した)。
伝説のアーティファクト
(4),(T),精神隷属器を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーをコントロールする。(あなたはそのプレイヤーが見ることのできるすべてのカードを見て、そのプレイヤーのすべての決定を行う。)
さらに、ミラディン・ブロックが投入された後は、お手軽に生け贄に捧げられるアーティファクト・土地や強力なアーティファクトのおかげでエクステンデッド環境を席巻。プロツアーニューオーリンズ03ではベスト8中7つのデッキがティンカーであった。
また、ティンカー・スタックスやマナベルチャーといった派生形も生まれ、異常に高速化した環境を生み出した。
環境を支配しすぎたため、2004年1月1日に修繕/Tinkerや厳かなモノリス/Grim Monolithが禁止カードになり崩壊した。
サンプルレシピ
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (8) | |
4 | マスティコア/Masticore |
4 | 金属細工師/Metalworker |
インスタント・ソーサリー (9) | |
4 | 修繕/Tinker |
2 | 激動/Upheaval |
3 | 天才のひらめき/Stroke of Genius |
エンチャント・アーティファクト (21) | |
4 | 厳かなモノリス/Grim Monolith |
1 | ミシュラのらせん/Mishra's Helix |
2 | ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor |
2 | 精神隷属器/Mindslaver |
4 | からみつく鉄線/Tangle Wire |
4 | 通電式キー/Voltaic Key |
4 | スランの発電機/Thran Dynamo |
土地 (22) | |
7 | 島/Island |
4 | 裏切り者の都/City of Traitors |
3 | 古えの墳墓/Ancient Tomb |
4 | リシャーダの港/Rishadan Port |
4 | 教議会の座席/Seat of the Synod |
サイドボード | |
3 | 上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb |
1 | ミシュラのらせん/Mishra's Helix |
1 | ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor |
1 | 次元の門/Planar Portal |
1 | 回春の間/Rejuvenation Chamber |
1 | 激動/Upheaval |
3 | もみ消し/Stifle |
1 | 天才のひらめき/Stroke of Genius |
3 | 溶接の壺/Welding Jar |
- ミラディン参入後の最後期のバージョン。ターボ激動型である。
- 「ティンカーのミラーマッチは精神隷属器/Mindslaver対決に帰する」という思想を突き詰め、メインに2枚目の精神隷属器投入、さらにサイドにもみ消し/Stifleを備えている。