打ち消す

（版間での差分）

2010年6月10日 (木) 23:19時点における版

打ち消す/Counterは、キーワード処理の1つ。イメージは「反論」、「呪文や魔力による妨害」。

Counterspell / 対抗呪文 (青)(青)
インスタント

呪文１つを対象とし、それを打ち消す。

打ち消された呪文や能力は解決されないので、効果は生じない。また、一度支払ったコストは、呪文や能力が打ち消されても戻ってこない。

ポータル環境には「打ち消す」という概念自体が存在しないため、代わりに「何の効果も生み出さず、そのオーナーの墓地に置かれる」と記述されていた。現在ではオラクル改訂ですべて「打ち消す」に変更されている。

スタックに乗る呪文や能力（起動型能力と誘発型能力）は、それらを「打ち消す」と書かれた効果によって打ち消される。

上記のほかに、「ルールによって打ち消される」場合がある。たとえば、対象を取る呪文や能力は、解決時に、その対象すべてが不適正になっていた場合、打ち消される。

転じて、呪文や能力を打ち消すこと、あるいはその効果を生じる呪文や能力、またはそのような能力を持つパーマネントのことを、「打ち消し」と呼ぶ。

打ち消しは青の特徴の1つであり、ドローやバウンスとともに青の性質を表す要素の1つである。他の色でも不可能な行動ではないが、青のカードと比較すると性能は低めに設定されている。

打ち消しの質はオデッセイ・ブロックあたりからしばらく低下していた。特に、打ち消し呪文の代名詞と言える対抗呪文/Counterspellが第８版に再録されなかったことは、その代表的な事例であり、多くのプレイヤーに衝撃を与えた出来事である。しかし、フィフス・ドーンあたりから盛り返し、卑下/Condescendや邪魔/Hinderなどの有用なカードも登場した。

「カウンターパンチ」や「カウンター攻撃」といった単語から連想したのか、偏向/Deflectionや呪文乗っ取り/Spelljackといった「呪文を跳ね返す」効果と勘違いをされる事もあった。

7 その他のルール
- 701 キーワード処理
  - 701.5 打ち消す／Counter
    - 701.5a 呪文や能力を打ち消すということは、それを取り消し、スタックから取り除くということである。打ち消された呪文や能力は解決されず、効果は一切発生しない。打ち消された呪文はオーナーの墓地に置かれる。
    - 701.5b 打ち消された呪文を唱えたり能力を起動したりしたプレイヤーは、支払ったコストの「払い戻し」を受けることはできない。

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 *スタックを用いない行動を打ち消すことはできない。[[土地]]の[[プレイ]]や、[[マナ能力]]、[[常在型能力]]など。
-上記のほかに、「[[ルーリング|ルール]]によって打ち消される」場合がある。たとえば、[[対象]]を取る呪文や能力は、その対象すべてが不適正になった場合、打ち消される。
+上記のほかに、「[[ルーリング|ルール]]によって打ち消される」場合がある。たとえば、[[対象]]を取る呪文や能力は、解決時に、その対象すべてが不適正になっていた場合、打ち消される。
 ===その他===