Ancestral Recall
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[[ヴィンテージ]]においては、資産的な理由でない限り[[青]]を含む[[デッキ]]にこのカードが入っていないことはまず有り得ない。むしろ、このカードを投入するために青を[[タッチ]]することが往々にしてある。 | [[ヴィンテージ]]においては、資産的な理由でない限り[[青]]を含む[[デッキ]]にこのカードが入っていないことはまず有り得ない。むしろ、このカードを投入するために青を[[タッチ]]することが往々にしてある。 | ||
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Ancestral Recallはマジックで最初のドローカードであるため、極言すれば、[[X]]枚引く[[Braingeyser]]の系統や[[手札]]を交換する[[Timetwister]]の系統を除くすべての青のドローカードがその亜種といえる。直接的な[[リメイク]]としては、以下のカードが存在する。 | Ancestral Recallはマジックで最初のドローカードであるため、極言すれば、[[X]]枚引く[[Braingeyser]]の系統や[[手札]]を交換する[[Timetwister]]の系統を除くすべての青のドローカードがその亜種といえる。直接的な[[リメイク]]としては、以下のカードが存在する。 | ||
− | *[[渦まく知識/Brainstorm]] - 手札のカードを2枚、[[ライブラリーの一番上]] | + | *[[渦まく知識/Brainstorm]] - 手札のカードを2枚、[[ライブラリーの一番上]]に戻す必要がある。([[アイスエイジ]]) |
− | + | *[[祖先の幻視/Ancestral Vision]] - [[待機]]でしか唱えられない。([[時のらせん]]) | |
− | *[[祖先の幻視/Ancestral Vision]] - [[待機]] | + | *[[分かち合う発見/Shared Discovery]] - [[追加コスト]]として[[クリーチャー]]4体を[[タップ]]する。[[ソーサリー]]。([[エルドラージ覚醒]]) |
− | *[[分かち合う発見/Shared Discovery]] - [[追加コスト]]として[[クリーチャー]]4体を[[タップ]]する。[[ソーサリー]] | + | *[[ジェイスの創意/Jace's Ingenuity]] - [[マナ・コスト]]を見直した調整版。([[基本セット2011]]) |
− | *[[彼方の映像/Visions of Beyond]] - いずれかの[[墓地]] | + | *[[彼方の映像/Visions of Beyond]] - いずれかの[[墓地]]が20枚以上の場合に限り3枚カードが引ける。([[基本セット2012]]) |
== その他 == | == その他 == | ||
*製品化される前の[[カード名]]は「Ancestral Memories」であった。その名称はのちの[[ミラージュ]]で[[祖先の記憶/Ancestral Memories]]に使われている。([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/cotd/1203 Card of the Day 2003/12/17]([http://abomination.jp/empire/Misc/CotD/CD200312.shtml 邦訳])より) | *製品化される前の[[カード名]]は「Ancestral Memories」であった。その名称はのちの[[ミラージュ]]で[[祖先の記憶/Ancestral Memories]]に使われている。([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/cotd/1203 Card of the Day 2003/12/17]([http://abomination.jp/empire/Misc/CotD/CD200312.shtml 邦訳])より) | ||
− | *[[ヴィンテージ選手権05]] | + | *[[ヴィンテージ選手権05]]では優勝者[[Roland Chang]]に、[[Mark Poole]]による新規描き下ろし[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1388 イラスト]のAncestral Recallの額が贈られた(→[http://www.wizards.com/magic/images/tournamentcenter/2005/05vintage_prize.jpg 参考])。このイラストは[[Magic Online]]の[[キューブドラフト]]や[[Vintage Masters]]でも採用されている。 |
− | *[[ヴィンテージ選手権13]] | + | *[[ヴィンテージ選手権13]]では優勝者[[Joel Lim]]に、[[Ryan Pancoast]]による新規描き下ろしイラストのAncestral Recallの額が贈られた(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/eternal13/welcome 参考])。 |
*このカードは[[Time Walk]]と[[Timetwister]]とあわせて[[ビッグ・ブルー]]という通称で呼ばれた。しかし、この通称は同名のデッキができてからはあまり使われていない。 | *このカードは[[Time Walk]]と[[Timetwister]]とあわせて[[ビッグ・ブルー]]という通称で呼ばれた。しかし、この通称は同名のデッキができてからはあまり使われていない。 | ||
== 参考 == | == 参考 == | ||
+ | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1388 壁紙 (Magic Online Holiday Cube)]([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/ Daily MTG]) | ||
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]]) | *[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]]) | ||
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[レア]] |
2013年12月18日 (水) 16:06時点における版
1マナのインスタントで、使用制限やデメリットも無しに3枚ものカードを引くことができる効果は非常に強力であり、これを超えるコスト・パフォーマンスを持つドローカードは存在しない。そのため、このカードはマジック初期のR&Dがカードを引くことの強さを認識していなかったことを示す実例としてしばしば引き合いに出される。
ヴィンテージにおいては、資産的な理由でない限り青を含むデッキにこのカードが入っていないことはまず有り得ない。むしろ、このカードを投入するために青をタッチすることが往々にしてある。
- 対象をとることは、対戦相手に撃つことでライブラリー破壊に使えるメリットにも、誤った指図/Misdirectionなどによってドローを奪われるデメリットにもなりえる。また象牙の仮面/Ivory Maskのように自分自身に被覆を与えると相手にしか使えなくなる。
- これを超えるドローカードとしてContract from Belowを挙げる人は多い。しかしそちらはアンティに関するカードであるため、ヴィンテージでさえ禁止カードとなっている。
1994年1月25日より、Type1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。Type1.5では制定当初から禁止カードで、2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。
関連カード
サイクル
ブーンズ。マジック黎明期の基本セットに収録されたサイクルであり、すべて1マナで3つ分の何かを発生させる。
- 治癒の軟膏/Healing Salve
- Ancestral Recall
- 暗黒の儀式/Dark Ritual
- 稲妻/Lightning Bolt
- 巨大化/Giant Growth
それぞれ各色の特徴をよく表しているが、そのカードパワーには大きなばらつきがある。
このカードはサイクルの中で唯一レアである(他のカードはすべてコモン)。現在の基準で考えると奇異に思えるが、初期のマジックにはレアリティで入手率に差を設けることでバランスを取ろうとするデザインの意図があったのである。
亜種
Ancestral Recallはマジックで最初のドローカードであるため、極言すれば、X枚引くBraingeyserの系統や手札を交換するTimetwisterの系統を除くすべての青のドローカードがその亜種といえる。直接的なリメイクとしては、以下のカードが存在する。
- 渦まく知識/Brainstorm - 手札のカードを2枚、ライブラリーの一番上に戻す必要がある。(アイスエイジ)
- 祖先の幻視/Ancestral Vision - 待機でしか唱えられない。(時のらせん)
- 分かち合う発見/Shared Discovery - 追加コストとしてクリーチャー4体をタップする。ソーサリー。(エルドラージ覚醒)
- ジェイスの創意/Jace's Ingenuity - マナ・コストを見直した調整版。(基本セット2011)
- 彼方の映像/Visions of Beyond - いずれかの墓地が20枚以上の場合に限り3枚カードが引ける。(基本セット2012)
その他
- 製品化される前のカード名は「Ancestral Memories」であった。その名称はのちのミラージュで祖先の記憶/Ancestral Memoriesに使われている。(Card of the Day 2003/12/17(邦訳)より)
- ヴィンテージ選手権05では優勝者Roland Changに、Mark Pooleによる新規描き下ろしイラストのAncestral Recallの額が贈られた(→参考)。このイラストはMagic OnlineのキューブドラフトやVintage Mastersでも採用されている。
- ヴィンテージ選手権13では優勝者Joel Limに、Ryan Pancoastによる新規描き下ろしイラストのAncestral Recallの額が贈られた(→参考)。
- このカードはTime WalkとTimetwisterとあわせてビッグ・ブルーという通称で呼ばれた。しかし、この通称は同名のデッキができてからはあまり使われていない。