映し身人形/Duplicant
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− | *[[P/T]]、クリーチャー・タイプ変更[[能力]] | + | *[[Commander's Arsenal]]に[[Marco Nelor]]による{{Gatherer|id=338451|新規イラスト}}で収録。 |
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+ | *[[P/T]]、クリーチャー・タイプ変更[[能力]]は、「映し身人形によって追放されているカードがクリーチャー・[[カード]]である限り」と条件がついているので、[[特性定義能力]]ではない。[[種類別]]第4種および第7b種の[[継続的効果]]を作り出す能力である。[[戦場を離れる|戦場を離れれば]]、元のP/Tとクリーチャー・タイプに戻る。 | ||
*[[クローン/Clone]]のように[[コピー]]になるわけではない。[[能力]]は得ないし、[[カード名]]・[[色]]・[[マナ・コスト]]なども変化しない。 | *[[クローン/Clone]]のように[[コピー]]になるわけではない。[[能力]]は得ないし、[[カード名]]・[[色]]・[[マナ・コスト]]なども変化しない。 | ||
− | *複数のクリーチャーを[[刻印]] | + | *複数のクリーチャーを[[刻印]]することができてしまうことから、複数のP/Tを持つという不具合が出たため、「最後に追放されたクリーチャー・カード」のみを参照するように[[オラクル]]が変更されている。詳細は下記の[[#オラクルの変遷|オラクルの変遷]]を参照。 |
*ルール改訂により[[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]]というクリーチャー・タイプはなくなったので、いままでレジェンドだった[[伝説のクリーチャー]]を刻印しても、これ自身が伝説のクリーチャーになるということはない。 | *ルール改訂により[[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]]というクリーチャー・タイプはなくなったので、いままでレジェンドだった[[伝説のクリーチャー]]を刻印しても、これ自身が伝説のクリーチャーになるということはない。 | ||
*特性定義能力は[[追放]][[領域]]に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。 | *特性定義能力は[[追放]][[領域]]に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。 | ||
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**[[無規律の死霊/Entropic Specter]]を刻印すると、無規律の死霊は参照する[[対戦相手]]が選ばれていないため0/0であり、映し身人形のP/Tも0/0になる。 | **[[無規律の死霊/Entropic Specter]]を刻印すると、無規律の死霊は参照する[[対戦相手]]が選ばれていないため0/0であり、映し身人形のP/Tも0/0になる。 | ||
**[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]を刻印すると、これはすべてのクリーチャー・タイプになる。 | **[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]を刻印すると、これはすべてのクリーチャー・タイプになる。 | ||
− | *[[クリーチャー化]]しているクリーチャーではない[[パーマネント]] | + | *[[クリーチャー化]]しているクリーチャーではない[[パーマネント]]を刻印した場合、それはクリーチャー・カードではないため、「クリーチャー・カードが刻印されている限り」の条件を外れ、映し身人形は何も参照しない状態(2/4の実質[[バニラ]])になる。 |
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#[[戦場]]に[[ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter]]を出しておく。 | #[[戦場]]に[[ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter]]を出しておく。 | ||
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#墓地の一番上を映し身人形にする。 | #墓地の一番上を映し身人形にする。 | ||
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その後、最後に刻印されたクリーチャー・カードのみを参照するように変更されたことで、複数の[[P/T]]を持つという不具合は解消された。 | その後、最後に刻印されたクリーチャー・カードのみを参照するように変更されたことで、複数の[[P/T]]を持つという不具合は解消された。 | ||
− | + | さらに後に、複数のクリーチャー・カードが追放されている場合には、P/Tや[[クリーチャー・タイプ]]は変更されないようになった。 | |
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+ | [[基本セット2010]]において刻印がキーワード能力ではなくなり、[[関連している能力]]になった。このルール変更により、映し身人形自身の[[能力]]で追放したものでないと参照しないようになっている。 | ||
− | [[ | + | しかし、[[基本セット2014]]において登場した[[ストリオン共鳴体/Strionic Resonator]]によって、関連している能力によって複数のカードを追放することができるようになったため、最後に追放したクリーチャー・カードのみを参照するように再び変更された。 |
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]] | ||
*[[Commander's Arsenal]] | *[[Commander's Arsenal]] |
2013年7月12日 (金) 14:08時点における版
アーティファクト クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
刻印 ― 映し身人形が戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。
映し身人形によって追放されているカードがクリーチャー・カードであるかぎり、映し身人形はそれによって最後に追放されたクリーチャー・カードのパワー、タフネス、クリーチャー・タイプを持つ。それは多相の戦士(Shapeshifter)でもある。
戦場に出たときにどんなクリーチャーでも追放してしまうアーティファクト・クリーチャー。さらに、追放したクリーチャーのパワー、タフネス、クリーチャー・タイプまで奪う。
重いとは言え、どの色でも使える上に破壊されないクリーチャーにまで対処できる確定除去は強力。大型クリーチャーを除去すれば、戦闘でも活躍できるので二度美味しい。
ミラディン・ブロック構築やスタンダードでは、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusという格好の的が存在したこともあり、歯と爪/Tooth and Nailを使うデッキや低速コントロールデッキにおいてしばしば使われた。
また、ヴィンテージの茶単においてもサイドボードで散見されるクリーチャーである。
ルール
- P/T、クリーチャー・タイプ変更能力は、「映し身人形によって追放されているカードがクリーチャー・カードである限り」と条件がついているので、特性定義能力ではない。種類別第4種および第7b種の継続的効果を作り出す能力である。戦場を離れれば、元のP/Tとクリーチャー・タイプに戻る。
- クローン/Cloneのようにコピーになるわけではない。能力は得ないし、カード名・色・マナ・コストなども変化しない。
- 複数のクリーチャーを刻印することができてしまうことから、複数のP/Tを持つという不具合が出たため、「最後に追放されたクリーチャー・カード」のみを参照するようにオラクルが変更されている。詳細は下記のオラクルの変遷を参照。
- ルール改訂によりレジェンドというクリーチャー・タイプはなくなったので、いままでレジェンドだった伝説のクリーチャーを刻印しても、これ自身が伝説のクリーチャーになるということはない。
- 特性定義能力は追放領域に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。
- ブルードスター/Broodstarを刻印すると、映し身人形のP/Tはブルードスターのオーナーがコントロールするアーティファクトの数に等しくなる。
- 無規律の死霊/Entropic Specterを刻印すると、無規律の死霊は参照する対戦相手が選ばれていないため0/0であり、映し身人形のP/Tも0/0になる。
- 霧衣の究極体/Mistform Ultimusを刻印すると、これはすべてのクリーチャー・タイプになる。
- クリーチャー化しているクリーチャーではないパーマネントを刻印した場合、それはクリーチャー・カードではないため、「クリーチャー・カードが刻印されている限り」の条件を外れ、映し身人形は何も参照しない状態(2/4の実質バニラ)になる。
オラクルの変遷
複数のクリーチャー・カードを追放することによって、複数のP/Tを持つことができてしまうため、オラクルが幾度か変更されている。当時考案された複数のカードを追放する手法は以下のようなもの。
- 戦場にヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifterを出しておく。
- 墓地の一番上を死面の映し身人形/Death-Mask Duplicantにする。
- ヴォルラスの多相の戦士が持つ死面の映し身人形の起動型能力を何回か起動し、好きな枚数のクリーチャー・カードを刻印する。
- 墓地の一番上を映し身人形にする。
他に、Vesuvan Doppelgangerを利用するほぼ同様の方法もある。最近はディミーアのドッペルゲンガー/Dimir Doppelgangerやミジウムの変成体/Mizzium Transreliquatなど、複数のカードを刻印する手段が増えた。
その後、最後に刻印されたクリーチャー・カードのみを参照するように変更されたことで、複数のP/Tを持つという不具合は解消された。
さらに後に、複数のクリーチャー・カードが追放されている場合には、P/Tやクリーチャー・タイプは変更されないようになった。
基本セット2010において刻印がキーワード能力ではなくなり、関連している能力になった。このルール変更により、映し身人形自身の能力で追放したものでないと参照しないようになっている。
しかし、基本セット2014において登場したストリオン共鳴体/Strionic Resonatorによって、関連している能力によって複数のカードを追放することができるようになったため、最後に追放したクリーチャー・カードのみを参照するように再び変更された。