青赤昇天
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2013年1月19日 (土) 07:42時点における版
青赤昇天(UR Ascension)は、紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascensionをキーカードとしたコンボ系コントロールデッキ。ゼンディカー登場時のスタンダードで成立した。
目次 |
概要
エンチャント
あなたがあなたの墓地にあるカードと同じ名前を持つインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、あなたは紅蓮術士の昇天の上に探索(quest)カウンターを1個置いてもよい。
紅蓮術士の昇天の上に探索カウンターが2個以上置かれている状態であなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、あなたはその呪文をコピーしてもよい。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。
ソーサリー
占術2を行い、その後カードを1枚引く。(占術2を行うには、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードを望む順番で一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く。)
まずは思案/Ponderなどの軽量ドローや稲妻/Lightning Boltなどの火力呪文を連発して紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascensionに2個の探索カウンターを置くことを目指す。条件を達成してからは莫大なアドバンテージを裏付けにゲームを決める。
特に思案や定業/Preordainなどの複数枚のカードにアクセスできるドロー呪文の存在は、探索カウンターを貯めやすくするために非常に重要な役割を果たす。また時間のねじれ/Time Warpも、コピーを作れるようになった際のターン・アドバンテージが非常に大きいために強力。
スタンダード
ゼンディカー登場直後から存在していたが、特に基本セット2010と基本セット2011を同時に使えた3か月程の期間の活躍は目覚ましい。序盤から使えるカウンターであるマナ漏出/Mana Leakの存在、定業/Preordainと思案/Ponderによる「8ポンダー」の構成による安定性の高さ、さらに時間のねじれ/Time Warpと思い起こし/Call to Mindによる無限ターンなど、非常に強力な構成であり、トップメタ級のデッキであった(→*1)。
基本セット2010がローテーション落ちして以降は、時間のねじれなどのパーツを失うとともに、白単アーマーの流行によってエンチャント除去がサイドボードに積まれることが増えたためにしばらく姿を消していた。
その後、新たなるファイレクシアで非常に相性のよいテゼレットの計略/Tezzeret's Gambitとギタクシア派の調査/Gitaxian Probeを獲得したことでまた数を増やし始めた。さらに基本セット2012の登場によって再び「8ポンダー」の構成を取れるようになったことで、再び勢力を増した。→*2
ソーサリー
((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。)
プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーの手札を見る。
カードを1枚引く。
後期型
- 備考
- アメリカ選手権11 ベスト8 (参考)
- 使用者:James McLeod
- フォーマット
青赤昇天 [1] | |||||||||||||||||
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- 基本セット2012参入後の後期型。
初期型
- 備考
- フランス選手権10 準優勝 (参考)
- 使用者:Guillaume Matignon
- フォーマット
青赤昇天 [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- アラーラの断片ブロック期のもの。
エクステンデッド
エクステンデッドにも存在する。
基本セット2010と基本セット2011のパーツを同時に使える他、相性の良い魔力変/Manamorphoseや、エクステンデッドのトレンドである罰する火/Punishing Fire+燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillowsのコンボなどを搭載する。
しかしエンチャント破壊や墓地対策等でメタられると厳しく、大きな結果は残せていない。そのためサイドボーディング後はタルモゴイフ/Tarmogoyfや、田舎の破壊者/Countryside Crusherなどのアタッカーを用意しクロック・パーミッション風に立ち回る、一種のアグレッシブ・サイドボーディングの手法が用いられている場合もある。→*3
その後、デッキの動きの要となる思案/Ponderと定業/Preordainがエクステンデッドの禁止カードに指定されしてまい、安定性が大きく損なわれる結果となった。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーアムステルダム10 第28位 (参考)
- 使用者:渡辺雄也
- デザイン:齋藤友晴
- フォーマット
青赤緑昇天 [3] | |||||||||||||||||||||
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- 時のらせん期のエクステンデッドのデッキ。
- 製作者の齋藤友晴本人による解説(Dech Tech: 齋藤 友晴・赤青緑《紅蓮術士の昇天》)も参照のこと。
モダン
ソーサリー
(赤)(赤)を加え、その後、すべての墓地にある《炎の儀式/Rite of Flame》という名前のカードの総数に等しい点数の(赤)を加える。
マナ加速の炎の儀式/Rite of Flameとマナ調整兼ドローの魔力変/Manamorphose、そして軽量ドローも思案/Ponder、定業/Preordain、ギタクシア派の調査/Gitaxian Probeに加えてさらに手練/Sleight of Handまで存在し、爆発力が非常に高い。
大きく分けて、有毒の蘇生/Noxious Revivalによって稲妻/Lightning Boltを使いまわすことで連打して勝つタイプと、刈り痕ストームやゴブリンストームなどのストームデッキとハイブリッドするタイプに分かれる。
モダン成立直後のプロツアーフィラデルフィア11ではベスト8に二人を送り込んだが、その活躍(とその他の青赤コンボデッキの活躍)を受けてドローソースの思案・定業とマナ加速の炎の儀式が禁止カードに指定されてしまい、大幅に弱体化した。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーフィラデルフィア11 ベスト8 (参考)
- 使用者:Andrejs Prost
- フォーマット
青赤昇天 [4] | |||||||||||||||||
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- 稲妻/Lightning Boltを勝ち手段にしたデッキ。
- サイドボードには欠片の双子コンボと、対クリーチャーに有用な燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows+罰する火/Punishing Fireのシナジーが搭載されている。