マルドゥの包囲破り/Mardu Siegebreaker
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*追放能力の基本的な[[ルール]]については[[放逐する僧侶/Banisher Priest#ルール]]を参照。 | *追放能力の基本的な[[ルール]]については[[放逐する僧侶/Banisher Priest#ルール]]を参照。 | ||
*攻撃するたびの能力の基本的なルールについては[[コピー#2|コピー・トークンを生成する効果]]、[[コピー可能な値]]、[[攻撃している状態で戦場に出る]]を参照。 | *攻撃するたびの能力の基本的なルールについては[[コピー#2|コピー・トークンを生成する効果]]、[[コピー可能な値]]、[[攻撃している状態で戦場に出る]]を参照。 | ||
− | * | + | *[[クリーチャー化]]していたなど非クリーチャー・[[パーマネント]]を追放した場合でもそれのコピー・トークンを生成できるが、それは攻撃している状態にはならない。 |
− | *[[知識の徳目/Virtue of Knowledge]]などによりマルドゥの包囲破りが複数のカードを追放していた場合、[[解決]] | + | *「その追放されているカード/the exiled card」とあるので[[知識の徳目/Virtue of Knowledge]]などによりマルドゥの包囲破りが複数のカードを追放していた場合、[[解決]]時にそれぞれのカードのコピー・トークンを各[[対戦相手]]1人ごとに1体生成する({{CR|607.3}})。例えば、2枚追放しており3人の対戦相手が居るならば、計6体のトークンが生成される。 |
− | + | **「トークン」に「1体」という数詞がついていて勘違いしやすいので注意。追放しているカードの中から1つのみに処理を行う場合は、[[両替機/Currency Converter]]のように「〜によって追放されているカード1枚/a card exiled with ~」や[[常緑皮の熊/Evercoat Ursine]]のように「それら(〜によって追放されているカード)のうち1枚/one of them (=cards exiled with ~)」などと書かれる。 | |
+ | ==関連カード== | ||
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+ | {{サイクル/タルキール:龍嵐録のレアの3色カード}} | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | <references /> | ||
+ | *[[一時的に追放するカード]] | ||
+ | *[[コピーカード]]([[機能別カードリスト]]) | ||
+ | *[[マルドゥ/The Mardu]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:タルキール:龍嵐録]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:タルキール:龍嵐録]] - [[レア]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2025年4月24日 (木) 10:17時点における最新版
クリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
接死、速攻
このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー最大1体を対象とする。このクリーチャーが戦場を離れるまで、それを追放する。
このクリーチャーが攻撃するたび、各対戦相手につきそれぞれ、その追放されているカードのコピーであるトークン1体を、タップ状態かつそのプレイヤーを攻撃している状態で生成する。あなたの終了ステップの開始時に、それらのトークンを生け贄に捧げる。
自分のクリーチャーを一時的に追放してしまい、攻撃するたびそれの使い捨てのコピー・トークンを攻撃している状態で戦場に出す人間・戦士。
色拘束は強いが4マナ4/4接死・速攻と、単独の戦力としても悪くない基準。瞬速などは持たないので除去から逃がすのは難しいが、ソーサリー・タイミングの除去や全体除去から1度だけ逃がすことは可能であり、見方によってはこれ自身を1マナの火力程度では落ちない避雷針として使ってる形にもなる。明滅めいた能力ということでETBはもちろん、トークンの処理は生け贄に捧げる形なのでPIGとの相性も良好。ただし攻撃している状態で戦場に出す形なので攻撃誘発型能力とはシナジーを持たない。本体が迎撃される心配をせずにサボタージュ能力かこちらの打点かも強要しやすく、相方は少々選ぶが単独の戦力としても、アドバンテージを繰り返し得るシステムクリーチャーめいた役割としても一定の働きをしてくれる存在。コピー・トークンが戦士の場合、雷の布告、ズルゴ/Zurgo, Thunder's Decreeで終了ステップの生け贄を無視できる。
本人を追放することは出来ないが、違うオブジェクトであればカード名の同じクリーチャーでも追放することが出来る。色拘束の強い中堅クリーチャーということで実用に至るかは微妙なラインだが、3体揃うと1体目を2体目の能力で追放して、2体目を3体目の能力で追放、2体目が戦場を離れたことで戻ってきた1体目で3体目を追放……と繰り返すと無限ループに繋がる。後はクリーチャーが戦場に出る、或いは離れることを条件に誘発するカードを併用すれば無限コンボ。誘発時の追放は任意なので、無限ドローなどの途中で打ち切りたいコンボの場合は自由にストップをかけられるのも強み。トークンは戦場を離れると状況起因処理で消滅してしまうため、2体目の攻撃誘発型能力で生成されたトークンを使って2体目を追放……という形では残念ながらループが成立しない。
- 印刷されたカードにはトークンを生け贄に捧げる遅延誘発型能力の誘発タイミングに同系統の効果と異なり「次の終了ステップ」が入っておらず、混乱を防ぐために発売と同時にオラクルが変更された[1]。期間を指定されていない遅延誘発型能力は1回しか誘発しないため(CR:603.7b)、変更前でも機能は変わらない。
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このカード「マルドゥの包囲破り/Mardu Siegebreaker」はまだカード個別の評価が行われていません。評価の執筆をして下さる方を求めています。
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[編集] ルール
- 追放能力の基本的なルールについては放逐する僧侶/Banisher Priest#ルールを参照。
- 攻撃するたびの能力の基本的なルールについてはコピー・トークンを生成する効果、コピー可能な値、攻撃している状態で戦場に出るを参照。
- クリーチャー化していたなど非クリーチャー・パーマネントを追放した場合でもそれのコピー・トークンを生成できるが、それは攻撃している状態にはならない。
- 「その追放されているカード/the exiled card」とあるので知識の徳目/Virtue of Knowledgeなどによりマルドゥの包囲破りが複数のカードを追放していた場合、解決時にそれぞれのカードのコピー・トークンを各対戦相手1人ごとに1体生成する(CR:607.3)。例えば、2枚追放しており3人の対戦相手が居るならば、計6体のトークンが生成される。
- 「トークン」に「1体」という数詞がついていて勘違いしやすいので注意。追放しているカードの中から1つのみに処理を行う場合は、両替機/Currency Converterのように「〜によって追放されているカード1枚/a card exiled with ~」や常緑皮の熊/Evercoat Ursineのように「それら(〜によって追放されているカード)のうち1枚/one of them (=cards exiled with ~)」などと書かれる。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
タルキール:龍嵐録の、伝説でも英雄譚でもないレアの楔3色サイクル。各色の組み合わせごとに2枚ずつ存在する。
- 不可避の敗北/Inevitable Defeat
- マルドゥの包囲破り/Mardu Siegebreaker