絶望招来/Invoke Despair
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+ | *[[神河:輝ける世界]]の[[バンドル]]には異なる{{Gatherer|id=551690}}の[[プレミアム・カード|プレミアム]]仕様[[プロモーション・カード]]が封入されている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/kamigawa-neon-dynasty-product-overview-2022-01-27 Kamigawa: Neon Dynasty Product Overview]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0035752/ 『神河:輝ける世界』製品紹介](Feature [[2022年]]1月27日 [[Harless Snyder]]著)</ref>。 | ||
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+ | 主に[[黒コントロール|黒単コントロール]]にて除去・[[手札]]補充・フィニッシュ手段と3役兼ねた主力[[呪文]]として中軸を担っている。黒は[[食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre]]や[[雪上の血痕/Blood on the Snow]]など強力な[[全体除去]]が多く、クリーチャーが展開された後でも腐りにくい点も追い風となっている。 | ||
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+ | ;スタンダード([[イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]) | ||
+ | [[団結のドミナリア]]で[[黒]]に強力なカードが追加されたことにより、黒系[[ミッドレンジ]]が隆盛し引き続き採用されている。また、ローテーションに伴い[[小道]]が[[ペインランド]]へと入れ替わったことで[[多色デッキ]]での[[クァドラプルシンボル]]捻出の難易度が下がり、[[青黒赤ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|グリクシス・ミッドレンジ]]のような3色のデッキでも[[事故]]のリスクを承知で4枚積まれていることも珍しくない。 | ||
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+ | 同環境を象徴するカードの1枚となっており、主に次のようなカードで対策が行われている。 | ||
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+ | [[2023年]]5月29日([[MTGアリーナ]]では5月30日)付けで、[[スタンダード]]で[[禁止カード]]に指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/may-29-2023-banned-and-restricted-announcement May 29, 2023 Banned and Restricted Announcement]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036964/ 2023年5月29日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2023年]]5月29日)</ref>。除去性能やアドバンテージ獲得能力に加え、幅広いパーマネントに干渉し色の弱点を補っている点が問題視された。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== |
2024年5月24日 (金) 17:16時点における最新版
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げる。そうできないなら、そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたはカード1枚を引く。その後、エンチャントとプレインズウォーカーについてもこの手順を繰り返す。
黒の招来は複数のカード・タイプに対する布告除去。生け贄が発生しなかった場合は代わりにドローと対戦相手のライフロスが生じる。
確実な1:3交換というカード・アドバンテージ獲得性能と複数のパーマネントに触れる汎用性を兼ね備えているのが非常に優秀。黒単色でエンチャントやプレインズウォーカーに干渉できる除去には汎用性やコスト・パフォーマンスに欠けるものが多く手放しでの採用はしばしば困難だが、それらのニッチなパーマネントに1枚で触れる上に腐りづらい点が高く評価される。
除去よりむしろ補填のドローが強みでもあり、カードの1:1交換を繰り返し戦場の該当パーマネントが排除された頃に唱えることでキルターン短縮と手札補充を同時に行う動きが強力である。最大6点のライフロス効果はそれ自身フィニッシャーとして十分な上、ドローで2枚目のこのカードを引き込み連鎖的にアドバンテージを獲得することも期待できる。パーマネント・手札・ライフといった複数のリソースに干渉しどんな状況でも確実にアドバンテージを稼げる手堅さはさながら小型の残酷な根本原理/Cruel Ultimatumである。
一方で、あくまで広く薄くの除去しかできない上、布告除去の常として相手に選択権を与える点もそのまま。クァドラプルシンボルの5マナソーサリーという重さももてあましがちで、横に並ぶタイプのデッキに対し不利な盤面を覆すようなことは難しい。どちらかというと有利な状況を更に固定するのに長じており、他の除去も交えつつ息切れ回避を兼ねて撃つカードとしてコントロール型のデッキに投入するのが基本となる。他にはミッドレンジデッキで宝物やマナ・クリーチャーを駆使して相手の場が整う前に唱えて選択の余地を作らせない、という運用方法も考えられる。
[編集] 各フォーマットでの活躍
主に黒単コントロールにて除去・手札補充・フィニッシュ手段と3役兼ねた主力呪文として中軸を担っている。黒は食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacreや雪上の血痕/Blood on the Snowなど強力な全体除去が多く、クリーチャーが展開された後でも腐りにくい点も追い風となっている。
- スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期)
団結のドミナリアで黒に強力なカードが追加されたことにより、黒系ミッドレンジが隆盛し引き続き採用されている。また、ローテーションに伴い小道がペインランドへと入れ替わったことで多色デッキでのクァドラプルシンボル捻出の難易度が下がり、グリクシス・ミッドレンジのような3色のデッキでも事故のリスクを承知で4枚積まれていることも珍しくない。
同環境を象徴するカードの1枚となっており、主に次のようなカードで対策が行われている。
- 麒麟の教え/Teachings of the Kirinや放浪皇/The Wandering Emperorなど、一枚で該当タイプのうち複数を用意できる(絶望招来のパフォーマンスを落とせる)カード。
- クリーチャー化していない限り布告を受けない機体(主に勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster)。
ラクドス・ミッドレンジでサイドボードに採用されることがある。これ自身がプレインズウォーカーや鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breakerを採用するデッキであるためミラーマッチで高い威力を発揮するほか、プレインズウォーカーを有しサイド後は夢さらい/Dream Trawlerを投入する場合もある青白コントロールに対しても有効。黒単ミッドレンジのような黒マナに困らない黒単色デッキで出番がある。
この色拘束の強さが厳しく、唱えるだけでも難しい。それでも使えれば1:3交換にはなるが、神河:輝ける世界ではクリーチャー・エンチャントも収録されており、通常は多数コントロールされることの少ないエンチャントについても囮の生け贄を用意されやすく、総合的には事故のリスクを背負ってまで採用するカードとは言い難いだろう。
[編集] 禁止指定
2023年5月29日(MTGアリーナでは5月30日)付けで、スタンダードで禁止カードに指定される[2]。除去性能やアドバンテージ獲得能力に加え、幅広いパーマネントに干渉し色の弱点を補っている点が問題視された。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
神河:輝ける世界の招来サイクル。クァドラプルシンボルのインスタントかソーサリー。稀少度はレア。
- 報復招来/Invoke Justice
- 嵐風招来/Invoke the Winds
- 絶望招来/Invoke Despair
- 災厄招来/Invoke Calamity
- 古霊招来/Invoke the Ancients
[編集] 脚注
- ↑ Kamigawa: Neon Dynasty Product Overview/『神河:輝ける世界』製品紹介(Feature 2022年1月27日 Harless Snyder著)
- ↑ May 29, 2023 Banned and Restricted Announcement/2023年5月29日 禁止制限告知(Daily MTG 2023年5月29日)