定義済みのトークン
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2024年2月29日 (木) 00:01時点における最新版
定義済みのトークン/Predefined Tokenとは、総合ルールによって特性が定義された状態で生成されるトークンのことである。
Sailor of Means / 財力ある船乗り (2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
財力ある船乗りが戦場に出たとき、宝物(Treasure)トークンを1つ生成する。(それは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
1/4Bake into a Pie / パイ包み (2)(黒)(黒)
インスタント
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。食物(Food)トークンを1つ生成する。(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
目次 |
[編集] 解説
効果の中には、定義済みのトークンを生成するように指示するものがある。それらの効果は「[単語]・トークンを生成する。/create [単語] token.」とのみ書かれ、その他の特性は(注釈文以外)書かれていない。
基本セット2020で制定されたルール。同時に再登場した宝物が定義済みのトークン第一号となった。このルールの登場により、カード・セットのメカニズムとして頻出するトークンを簡潔に記述することができるようになった。
[編集] ルール
- このルールが適用されるのは、「[単語]・トークンを生成する」という書式の場合のみである。それ以外の書式で[単語]が出てきたとしても、特性が追加されたり上書きされることはないし、また、このルールは生成に関してのみ適用される。生成された後でトークンの特性が変更されることもありうる。
- 例:「食物・トークンを生成する。」という効果によって生成された食物・アーティファクト・トークンは、「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つ。ただし、このライフ回復能力はトークンの定義によって得ている能力であり、食物というアーティファクト・タイプによって得ている能力ではない(食物自体には特別なルールはない)。そのため、別のアーティファクトが何らかの効果で食物のアーティファクト・タイプを得たとしても、それがこの能力を得ることはない。また、もとから食物のアーティファクト・タイプを持っていたとしても、それだけでこの能力を持つわけではない。基本土地タイプのルールとの違いに注意。
- ジンジャーブルート/Gingerbruteや黄金の卵/Golden Eggは食物のアーティファクト・タイプを持つとともにこのライフ回復能力と同一の能力を持つが、それはこのルールとは無関係に、文章欄にそう書かれているからに過ぎない。
- 例:「食物・トークンを生成する。」という効果によって生成された食物・アーティファクト・トークンは、「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つ。ただし、このライフ回復能力はトークンの定義によって得ている能力であり、食物というアーティファクト・タイプによって得ている能力ではない(食物自体には特別なルールはない)。そのため、別のアーティファクトが何らかの効果で食物のアーティファクト・タイプを得たとしても、それがこの能力を得ることはない。また、もとから食物のアーティファクト・タイプを持っていたとしても、それだけでこの能力を持つわけではない。基本土地タイプのルールとの違いに注意。
- [単語]の部分は、サブタイプであることが多いが、必ずしもそうとは限らない。サブタイプを参照する効果が適用されるかどうかは、総合ルールを見て確認すること。
- ウォーカーは[単語]がサブタイプでない初の例である。
- 定義済みのトークンを生成する効果は、その定義済みの特性を変更したり何かを追加したりすることがある。
[編集] 一覧
詳細は各項を参照。
[編集] 関連項目
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 111 トークン
- 111.10 効果の中に、定義済みのトークンを生成するように指示するものがある。それらの効果は、生成されるトークンの特性を決定するにあたって下の定義を用いる。定義済みのトークンを生成する効果は、その定義済みの特性を変更したり何かを追加したりすることがある。
- 111.10a 「宝物/Treasure」・トークンとは、「{T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ、無色の宝物・アーティファクト・トークンである。
- 111.10b 「食物/Food」・トークンとは、「{2}, {T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つ、無色の食物・アーティファクト・トークンである。
- 111.10c 「金/Gold」・トークンとは、「このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ、無色の金・アーティファクト・トークンである。
- 111.10d 「ウォーカー/Walker」・トークンとは、ウォーカーという名前を持つ黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンである。
- 111.10e 「破片/Shard」・トークンとは、「{2}, このエンチャントを生け贄に捧げる:占術1を行い、その後、カード1枚を引く。」を持つ無色の破片・エンチャント・トークンである。
- 111.10f 「手掛かり/Clue」・トークンとは、「{2}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つ無色の手掛かり・アーティファクト・トークンである。
- 111.10g 「血/Blood」・トークンとは、「{1}, {T}, カード1枚を捨てる, このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つ無色の血・アーティファクト・トークンである。
- 111.10h 「パワーストーン/Powerstone」・トークンとは、「{T}:{C}を加える。このマナはアーティファクトでない呪文を唱えるためには支払えない。」を持つ無色のパワーストーン・アーティファクト・トークンである。
- 111.10i 「培養器/Incubator」・トークンは、変身する両面トークンである。その第1面は「{2}:このアーティファクトを変身させる。」を持つ無色の培養器・アーティファクトであり、第2面は「ファイレクシアン・トークン/Phyrexian Token」という名前で無色の0/0のファイレクシアン・アーティファクト・クリーチャーである。
- 111.10j 「呪われし者/Cursed」・役割・トークンとは、「呪われし者」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは基本のパワーとタフネスが1/1になる。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10k 「怪物/Monster」・役割・トークンとは、「怪物」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受けトランプルを持つ。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10m 「王族/Royal」・役割・トークンとは、「王族」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受け護法{1}を持つ。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10n 「魔術師/Sorcerer」・役割・トークンとは、「魔術師」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受け、『このクリーチャーが攻撃するたび、占術1を行う。』を持つ。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10p 「聖者/Virtuous」・役割・トークンとは、「聖者」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーはあなたがコントロールしているエンチャント1つにつき+1/+1の修整を受ける。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10q 「ひねくれ者/Wicked」・役割・トークンとは、「ひねくれ者」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。」と「このオーラが戦場から墓地に置かれたとき、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10r 「若き英雄/Young Hero」・役割・トークンとは、「若き英雄」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは『このクリーチャーが攻撃するたび、これのタフネスが3以下である場合、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。』を持つ。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10s 「地図/Map」・トークンとは、「{1}, {T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それは探検を行う。起動はソーサリーとしてのみ行う。」を持つ無色の地図・アーティファクト・トークンである。rule 701.40〔探検を行う〕参照。
- 111.10 効果の中に、定義済みのトークンを生成するように指示するものがある。それらの効果は、生成されるトークンの特性を決定するにあたって下の定義を用いる。定義済みのトークンを生成する効果は、その定義済みの特性を変更したり何かを追加したりすることがある。
- 111 トークン