時間停止/Time Stop

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[[ターン]]を終了させてしまう風変わりな[[カード]]。このカードの登場に合わせて[[総合ルール]]に新しく「[[ターンを終了する]]」の項目が追加された。ルール上の詳細はそちらを参照。
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その[[ターン]]を終了させてしまうという豪快かつ風変わりな[[インスタント]]。登場に合わせて[[総合ルール]]に新たに「[[ターンを終了する]]」の項目が追加された。
  
[[解決]]するとその時点で[[スタック]]上にある[[呪文]]や[[能力]]が全て取り除かれる。さらには現在進行している[[フェイズ]]も飛ばされる。後述するように様々な使い方があり、6[[マナ]]と[[重い|重く]]、自身も[[追放]]されてしまう為に再利用しにくい欠点があるものの、総じて汎用性の高い[[呪文]]であるといえる。
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[[スタック]]上に存在する[[呪文]]や[[能力]]が全て[[追放]]され、[[ダメージ]]は取り除かれ、進行している[[フェイズ]]も含めて全てが[[飛ばす|飛ばされる]]。[[対戦相手]]の[[アップキープ]]に[[解決]]されれば([[アンタップ]]はされてしまうが)[[追加ターン]]のように機能する他、[[クリーチャー]]の[[攻撃]]に[[対応]]して使うと[[濃霧/Fog]]めいた挙動もとれる。6[[マナ]]と[[重い]]上に追放されてしまうので[[回収]]と組み合わせて[[無限ターン]]に利用するのも難しいが、利用するタイミングに応じて異なるリターンを得られる汎用性の高い呪文。
  
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これ自体は[[打ち消し]]ている訳ではなく、あくまでターンを終了することで間接的に無力化しているため、[[打ち消されない]]呪文を疑似的に打ち消すことが出来る他、[[ストーム]]や[[複製]]、[[キャスト]][[誘発]]といった通常の打ち消しが効きづらい能力へも対抗できる。[[サイクリング誘発型能力]]に対応して使えば[[サイクリング]]の[[ドロー]]も、[[誘発型能力]]も同時に無力化できるなど、変則的な打ち消しとして機能することも覚えておこう。
*スタック上にある呪文や能力が全て取り除かれる点を利用し、通常の[[打ち消し]]では対処しにくいカードを対処する。
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**[[打ち消されない]]呪文を追放する。
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[[基本セット2021]]で自分のターンに使うと[[軽く]]なる[[不連続性/Discontinuity]]が登場。[[トリプルシンボル]]もこのマナ域だとそこまでの差にならず、[[リーガル]]である[[フォーマット]]もあちらの方が広いので独自の需要を奪われる羽目に。それでも対戦相手のターンに使う前提であれば[[色拘束]]が緩いこと自体は確かであり、[[青マナ]]を出しづらい[[デッキ]]ではこちらを優先されるケースはあった。その後[[ファウンデーションズ]][[再録]]され、逆にリーガルなフォーマットがあちらよりも広くなった。登場時の[[スタンダード]]の範囲にも[[ハーキルの最後の瞑想/Hurkyl's Final Meditation]]が存在するが、あちらは対戦相手のターンに使おうとすると10マナという文字通り桁の違う[[マナ・コスト]]を要求してくるので棲み分けは容易。
**[[ストーム]]や[[複製]]、[[伝説の]][[エルドラージ]]などの[[唱える|唱えた]]時に[[誘発]]する能力を持つカードに使い、能力と元の呪文をまとめて追放する。
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**[[対戦相手]][[サイクリング誘発型能力]]を持つカードを[[サイクリング]]をしたのに[[対応して]]使うことで、誘発した能力とサイクリングによる[[引く|ドロー]]をまとめて無効化する。
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*現在進行しているフェイズを飛ばすことを利用する。
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**[[クリーチャー]][[攻撃]]に対して使えばそのターン[[戦闘ダメージ]]は与えられないので、[[濃霧/Fog]]のごとく機能する。
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**対戦相手の[[アップキープ]][[唱える]]ことで実質[[追加ターン]]を得たような挙動になる。ただし[[アンタップ・フェイズ]]を迎えさせている事で反撃の機会を与えてしまう為、この点は純粋にターンを追加するカードに劣る。
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==その他==
 
==その他==
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**得票数5555、得票率55.5%と、妙にキリが良かった。
 
**得票数5555、得票率55.5%と、妙にキリが良かった。
 
*第10版では[[プレミアム・カード]]に[[注釈文]]がつかない。しかもこのカードには、プレミアム・カードのみの追加の[[フレイバー・テキスト]]も無いため、[[文章欄]]が9文字(“End the turn”英単語で3語)という短さ。
 
*第10版では[[プレミアム・カード]]に[[注釈文]]がつかない。しかもこのカードには、プレミアム・カードのみの追加の[[フレイバー・テキスト]]も無いため、[[文章欄]]が9文字(“End the turn”英単語で3語)という短さ。
**プレミアム・カードでは余白が十分あるにもかかわらず、フレイバー・テキストが存在しないのは、この効果の特殊性を強調するための意図的なものである。([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/premium-foils-tenth-edition-2007-07-12 参考]
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**プレミアム・カードでは余白が十分あるにもかかわらず、フレイバー・テキストが存在しないのは、この効果の特殊性を強調するための意図的なものである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/premium-foils-tenth-edition-2007-07-12 The Premium Foils of Tenth Edition](Arcana [[2007年]]7月12日 [[WotC]]著)</ref>。
*[[アモンケット]][[]]になった[[栄光の幕切れ/Glorious End]]が登場。3[[マナ]]だが、次のターン終了時に[[敗北]]する。
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*類似カードについては[[ターンを終了する#該当カード]]を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mf5 時の終わり](Wizards社)
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<references/>
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/end-time-2004-09-01 The End of Time]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E6%99%82%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A-2004-09-01 時の終わり](Feature [[2004年]]9月1日 [[Mike Flores]]著)
 
*[[カード個別評価:神河物語]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:神河物語]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:ファウンデーションズ]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[レア]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2023年#Tales of the Time Stoppers|Secret Lair Drop Series: Tales of the Time Stoppers]]

2024年11月5日 (火) 20:55時点における最新版


Time Stop / 時間停止 (4)(青)(青)
インスタント

ターンを終了する。(スタックから、このカードを含むすべての呪文と能力を追放する。ターンを進めているプレイヤーは自分の手札のカードを、自分の手札の枚数の最大値になるまで捨てる。ダメージは取り除かれ、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終了する。)


そのターンを終了させてしまうという豪快かつ風変わりなインスタント。登場に合わせて総合ルールに新たに「ターンを終了する」の項目が追加された。

スタック上に存在する呪文能力が全て追放され、ダメージは取り除かれ、進行しているフェイズも含めて全てが飛ばされる対戦相手アップキープ解決されれば(アンタップはされてしまうが)追加ターンのように機能する他、クリーチャー攻撃対応して使うと濃霧/Fogめいた挙動もとれる。6マナ重い上に追放されてしまうので回収と組み合わせて無限ターンに利用するのも難しいが、利用するタイミングに応じて異なるリターンを得られる汎用性の高い呪文。

これ自体は打ち消している訳ではなく、あくまでターンを終了することで間接的に無力化しているため、打ち消されない呪文を疑似的に打ち消すことが出来る他、ストーム複製キャスト誘発といった通常の打ち消しが効きづらい能力へも対抗できる。サイクリング誘発型能力に対応して使えばサイクリングドローも、誘発型能力も同時に無力化できるなど、変則的な打ち消しとして機能することも覚えておこう。

基本セット2021で自分のターンに使うと軽くなる不連続性/Discontinuityが登場。トリプルシンボルもこのマナ域だとそこまでの差にならず、リーガルであるフォーマットもあちらの方が広いので独自の需要を奪われる羽目に。それでも対戦相手のターンに使う前提であれば色拘束が緩いこと自体は確かであり、青マナを出しづらいデッキではこちらを優先されるケースはあった。その後ファウンデーションズ再録され、逆にリーガルなフォーマットがあちらよりも広くなった。登場時のスタンダードの範囲にもハーキルの最後の瞑想/Hurkyl's Final Meditationが存在するが、あちらは対戦相手のターンに使おうとすると10マナという文字通り桁の違うマナ・コストを要求してくるので棲み分けは容易。

[編集] その他

  • 効果が大胆なのでよく誤解されるが、この呪文は打ち消しを妨害する能力は持っていないため、普通に打ち消すことができる。もちろん、打ち消された場合は通常通り墓地に置かれる。
  • 遅延/Delayされると、自分のターンが停止するハメになる。
  • 第10版を選ぼう第6週に登場し、呪文乗っ取り/Spelljackに勝利。第10版に再録された。
    • 得票数5555、得票率55.5%と、妙にキリが良かった。
  • 第10版ではプレミアム・カード注釈文がつかない。しかもこのカードには、プレミアム・カードのみの追加のフレイバー・テキストも無いため、文章欄が9文字(“End the turn”英単語で3語)という短さ。
    • プレミアム・カードでは余白が十分あるにもかかわらず、フレイバー・テキストが存在しないのは、この効果の特殊性を強調するための意図的なものである[1]
  • 類似カードについてはターンを終了する#該当カードを参照。

[編集] 参考

  1. The Premium Foils of Tenth Edition(Arcana 2007年7月12日 WotC著)
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