上陸

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'''英雄の報酬'''(えいゆうのほうしゅう)/''Hero's Reward''は、[[テーロス・ブロック]]の[[チャレンジ・デッキ]]で登場した[[能力語]]。
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!align="center" style="margin: 0 0 1em 1em; border: 1px solid #000; background: #FAC;" |登場セット
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| align="center" style="margin: 0 0 1em 1em; border: 1px solid #000;" |[[ゼンディカー]]<br>[[ワールドウェイク]]<br>[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]<br>[[ゲートウォッチの誓い]]<br>[[統率者2018]]<br>[[ゼンディカーの夜明け]]<br>[[ゼンディカーの夜明け統率者デッキ]]<br>[[モダンホライゾン2]]<br>[[Unfinity]]<br>[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]<br>[[Fallout統率者デッキ]]<br>[[サンダー・ジャンクションの無法者]]<br>[[モダンホライゾン3]]<br>[[ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ]]
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|}
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'''上陸'''(じょうりく)/''Landfall''は、[[ゼンディカー]]で初登場した[[能力語]]。
  
{{カードテキスト
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{{#card:Territorial Baloth}}
|カード名=Hydra Head / ハイドラの頭
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{{#card:Mysteries of the Deep}}
|タイプ=クリーチャー — 頭(Head)
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{{#card:Akoum Hellkite}}
|カードテキスト=英雄の報酬 ― ハイドラの頭が戦場を離れたとき、各プレイヤーはそれぞれ2点のライフを得る。
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|PT=0/3
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|アーティスト=Richard Wright
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|Gathererid=
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|背景=legal}}
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{{カードテキスト
+
|カード名=Altar of Mogis / モーギスの祭壇
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|タイプ=アーティファクト
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|カードテキスト=大群の戦闘前メイン・フェイズの開始時に、大群のライブラリーの一番上からカードを追加で1枚公開する。大群はそのカードを唱える。<br/>英雄の報酬 ― モーギスの祭壇がいずれかの領域から墓地に置かれたとき、大群は2体のミノタウルス(Minotaur)を生け贄に捧げる。
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|アーティスト=Aaron Miller
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|Gathererid=
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|背景=legal}}
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==解説==
 
==解説==
チャレンジ・デッキの怪物側専用[[カード]]のみが持ち、通常の[[マジック]]では登場しない。
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[[土地]][[あなた]]の[[コントロール]]下で[[戦場に出る]]ことに関係する[[能力]]を表す。
  
すべて[[誘発型能力]]であり、[[英雄]][[プレイヤー]]側が得た戦果を意味する。
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ゼンディカーでは[[パーマネント]]だけが持つ、土地が1つ戦場に出るたびに[[誘発]]する[[誘発型能力]]のみであったが、ワールドウェイクでは土地を戦場に出したターンならばより良い効果を得られる[[インスタント]]も登場した。[[戦乱のゼンディカー]]では、特定の[[基本土地タイプ]]を持つ土地が戦場に出た場合に、より強力な[[効果]]を得ることができる上陸が登場した。
  
===[[ハイドラとの対峙]]の英雄の報酬===
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[[Unfinity]]発売と同時期に[[落葉樹]]化し<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/698205645457047552/mark-gatherer-had-a-weird-update-this-morning Mark... gatherer had a weird update this morning...]([[Blogatog]] 2022年10月15日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>、[[オラクル]]更新により[[不屈の追跡者/Tireless Tracker]]や[[原始の報奨/Primeval Bounty]]など同様の[[誘発条件]]を持つカードもこの能力語を用いるようになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/unfinity-update-bulletin-2022-10-18 Unfinity Update Bulletin]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036416/ 『Unfinity』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)](News [[2022年]]10月18日 [[Jess Dunks]]著)</ref>。
ハイドラとの対峙では、すべての[[]][[クリーチャー]]が持っており、[[戦場を離れる]]ことで[[誘発]]する。
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*[[枝の手の内/Reach of Branches]]や[[死者の原野/Field of the Dead]]など土地が出ること以外に条件があるものはこの変更の対象外となっている。
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*[[Unfinity]]では[[ステッカー]][[Werewolf Lightning Mage]]が上陸能力を与える。
  
数の多い[[ハイドラの頭/Hydra Head]]に比べて[[精鋭]]頭の報酬はより大きなものになっている。
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===パーマネントの上陸===
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パーマネントの上陸能力は、土地は[[あなた|自分]]の各[[ターン]]に1回しか[[プレイ]]できないことから、通常、1ターンに1回しか誘発できない。しかし、[[不屈の自然/Rampant Growth]]などの[[効果]]によって土地を戦場に出した場合にも誘発するため、土地[[サーチ]]と組み合わせることでより大きな効果を発揮できる。
  
===[[大群との戦い]]の英雄の報酬===
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複数の土地が同時に出た場合、1枚につき1つ能力が誘発する。
大群との戦いでは、大群側の[[アーティファクト]]が持っており、いずれかの[[領域]]から[[墓地]]に置かれることで誘発する。
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*土地があなたのコントロール下で戦場に出れば、その出た理由を問わずに誘発する。[[ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad]]などの対戦相手がコントロールする[[効果]]によってあなたのコントロール下で戦場に出た場合も誘発する。
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===インスタントの上陸===
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インスタントの上陸能力は、土地は自分のターンにしかプレイできない関係上、その恩恵を得られるのは通常自分のターンに限られる。しかし、[[フェッチランド]]などを併用すればこの限りではない。
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*インスタントの上陸能力のチェックは[[解決]]時に行われる。上陸を持つインスタントを唱えて解決する前に、何らかの方法であなたのコントロール下で土地が戦場に出た場合、上陸能力の効果が適用される。
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*あなたのコントロール下で戦場に出した土地が、出したターンに[[除去]]されたり、コントロールを奪われたり、土地の[[カード・タイプ]]を失ったりした場合も「このターン、あなたのコントロール下で土地が戦場に出ている」ことには変わりないため、上陸を持つインスタントは上陸能力の効果が適用される。
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**登場したのはワールドウェイクのみで、それ以降新規のカードは刷られていない。パーマネントの上陸と機能が大きく異なる点を問題視されたためか。
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===その他===
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*同じ[[ブロック (総称)|ブロック]]に限らなければ、[[手札]][[戻す]]ことで毎ターン土地を供給できる[[神河ブロック]]の[[ムーンフォーク]]や[[バウンスランド]]とも相性が良い。
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*連続した2つの[[エキスパンション]]([[ゼンディカー]]~[[ワールドウェイク]])に続けて同じ能力語が登場するのは、能力語の概念が登場して以来初となる。
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*ゼンディカーの夜明けでの再登場時には、([[人間]]らを有する[[パーティー]]に対して)上陸を持つクリーチャーはすべて野生的な生物で統一されており、[[人間でない]]。そのため半年前に発売された[[イコリア:巨獣の棲処]]の[[変容]]の[[対象]]にできる。また、上陸カード専用の[[ショーケース・フレーム]]も与えられた。
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*特定[[タイプ]]のパーマネントが戦場に出るたび誘発する能力語は、開発段階では上陸に倣ってか上○○/****fallと仮称されることが多い。上エンチャント/Enchantmentfall([[星座]])<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/two-truths-and-lie-2014-06-02-0 Two Truths and a Lie]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0010762/ 2つのホントと1つのウソ]([[Making Magic]] [[2014年]]6月2日 Mark Rosewater著)</ref>、上クリーチャー/Creaturefall([[団結]])<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/hitting-streets-new-capenna-part-2-2022-04-11 Hitting the Streets of New Capenna, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035947/ 『ニューカペナの街角』を狙え その2](Making Magic [[2022年]]4月11日 Mark Rosewater著)</ref>など。
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==脚注==
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<references />
  
基本的には大群に[[ダメージ]]を与えた際の[[ライブラリー破壊]]で誘発するが、もちろん[[戦場]]に出たアーティファクトを[[除去]]する、あるいは[[ターン起因処理]]で[[唱える|唱えられた]]アーティファクト[[呪文]]を[[打ち消す]]ことでも誘発する。
 
 
==参考==
 
==参考==
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|上陸}}
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*[[「1ターンに1度しか土地をプレイできない」の制限を破るカード]]
 
*[[能力語]]
 
*[[能力語]]
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]

2024年9月16日 (月) 22:38時点における最新版

登場セット
ゼンディカー
ワールドウェイク
戦乱のゼンディカー・ブロック
ゲートウォッチの誓い
統率者2018
ゼンディカーの夜明け
ゼンディカーの夜明け統率者デッキ
モダンホライゾン2
Unfinity
機械兵団の進軍:決戦の後に
Fallout統率者デッキ
サンダー・ジャンクションの無法者
モダンホライゾン3
ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ

上陸(じょうりく)/Landfallは、ゼンディカーで初登場した能力語


Territorial Baloth / 領地のベイロス (4)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)

上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、ターン終了時まで、領地のベイロスは+2/+2の修整を受ける。

4/4


Mysteries of the Deep / 深遠の謎 (4)(青)
インスタント

カードを2枚引く。
上陸 ― このターン、土地があなたのコントロール下で戦場に出ている場合、代わりにカードを3枚引く。



Akoum Hellkite / アクームのヘルカイト (4)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

飛行
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。アクームのヘルカイトはそれに1点のダメージを与える。その土地が山(Mountain)であるなら、アクームのヘルカイトは代わりに2点のダメージを与える。

4/4

[編集] 解説

土地あなたコントロール下で戦場に出ることに関係する能力を表す。

ゼンディカーではパーマネントだけが持つ、土地が1つ戦場に出るたびに誘発する誘発型能力のみであったが、ワールドウェイクでは土地を戦場に出したターンならばより良い効果を得られるインスタントも登場した。戦乱のゼンディカーでは、特定の基本土地タイプを持つ土地が戦場に出た場合に、より強力な効果を得ることができる上陸が登場した。

Unfinity発売と同時期に落葉樹化し[1]オラクル更新により不屈の追跡者/Tireless Tracker原始の報奨/Primeval Bountyなど同様の誘発条件を持つカードもこの能力語を用いるようになった[2]

[編集] パーマネントの上陸

パーマネントの上陸能力は、土地は自分の各ターンに1回しかプレイできないことから、通常、1ターンに1回しか誘発できない。しかし、不屈の自然/Rampant Growthなどの効果によって土地を戦場に出した場合にも誘発するため、土地サーチと組み合わせることでより大きな効果を発揮できる。

複数の土地が同時に出た場合、1枚につき1つ能力が誘発する。

  • 土地があなたのコントロール下で戦場に出れば、その出た理由を問わずに誘発する。ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryadなどの対戦相手がコントロールする効果によってあなたのコントロール下で戦場に出た場合も誘発する。

[編集] インスタントの上陸

インスタントの上陸能力は、土地は自分のターンにしかプレイできない関係上、その恩恵を得られるのは通常自分のターンに限られる。しかし、フェッチランドなどを併用すればこの限りではない。

  • インスタントの上陸能力のチェックは解決時に行われる。上陸を持つインスタントを唱えて解決する前に、何らかの方法であなたのコントロール下で土地が戦場に出た場合、上陸能力の効果が適用される。
  • あなたのコントロール下で戦場に出した土地が、出したターンに除去されたり、コントロールを奪われたり、土地のカード・タイプを失ったりした場合も「このターン、あなたのコントロール下で土地が戦場に出ている」ことには変わりないため、上陸を持つインスタントは上陸能力の効果が適用される。
    • 登場したのはワールドウェイクのみで、それ以降新規のカードは刷られていない。パーマネントの上陸と機能が大きく異なる点を問題視されたためか。

[編集] その他

[編集] 脚注

  1. Mark... gatherer had a weird update this morning...Blogatog 2022年10月15日 Mark Rosewater著)
  2. Unfinity Update Bulletin/『Unfinity』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(News 2022年10月18日 Jess Dunks著)
  3. Two Truths and a Lie/2つのホントと1つのウソMaking Magic 2014年6月2日 Mark Rosewater著)
  4. Hitting the Streets of New Capenna, Part 2/『ニューカペナの街角』を狙え その2(Making Magic 2022年4月11日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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