共闘
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あなたのデッキには、統率者2枚をあわせてちょうど100枚のカードが含まれなければならない。両統率者は、ゲームの開始時点で[[統率]][[領域]]に置かれている。 | あなたのデッキには、統率者2枚をあわせてちょうど100枚のカードが含まれなければならない。両統率者は、ゲームの開始時点で[[統率]][[領域]]に置かれている。 | ||
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あなたの統率者が2枚ある間に、何らかの[[効果]]があなたの統率者を参照するなら、それはいずれか1枚を参照する。何らかの効果があなたに、あなたの統率者に関して何らかの処理を行うように指示し、それが両方に影響し得るなら、その効果の適用時に、あなたはそれが参照するものを選ぶ。 | あなたの統率者が2枚ある間に、何らかの[[効果]]があなたの統率者を参照するなら、それはいずれか1枚を参照する。何らかの効果があなたに、あなたの統率者に関して何らかの処理を行うように指示し、それが両方に影響し得るなら、その効果の適用時に、あなたはそれが参照するものを選ぶ。 | ||
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+ | *[[注釈文]]では[[サーチ]]関連の内容しか書かれておらず、2枚を統率者に指定できる旨は完全に省略されている。勘違いに注意。 | ||
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+ | '''[[ドクターのコンパニオン]]'''/''Doctor's companion''は共闘の変種能力であり、[[タイムロード]]・[[ドクター]]であり他の[[クリーチャー・タイプ]]を持たない伝説のクリーチャーを統率者にするならこの能力を持つ伝説のクリーチャーを追加で統率者に指定できる。詳細は[[ドクターのコンパニオン]]の項を参照。 | ||
==解説== | ==解説== | ||
− | + | 統率者を2枚指定できるキーワード能力。デッキの固有色は2枚の色の組み合わせで決まるため、これまで統率者の選択肢が少なかった3色以上の[[色の組み合わせ]](特に4色の組み合わせ)でも多様な統率者で組むことができる。また、[[ゲーム開始時の手札]]を実質1枚水増しできるため、[[アドバンテージ]]の観点でも優秀。 | |
===通常の共闘=== | ===通常の共闘=== | ||
− | 統率者2016では[[友好色]]2色の伝説のクリーチャーが各1種計5枚、[[対抗色]]2色の伝説のクリーチャーが各2種計10枚収録された。[[統率者レジェンズ]]で再登場し、[[単色]]各8枚、[[無色]]1枚の計41枚が収録された。 | + | 統率者2016では[[友好色]]2色の伝説のクリーチャーが各1種計5枚、[[対抗色]]2色の伝説のクリーチャーが各2種計10枚収録された。[[統率者レジェンズ]]で再登場し、[[単色]]各8枚、[[無色]]1枚の計41枚が収録された。[[神河:輝ける世界統率者デッキ]]では[[永久忠義の義丸/Yoshimaru, Ever Faithful]]の1枚が収録された。[[Unfinity]]では[[アン・ゲーム|どんぐりシンボル]]が付いた単色の5枚が登場した。[[イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]]では[[黒]]の[[鸚鵡の匪賊、フランシスコ/Francisco, Fowl Marauder]]1枚のみ追加された。 |
===カード名との共闘=== | ===カード名との共闘=== | ||
[[バトルボンド]]で初登場。[カード名]との共闘は統率者の組み合わせが固定された代わりに、戦場に出たときにもう一方のカードをライブラリーから探してくる[[効果]]を持つ。自分以外のプレイヤーも選べるため、[[双頭巨人戦]]での[[チームメイト]]とペアを分け合うこともできるようになっている。 | [[バトルボンド]]で初登場。[カード名]との共闘は統率者の組み合わせが固定された代わりに、戦場に出たときにもう一方のカードをライブラリーから探してくる[[効果]]を持つ。自分以外のプレイヤーも選べるため、[[双頭巨人戦]]での[[チームメイト]]とペアを分け合うこともできるようになっている。 | ||
− | バトルボンドでは[[単色]]で[カード名]との共闘を持つカードが、[[対抗色]]の組み合わせで[[アンコモン]]にクリーチャー5組、[[レア]]に伝説のクリーチャー5組、[[神話レア]]に[[ | + | バトルボンドでは[[単色]]で[カード名]との共闘を持つカードが、[[対抗色]]の組み合わせで[[アンコモン]]にクリーチャー5組、[[レア]]に伝説のクリーチャー5組、[[神話レア]]に[[プレインズウォーカー]]1組が収録された。[[統率者2020]]では、単色と、その色の対抗色2色の組み合わせ、すなわち[[色の組み合わせ#3色の組み合わせ|楔3色]]になるペアが5組収録された。[[イニストラード:真紅の契り統率者デッキ]]では2種の[[構築済みデッキ]]に1組ずつ、2組が収録された。[[指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]]では[[食べ物と仲間/Food and Fellowship]]に2組、[[ドクター・フー統率者デッキ]]でも2組、[[イクサラン:失われし洞窟#ジュラシック・ワールド・コレクション/Jurassic World Collection|ジュラシック・ワールド・コレクション]]、[[アサシンクリード]]でも1組ずつが追加された。 |
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+ | *統率者に指定するとサーチは無意味になってしまうが、何らかの要因でペアの片方がライブラリーに戻された場合の保険になる他、[[悪事]]を働くなど他の手段で有効活用することもできる。 | ||
+ | *バトルボンドには「[カード名]との共闘」を持つ伝説でないクリーチャーが収録されている。伝説のクリーチャーではないペアは当然統率者としては指定できない。 | ||
+ | *[[開発部]]において、「[カード名]との共闘」は組み合わせ全体の[[固有色]]が3色を越えてはいけないという制約がある<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/the-challenges-of-making-universes-beyond The Challenges of Making Universes Beyond]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037278/ 「ユニバースビヨンド」を作るにあたっての課題]([[Making Magic]] [[2023年]]10月3日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*{{WHISPER検索/カードテキスト|共闘|共闘(Partner)}} | *{{WHISPER検索/カードテキスト|共闘|共闘(Partner)}} |
2024年7月30日 (火) 18:56時点における最新版
共闘/Partner | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.124 |
共闘(きょうとう)/Partnerは、統率者2016で初登場し、バトルボンドで変種が登場したキーワード能力。統率者戦用のデッキを構築するときに機能する常在型能力である。[カード名]との共闘は、さらに戦場に出たときの誘発型能力でもある。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(T):このターンにあなたが引いていたカード1枚につき(◇)を加える。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
《輝く槍のシルビア/Sylvia Brightspear》との共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから《輝く槍のシルビア/Sylvia Brightspear》を自分の手札に加え、その後切り直す。」を選んでもよい。)
飛行、速攻
あなたのチームがコントロールしている騎士(Knight)は飛行と速攻を持つ。
[編集] 定義
共闘/Partnerは、統率者戦フォーマットのデッキ構築のルールを修整する能力であり、ゲームの開始前に作用する。伝説のクリーチャー・カードか伝説のプレインズウォーカー・カード2枚がそれぞれ共闘を持っているなら、あなたはそれら2枚を統率者として指定してもよい(共闘を持つのが片方だけでは不可)。あなたの統率者の固有色を参照するルールや効果は、あなたの統率者2枚の固有色の組み合わせを参照する。
あなたのデッキには、統率者2枚をあわせてちょうど100枚のカードが含まれなければならない。両統率者は、ゲームの開始時点で統率領域に置かれている。
あなたのデッキの固有色を決定する際を除き、統率者2枚は独立に機能する。共闘を持つ統率者1枚を唱えるときには、あなたの他の統率者が唱えられた回数は無視する(統率者税は個々の統率者で独立して数える)。プレイヤー1人が同一の統率者によって21点以上の戦闘ダメージを与えられているかどうかを判定するとき(いわゆる統率者ダメージ)には、あなたの統率者2体のそれぞれからのダメージをそれぞれ個別に扱う。
あなたの統率者が2枚ある間に、何らかの効果があなたの統率者を参照するなら、それはいずれか1枚を参照する。何らかの効果があなたに、あなたの統率者に関して何らかの処理を行うように指示し、それが両方に影響し得るなら、その効果の適用時に、あなたはそれが参照するものを選ぶ。
[編集] カード名との共闘
[カード名]との共闘/Partner with [Cardname]は、共闘の変種能力である。それは2つの能力を表す。
1つは統率者戦フォーマットのデッキ構築のルールを修整する能力であり、ゲームの開始前に作用する。伝説のクリーチャー・カードか伝説のプレインズウォーカー・カード2枚がそれぞれ互いのカード名との共闘を持っているなら、あなたはそれら2枚を統率者として指定してもよい。ただの共闘を持つカードや、カード名が合致しないカード名との共闘を指定することはできない。その他のルールは共闘と同じである。
もう1つは誘発型能力であり「このパーマネントが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは『自分のライブラリーから[カード名]という名前のカードを探し、それを公開し、自分の手札に加え、その後自分のライブラリーを切り直す。』を選んでもよい。」を意味する。
[編集] 永遠の友
永遠の友/Friends Foreverは共闘の変種能力であり、互いに永遠の友を持つ2枚のカードを統率者に指定できる。詳細は永遠の友の項を参照。
[編集] 背景選択
背景選択/Choose a Backgroundは共闘の変種能力であり、背景選択を持つ伝説のクリーチャーを統率者にするなら背景を追加で統率者に指定できる。詳細は背景選択の項を参照。
[編集] ドクターのコンパニオン
ドクターのコンパニオン/Doctor's companionは共闘の変種能力であり、タイムロード・ドクターであり他のクリーチャー・タイプを持たない伝説のクリーチャーを統率者にするならこの能力を持つ伝説のクリーチャーを追加で統率者に指定できる。詳細はドクターのコンパニオンの項を参照。
[編集] 解説
統率者を2枚指定できるキーワード能力。デッキの固有色は2枚の色の組み合わせで決まるため、これまで統率者の選択肢が少なかった3色以上の色の組み合わせ(特に4色の組み合わせ)でも多様な統率者で組むことができる。また、ゲーム開始時の手札を実質1枚水増しできるため、アドバンテージの観点でも優秀。
[編集] 通常の共闘
統率者2016では友好色2色の伝説のクリーチャーが各1種計5枚、対抗色2色の伝説のクリーチャーが各2種計10枚収録された。統率者レジェンズで再登場し、単色各8枚、無色1枚の計41枚が収録された。神河:輝ける世界統率者デッキでは永久忠義の義丸/Yoshimaru, Ever Faithfulの1枚が収録された。Unfinityではどんぐりシンボルが付いた単色の5枚が登場した。イクサラン:失われし洞窟統率者デッキでは黒の鸚鵡の匪賊、フランシスコ/Francisco, Fowl Marauder1枚のみ追加された。
[編集] カード名との共闘
バトルボンドで初登場。[カード名]との共闘は統率者の組み合わせが固定された代わりに、戦場に出たときにもう一方のカードをライブラリーから探してくる効果を持つ。自分以外のプレイヤーも選べるため、双頭巨人戦でのチームメイトとペアを分け合うこともできるようになっている。
バトルボンドでは単色で[カード名]との共闘を持つカードが、対抗色の組み合わせでアンコモンにクリーチャー5組、レアに伝説のクリーチャー5組、神話レアにプレインズウォーカー1組が収録された。統率者2020では、単色と、その色の対抗色2色の組み合わせ、すなわち楔3色になるペアが5組収録された。イニストラード:真紅の契り統率者デッキでは2種の構築済みデッキに1組ずつ、2組が収録された。指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキでは食べ物と仲間/Food and Fellowshipに2組、ドクター・フー統率者デッキでも2組、ジュラシック・ワールド・コレクション、アサシンクリードでも1組ずつが追加された。
- 統率者に指定するとサーチは無意味になってしまうが、何らかの要因でペアの片方がライブラリーに戻された場合の保険になる他、悪事を働くなど他の手段で有効活用することもできる。
- バトルボンドには「[カード名]との共闘」を持つ伝説でないクリーチャーが収録されている。伝説のクリーチャーではないペアは当然統率者としては指定できない。
- 開発部において、「[カード名]との共闘」は組み合わせ全体の固有色が3色を越えてはいけないという制約がある[1]。
[編集] 脚注
- ↑ The Challenges of Making Universes Beyond/「ユニバースビヨンド」を作るにあたっての課題(Making Magic 2023年10月3日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.124 共闘/Partner
- 702.124a 共闘 能力は、統率者戦 変種ルール(rule 903 参照)におけるデッキ 構築の規定を変更するキーワード能力であり、ゲームの開始前に機能する。各共闘 能力はそれぞれ、あなたの 統率者として1枚でなく2枚の伝説の カードを指定できるようにする。各共闘 能力にはそれぞれ、その2枚の統率者に関する条件がある。共闘 能力には、「共闘/Partner」、「[[[名前]]]との共闘/Partner with [name]」、「永遠の友/Friends forever」、「背景選択/Choose a Background」、「ドクターのコンパニオン/Doctor's companion」がある。
- 702.124b デッキ枚数は2枚の統率者を含みちょうど100枚でなければならない。両方の統率者を統率領域に置いた状態でゲームを開始する。
- 702.124c ルールや効果が統率者の固有色を参照する場合、それは2体の統率者の合成固有色を参照する。rule 903.4 参照。
- 702.124d 統率者の固有色を決定する場合を除き、2体の統率者は独立して機能する。共闘を持つ統率者を唱える場合、もう一方の統率者が何回唱えられたかは無視する(rule 903.8 参照)。プレイヤーが同一の統率者から21点以上の戦闘ダメージを受けたかどうかを決定する場合、2体の統率者からのダメージを別々に扱う(rule 903.10a 参照)。
- 702.124e あなたの 統率者が2つある状況では、統率者を参照する効果はどちらか一方の統率者を参照する。効果によって、あなたが統率者に何か処理を行い、それが両方に影響を及ぼすことができる場合、あなたはその効果を適用する時点でどちらを参照するか選ぶ。
- 702.124f 各共闘 能力はそれぞれ異なったものであり、組み合わせることはできない。たとえば、1枚が「共闘」、もう1枚が「[[[名前]]]との共闘」を持っている場合、その2枚のカードを統率者として指定することはできない。
- 702.124g 1枚の伝説の カードに複数の共闘 能力がある場合、どちらの共闘 能力を使うか選ぶ。両方を使うことはできない。特に、共闘 能力によって1人のプレイヤーが3枚以上の統率者を使うことはできない。
- 702.124h 「共闘/Partner」は、「伝説の クリーチャー・カード2枚がそれぞれ共闘を持っているなら、1枚でなくそれら2枚を自分の統率者に指定できる。」を意味する。
- 702.124i 「[[[名前]]]との共闘/Partner with [name]」は2つの能力を表す。1つは、伝説の クリーチャー・カード2枚がお互いに他方の名前を持つ「[[[名前]]]との共闘」能力を持っているなら、1枚でなくそれら2枚を自分の統率者として指定できる、というデッキ 構築のルールを変更する常在型能力である。もう1つの能力は「このパーマネントが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは『自分のライブラリーから[[[名前]]]という名前のカード1枚を探し、公開し、自分の手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。』を選んでもよい。」という誘発型能力である。
- 702.124j 「永遠の友/Friends forever」は、「伝説の クリーチャー・カード2枚がそれぞれ永遠の友を持っているなら、1枚でなくそれら2枚を自分の統率者に指定できる。」を意味する。
- 702.124k 「背景選択/Choose a Background」は「1枚がこのカードでありもう1枚が伝説の 背景・エンチャント・カードであるかぎり、1枚でなく2枚をあなたの 統率者として指定してもよい。」を意味する。1枚が「背景選択」を持ち、もう1枚が伝説の 背景・エンチャント・カードでないかぎり、その2枚を統率者として指定することはできず、また「背景選択」を持つ統率者を指定していなければ伝説の 背景・エンチャント・カードを統率者にすることはできない。
- 702.124m 「ドクターのコンパニオン/Doctor's companion」は、「1枚がこのカードでありもう1枚が他のクリーチャー・タイプを持たない伝説のタイムロード・ドクター・クリーチャー・カードであるなら、1枚でなくその2枚を統率者として指定できる。」を意味する。
- 702.124n 効果が共闘 能力を名前で指定している場合、それはその共闘 能力だけを指し、他のものは指さない。効果が共闘 能力や共闘を持つカードを参照し、どの変種であるかを名前で指定していない場合、それは共闘、[[[名前]]]との共闘、それらを持つカードだけを指し、それ以外の共闘 能力の変種は指さない。
- 702.124 共闘/Partner
- 702 キーワード能力