ネクロ・ドネイト

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ネクロ・ドネイト(Necro Donate)とは、ドネイトの中でも、特にネクロポーテンス/Necropotenceを使用したバージョンを指す。

[編集] 概要

史上最強のドローエンジンとも謳われるネクロポーテンス/Necropotenceにより、寄付/DonateとIllusions of Grandeurといったコンボパーツを揃える。

このデッキが環境最強と謳われたのは、メインコンボのシンプルさに加えて、Illusions of Grandeurさえ引き当てれば+20点のライフでさらにネクロポーテンスでカードを引くことができる点である。これにより、ほぼ確実にコンボパーツを集められると共に、意志の力/Force of Willまで構えることまで可能になる。また、キーカードが2枚しかないため、Demonic Consultationの強力なサーチ力を問題なく活かすことができる。

マナ加速として魔力の櫃/Mana Vaultと暗黒の儀式/Dark Ritualがあった頃が最強で、最速3ターンで勝負を決める程の強力さだった。→*1

エクステンデッドにおいてMoMa以来最強のデッキとも言われ、その強さ故にこのデッキを誰もが使用し、トーナメントの使用者数が過半を占め、大会では「引き」勝負が横行するまでになった。無論そんな状態が容認されるわけもなく、まずマナ加速の魔力の櫃と暗黒の儀式が2000年4月1日にエクステンデッドで禁止カードに指定され、次いでネクロポーテンスとDemonic Consultationが2000年10月1日にタイプ1で制限カードに、さらに2001年4月1日にエクステンデッドでも禁止カードに指定された。

ネクロポーテンスの禁止後は、従来の青黒の形から青単色や赤をタッチしたトリックスと呼ばれるものへと変わって行った。

古いヴィンテージ（タイプ1）でも人気のあるデッキタイプであった。→*2

しかし、ネクロポーテンスが制限カードに指定されて以降はヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargainがドローエンジンに採用されるようになった。→セラピィバーゲン

[編集] エクステンデッド版

[編集] 初期型

• 備考
  • グランプリフィラデルフィア00 ベスト4（参考）
  • 使用者:Scott McCord
• フォーマット
  • エクステンデッド（第５版＋第６版＋デュアルランド＋アイスエイジ～メルカディアン・マスクス）

• まだ1枚の禁止カードもない完全バージョン。

[編集] 後期型

• 備考
  • グランプリ京都00 優勝 （参考）
  • 使用者:藤田剛史
• フォーマット
  • エクステンデッド（第５版＋第６版＋デュアルランド＋アイスエイジ～インベイジョン）

• こちらは後期型で、赤をタッチしている。

[編集] ヴィンテージ版

• 備考
  • インビテーショナル00秋 優勝 （参考）
  • 使用者:Chris Pikula
• フォーマット
  • タイプ1（現ヴィンテージ）（～ネメシス）

[編集] 参考

• ドネイト
  • トリックス
  • セラピィバーゲン
• ネクロ
• デッキ集