ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob
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*ストーリー上ではトラブルメーカー・道化の役回りが多いのに、カード化された[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]号の乗組員では最も使えるカードの部類に入る。 | *ストーリー上ではトラブルメーカー・道化の役回りが多いのに、カード化された[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]号の乗組員では最も使えるカードの部類に入る。 | ||
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+ | [[Mark Rosewater]]はデザインの目標として、スクイーが非常に幸運だという印象を再現することにした。墓地から手札に戻るメカニズムは死者復活ではなく、死んだと思われても実は生きていた、彼は幸運すぎて殺せないのだから、と伝えようとしたものだった。このカードは好評を博し、創作意欲を刺激された小説の作家がスクイーを不死身に変えた(小説[[Planeshift]])。メカニズムの誤解釈を知った時にはすでに出版された後であり、こうしてスクイーは不死身設定となった。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/face-cards-part-1-2018-11-19 Face Cards, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031389/ カードの登場 その1]</ref> | ||
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[[カード名]]の「nabob」とは「[[wikipedia:ja:ムガル帝国|ムガル帝国]]時代のインドの知事・太守」のこと。そこから転じて「(特にインド帰りの)成金、大富豪、傑出した人物」の意味がある([[wikipedia:ja:ネイボッブ]]参照)。インド的な雰囲気もあるメルカディアらしい称号であり、後の[[インベイジョン・ブロック]]で、勇敢な活躍を度々見せるメルカディア帰りのスクイーにも相応しい二つ名といえる。 | [[カード名]]の「nabob」とは「[[wikipedia:ja:ムガル帝国|ムガル帝国]]時代のインドの知事・太守」のこと。そこから転じて「(特にインド帰りの)成金、大富豪、傑出した人物」の意味がある([[wikipedia:ja:ネイボッブ]]参照)。インド的な雰囲気もあるメルカディアらしい称号であり、後の[[インベイジョン・ブロック]]で、勇敢な活躍を度々見せるメルカディア帰りのスクイーにも相応しい二つ名といえる。 | ||
− | 将軍の正装を着替えた{{Gatherer|id=106473|新規イラスト}}の[[第10版]]では、まるで死んでも生き返る不死身のようなメカニズムに関して、[[フレイバー・テキスト]] | + | 将軍の正装を着替えた{{Gatherer|id=106473|新規イラスト}}の[[第10版]]では、まるで死んでも生き返る不死身のようなメカニズムに関して、[[フレイバー・テキスト]]は「追い払っても戻ってくる使い捨ての者」といった要素を含んでいると示した。この変更は「死んだと思われても実は生きていて戻ってくる」初期デザインコンセプトを反映させたようにも解釈できる。 |
{{フレイバーテキスト|消耗品のゴブリンもいる。追い出せないゴブリンもいる。でも、こいつは両方だ――しかも同時にだ!|スターク}} | {{フレイバーテキスト|消耗品のゴブリンもいる。追い出せないゴブリンもいる。でも、こいつは両方だ――しかも同時にだ!|スターク}} | ||
[[メルカディアン・マスクス]]後の[[プレーンシフト]]のストーリーで、スクイーは[[クロウヴァクス/Crovax]]に改造され、本当に不死身の肉体となってしまう(小説[[Planeshift]]、[[ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny#ストーリー]]参照)。 | [[メルカディアン・マスクス]]後の[[プレーンシフト]]のストーリーで、スクイーは[[クロウヴァクス/Crovax]]に改造され、本当に不死身の肉体となってしまう(小説[[Planeshift]]、[[ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny#ストーリー]]参照)。 | ||
キャラクターの詳細は[[スクイー/Squee]]を参照。 | キャラクターの詳細は[[スクイー/Squee]]を参照。 | ||
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2018年11月20日 (火) 03:08時点における版
伝説のクリーチャー — ゴブリン(Goblin)
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたの墓地にあるゴブリンの太守スクイーをあなたの手札に戻してもよい。
1/1何度でも墓地から手札に戻る伝説のゴブリン。手札を捨てることをコストやデメリットとする能力群を、ノーコストで埋め合わせてしまう。
その能力ゆえ、戦場に出ないクリーチャーの典型であり代表格。青茶単隆盛期には赤マナが1つも出ないのにもかかわらず(そして伝説であるにもかかわらず)マスティコア/Masticoreのために4枚積みされる事も多かった。適者生存/Survival of the Fittestを用いたnWoやトレードウィンド・サバイバルなどのデッキでは、生け贄に捧げられたり捨てられたりと大活躍。時にはチャンプブロックで対戦相手の大型クリーチャーを毎ターン果敢に止めている姿を見ることも。
また、オデッセイ参入後のエクステンデッド環境ではゾンビの横行/Zombie InfestationのコストとしてKrovikan Horrorとともに使用され、ベンツォ系デッキの中核となった。現在の主戦場はヴィンテージで、Bazaar of Baghdadとの強烈なシナジーでもって活躍を続けている。
メルカディアン・マスクス期、第10版期共に、スタンダードではそれほど目立った活躍が無かった。カードプールが広がるほどポテンシャルが発揮されるカードの典型と言える。
- メルカディアン・マスクスはスペルシェイパーが売りの1つであったエキスパンションだっただけに、その強さは最初から認識されていた。発売直後のプロツアーでは、参加者に対するアンケートに「メルカディアン・マスクスで最も強力だと思うカードは何ですか(ただしスクイー/Squeeを除く)」という項目があった。
- シングルカード価格もかなりのものだったが、しだいにリシャーダの港/Rishadan Portに抜かれていった。
- スクイーの抱擁/Squee's Embraceは、「私をクリーチャーにしてカード」とは少々違うが、エンチャントされたクリーチャーが墓地に置かれたときにそれを手札に戻してくれる。
- ストーリー上ではトラブルメーカー・道化の役回りが多いのに、カード化されたウェザーライト/Weatherlight号の乗組員では最も使えるカードの部類に入る。
- 読みは「たいしゅ」。
開発秘話
Mark Rosewaterはデザインの目標として、スクイーが非常に幸運だという印象を再現することにした。墓地から手札に戻るメカニズムは死者復活ではなく、死んだと思われても実は生きていた、彼は幸運すぎて殺せないのだから、と伝えようとしたものだった。このカードは好評を博し、創作意欲を刺激された小説の作家がスクイーを不死身に変えた(小説Planeshift)。メカニズムの誤解釈を知った時にはすでに出版された後であり、こうしてスクイーは不死身設定となった。[1]
関連カード
ストーリー
ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobは、メルカディア/Mercadiaでカイレン・ゴブリンの太守の地位についたスクイー/Squeeをカード化したもの(イラスト)。身にまとうのは将軍の正装/General's Regaliaである。
「将軍だって?」とターンガースは吠えた。「さしずめ迷惑将軍てとこだろうよ」
カード名の「nabob」とは「ムガル帝国時代のインドの知事・太守」のこと。そこから転じて「(特にインド帰りの)成金、大富豪、傑出した人物」の意味がある(wikipedia:ja:ネイボッブ参照)。インド的な雰囲気もあるメルカディアらしい称号であり、後のインベイジョン・ブロックで、勇敢な活躍を度々見せるメルカディア帰りのスクイーにも相応しい二つ名といえる。
将軍の正装を着替えた新規イラストの第10版では、まるで死んでも生き返る不死身のようなメカニズムに関して、フレイバー・テキストは「追い払っても戻ってくる使い捨ての者」といった要素を含んでいると示した。この変更は「死んだと思われても実は生きていて戻ってくる」初期デザインコンセプトを反映させたようにも解釈できる。
消耗品のゴブリンもいる。追い出せないゴブリンもいる。でも、こいつは両方だ――しかも同時にだ!― スターク
メルカディアン・マスクス後のプレーンシフトのストーリーで、スクイーはクロウヴァクス/Crovaxに改造され、本当に不死身の肉体となってしまう(小説Planeshift、ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny#ストーリー参照)。
キャラクターの詳細はスクイー/Squeeを参照。
脚注
参考
- 壁紙(第10版)
- 戦場に出ないクリーチャー
- カード個別評価:メルカディアン・マスクス - レア
- カード個別評価:第10版 - レア
- カード個別評価:Modern Masters - レア