結界師ズアー/Zur the Enchanter

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長い間[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|運命を操る]]事に専念してきた[[ズアー/Zur]]がようやく[[カード]]化。{{Gatherer|id=121162}}で手にしているのは[[Zuran Orb]]。そして、彼の代名詞であるフンドシも健在。
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長い間[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|運命を操る]]事に専念してきた[[ズアー/Zur]]がようやく[[カード]]化。{{Gatherer|id=127685}}で手にしているのは[[ズアーの宝珠/Zuran Orb]]。そして、彼の代名詞であるフンドシも健在。
  
今まで彼の名を冠したカードは[[Zuran Orb|ライフゲイン]]や[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|ドロー阻害]]など、単体で見ると受身の[[カード]]が目立ったが、本人は[[攻撃]]した時に[[誘発]]となかなか攻撃的。だが、カードの組み合わせ次第で[[コンボ]]や[[ロック]]にもなる性質は変わらず。
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今まで彼の名を冠したカードは[[ズアーの宝珠/Zuran Orb|ライフゲイン]]や[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|ドロー阻害]]など、単体で見ると受身の[[カード]]が目立ったが、本人は[[攻撃]]した時に[[誘発]]となかなか攻撃的。だが、カードの組み合わせ次第で[[コンボ]]や[[ロック]]にもなる性質は変わらず。
  
よく[[脂火玉/Tallowisp]]と比較される。[[コスト]]、[[エンチャント]]取得手段の面では向こうに軍配が上がるが、こちらは[[オーラ]]以外も持ってくることができ、何より直接[[戦場に出す|戦場に出せる]]点で勝る。[[デッキ]]の性質によって使い分けよう。[[構築]][[トーナメント]]でも、[[サーチ]]兼[[アドバンテージ]]源として使われる脂火玉に対して、こちらは「ズアー専用デッキ」での[[フィニッシャー]]として使われている。
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よく[[脂火玉/Tallowisp]]と比較される。[[コスト]]、[[エンチャント]]取得手段の面では向こうに軍配が上がるが、こちらは[[オーラ]]以外も持ってくることができ、何より直接[[戦場に出す|戦場に出せる]]点で勝る。[[デッキ]]の性質によって使い分けるとよい。[[構築]][[トーナメント]]でも、[[サーチ]]兼[[アドバンテージ]]源として使われる脂火玉に対して、こちらは「ズアー専用デッキ」での[[フィニッシャー]]として使われている。
  
 
[[忘却の輪/Oblivion Ring]]によって土地以外なら何でも除去でき、[[不眠の晒し台/Pillory of the Sleepless]]を入れておけば[[除去]]と[[クロック]]加速が一度に行える。[[引く|ドロー]]には[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]などが利用可能。さらに各種[[防御円]](とくに[[物語の円/Story Circle]])で磐石。
 
[[忘却の輪/Oblivion Ring]]によって土地以外なら何でも除去でき、[[不眠の晒し台/Pillory of the Sleepless]]を入れておけば[[除去]]と[[クロック]]加速が一度に行える。[[引く|ドロー]]には[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]などが利用可能。さらに各種[[防御円]](とくに[[物語の円/Story Circle]])で磐石。
  
*[[テーロス]]にて[[クリーチャー・エンチャント]]の再登場および[[アーティファクト・エンチャント]]が新たに登場したことにより、[[クリーチャー]][[アーティファクト]]へのアクセスも可能になった。
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[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]][[神格の鋼/Steel of the Godhead]]などの強力なエンチャントを手に入れたことにより、ズアーを中心とした[[コントロールデッキ]]が活躍した。また、[[統率者戦]]においても、[[ハイランダー]]環境であるためサーチによる[[シルバーバレット]]の重要性が高いうえ、3[[色]]でデッキを組めるようになるという利点から、有力[[統率者]]の1人として挙げられる。
**[[神河救済]]の[[反転カード]]は持って来ることができない。[[戦場]]以外の[[領域]]に存在する反転カードは[[反転]]前の特性のみを持つ。[[リシド]]も同様。ちなみに本人の名を冠す[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]も4[[マナ]]なので持って来られないので注意。
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*[[神河救済]]の[[反転カード]]は持って来ることができない。[[戦場]]以外の[[領域]]に存在する反転カードは[[反転]]前の特性のみを持つ。[[リシド]]も同様。ちなみに本人の名を冠す[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]も4[[マナ]]なので持って来られないので注意。
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*[[クリーチャー・エンチャント]]および[[アーティファクト・エンチャント]]が登場したことにより、間接的に[[クリーチャー]]や[[アーティファクト]]へのアクセスも可能になった。
 
*彼の弟子もしくはそれに準ずる存在であろう[[Zuran Enchanter]]と[[カード名]]が酷似している。
 
*彼の弟子もしくはそれに準ずる存在であろう[[Zuran Enchanter]]と[[カード名]]が酷似している。
*アルファベット順に並べたときに([[アンヒンジド]]の[[Zzzyxas's Abyss]]を除いて)最後に出てくるカードである。
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*アルファベット順に並べたときに([[アンヒンジド]]の[[Zzzyxas's Abyss]]を除いて)最後に出てくるカードであったのだが、[[タルキール覇王譚]]で[[兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasher]]に抜かれてしまった。
 
*日本語名で結界師という訳は意訳であるが、[[エンチャント]]自体に結界という意味もこめられている。[[中国語版]]のエンチャントは結界と表記されているので、持って来るカードを中国語版にするとイメージに沿う。
 
*日本語名で結界師という訳は意訳であるが、[[エンチャント]]自体に結界という意味もこめられている。[[中国語版]]のエンチャントは結界と表記されているので、持って来るカードを中国語版にするとイメージに沿う。
*[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]で[[神格の鋼/Steel of the Godhead]]などの強力なエンチャントを手に入れたことにより、ズアーを中心とした[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が活躍した。
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**なお、このカードの中国語版では{{Gatherer|id=426278|「結界大師」となっている。}}日本だと「大師」は仏教の高僧にしか使われないが、中国語では文化・芸術の「大家」といった意味もあり、マジックでは[[コーの鉤の達人/Kor Hookmaster]]の「達人」にあたる部分などにも{{Gatherer|id=426084|この訳語が使われている。}}
*[[統率者戦]]では、有力[[統率者]]の1人。[[ハイランダー]]環境であるため、サーチによる[[シルバーバレット]]の重要性が高いうえ、3色でデッキを組めるようになるのが高ポイント。
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*[[2016年]][[ジャッジ褒賞]]として新規{{Gatherer|id=503507}}で[[再録]]され、[[統率者レジェンズ]]でも同じイラストが採用された。下半身の露出が抑えめになっているが、それでもフンドシを穿きズアーの宝珠を手にしている。また、従来のイラストでは顔が不明瞭だったが、このイラストで初めて全貌が描かれた。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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{{キャラクターを表すカード/ズアー}}
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===サイクル===
 
===サイクル===
 
{{サイクル/コールドスナップの3色多色クリーチャー}}
 
{{サイクル/コールドスナップの3色多色クリーチャー}}
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[サーチカード]]
 
*[[ズアー/Zur]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[ズアー/Zur]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:コールドスナップ]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:コールドスナップ]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:統率者レジェンズ]] - [[神話レア]](エッチング・フォイル仕様限定カード)
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*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[レア]]

2022年12月19日 (月) 22:05時点における最新版


Zur the Enchanter / 結界師ズアー (1)(白)(青)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

飛行
結界師ズアーが攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が3以下のエンチャント・カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

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長い間運命を操る事に専念してきたズアー/Zurがようやくカード化。イラストで手にしているのはズアーの宝珠/Zuran Orb。そして、彼の代名詞であるフンドシも健在。

今まで彼の名を冠したカードはライフゲインドロー阻害など、単体で見ると受身のカードが目立ったが、本人は攻撃した時に誘発となかなか攻撃的。だが、カードの組み合わせ次第でコンボロックにもなる性質は変わらず。

よく脂火玉/Tallowispと比較される。コストエンチャント取得手段の面では向こうに軍配が上がるが、こちらはオーラ以外も持ってくることができ、何より直接戦場に出せる点で勝る。デッキの性質によって使い分けるとよい。構築トーナメントでも、サーチアドバンテージ源として使われる脂火玉に対して、こちらは「ズアー専用デッキ」でのフィニッシャーとして使われている。

忘却の輪/Oblivion Ringによって土地以外なら何でも除去でき、不眠の晒し台/Pillory of the Sleeplessを入れておけば除去クロック加速が一度に行える。ドローにはファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaなどが利用可能。さらに各種防御円(とくに物語の円/Story Circle)で磐石。

ローウィン=シャドウムーア・ブロック神格の鋼/Steel of the Godheadなどの強力なエンチャントを手に入れたことにより、ズアーを中心としたコントロールデッキが活躍した。また、統率者戦においても、ハイランダー環境であるためサーチによるシルバーバレットの重要性が高いうえ、3でデッキを組めるようになるという利点から、有力統率者の1人として挙げられる。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

コールドスナップ弧3色多色クリーチャーサイクル

[編集] 参考

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