墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus
提供:MTG Wiki
土地
(T):(◇)を加える。
(1):ターン終了時まで、墨蛾の生息地は飛行と感染を持つ1/1のファイレクシアン(Phyrexian)・ちらつき蛾(Blinkmoth)アーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。(それは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
感染を持つようになったちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus。代わりにちらつき蛾のパンプアップ能力は失っている。2マナ相当で疫病のとげ刺し/Plague Stingerになれるミシュラランドとも言える。
クリーチャー化した際のサイズこそ小さいが、起動コストが軽く飛行持ちなので攻防に役立つ。勿論全体除去に対しても耐性があり、アーティファクト・クリーチャーでもあるためシナジーも豊富。また土地としても無色マナしか出せないとはいえアンタップインでありテンポを阻害しない。総じて扱いやすい優秀なカード。
毒カウンターでの勝利を狙う感染デッキにはもちろん、感染をメイン戦略としていないデッキでも、単体でも10回、パワーに大幅なプラス修整を与えるカードがなにかあるならもっと少ない回数の攻撃で勝利することができるため、サブ戦略として組み込むことができる。またコントロールデッキの時間稼ぎのチャンプブロック要員としても悪くなく、他に感染をもつカードが無いデッキでも4枚採用されていることが珍しくない。
感染アグロでは当然のごとく主要カードのひとつであり、スタンダードからレガシーまでまんべんなく活躍。それ以外のデッキとしては、スタンダード当時は赤緑ケッシグなどのターボランド系デッキで活躍した。モダンでは「アーティファクト・クリーチャーになれるミシュラランド」という面からちらつき蛾の生息地とともに親和でも採用され、頭蓋囲い/Cranial Platingや電結の荒廃者/Arcbound Ravagerなどのパンプアップ手段からの一撃必殺というサブプランとなっている。その他、猛火の群れ/Blazing Shoalによるコンボデッキ風の感染デッキで主力を担ったように、ハンマータイムやヘイトレッドなどの大パワー修整による一撃必殺を狙う戦術のデッキでもしばしば活躍している。
- わずか1マナでアーティファクト化できる非アーティファクトでもあるので、新たな造形/Shape Anewのタネとしても優秀。
- 英語カード名はよりちらつき蛾の生息地に近い(Bl inkmoth Nexus)。この韻は翻訳しきれなかった模様(とはいえ、「つき」と「すみ」の母音は同じなので頑張った方ではある)。
- 2017年の国別選手権の参加者に新規イラストのプロモーション・カードが配布された[1]。
- 初出時はクリーチャー化後のクリーチャー・タイプはちらつき蛾のみだったが、2021年6月のオラクル変更で、ファイレクシアン・ちらつき蛾に変更された。
[編集] 脚注
- ↑ 『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ( Organized Play 2017年4月18日)
[編集] 参考
- Inkmoth Nexus(Internet Archive)/《墨蛾の生息地》 (WotC、Top Decks、2011年1月20日、文:Mike Flores)
- 非マナ能力を持つ土地
- ミシュラランド
- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ファイレクシア陣営 - レア
- Secret Lair Drop Series: Phyrexian Faves
- Secret Lair Drop Series: Full Sleeves: The Tattoo Pack