世界選手権16
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世界選手権16/World Championships 2016は、2016年にアメリカ・ワシントン州のシアトルで開催された世界選手権。大型ゲームイベント「PAX West」と併催された。
日本勢は八十岡翔太、渡辺雄也、玉田遼一、瀧村和幸の4名が出場。渡辺雄也は世界選手権の連続出場記録を更新し、八十岡翔太はプレイヤー選手権12以来となる世界選手権の予選ラウンド抜けを果たした。
スタンダードでは型の違いこそあれどいずれのデッキも集合した中隊/Collected Companyか約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endのどちらか一方を採用しており、出場者のLuis Scott-Vargasが「エムラクールvs集合した中隊」と評するメタゲームとなった(参考/翻訳)。
モダンでは直前のグランプリまでの混沌としたメタゲームとは裏腹に3分の1ものプレイヤーがアブザンを使用したことで一大勢力となる。これはデッキの安定性に加えて、バーンや当時のMagic Onlineで蔓延するSuper Crazy Zooといった攻撃的なデッキがプレイされると予想されたためであったが、蓋を開けてみるとそれらの使用者は皆無で親和や感染も1名ずつにとどまったため、アブザンはモダンラウンドの勝率が50%を切る形に終わる。そしてタイタン・シフトやバント・エルドラージなどのアブザンと互角以上に戦えるデッキが好成績を残した(参考/翻訳)。
そんな中メタゲームを読みきったデッキチューンで予選ラウンドを1位で通過したBrian Braun-Duinがそのまま決勝プレイオフも勝ち進み、栄光を掴んだ。
- スタンダードでは24人すべての出場者が緑を含むデッキを選択し、森/Forestの採用率が100%であった。
- 新体制になった2012年の世界選手権から、リミテッドではキューブ・ドラフトや特殊セットによるドラフトといった一風変わった形式が採用され続けていたが、この年は当時の最新ブロックを用いたドラフトのみに収まっている。
- 前年より賞金総額が250,000米ドルに増額され、出場枠の新設・廃止も多数行われた(詳細は世界選手権を参照のこと)。
- 期間中にはカラデシュのプレビュー・ショーも同時に行われた。
基本データ
- 日時:2016年9月1日、9月2日、9月3日、9月4日
- 会場:Paramount Theatre
- フォーマット:混合
- 1日目(木):ブースター・ドラフト(異界月×2+イニストラードを覆う影×1)3回戦、スタンダード(タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック)4回戦
- 2日目(金):ブースター・ドラフト(異界月×2+イニストラードを覆う影×1)3回戦
- 3日目(土):モダン(~異界月)4回戦
- 4日目(日)(決勝):スタンダード
- 参加者数:24名
参加者
- 注1:Lukas Blohonは、プロツアー「異界月」優勝の権利も持つ。
- 注2:Luis Scott-Vargasは、マジック・プロツアー殿堂ランキング1位の権利も持つ。
- 注3:Seth Manfieldは、世界選手権15優勝の権利も持つ。
- 注4:Owen Turtenwaldは、2015年-2016年度プレイヤー・オブ・ザ・イヤーとシーズン上半期上位の権利も持つ。
参考
- 2016 World Championship(WotC、英語)
- 世界選手権2016 イベントカバレージ (mtg-jp.com、日本語)
- トーナメント記録
2016シーズン | |||||||||||
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世界選手権 ワールドカップ |
世界選手権 - ワールド・マジック・カップ(大阪予選 - 東京予選 - 名古屋予選) | ||||||||||
プロツアー | プロツアー「ゲートウォッチの誓い」(アトランタ) - プロツアー「イニストラードを覆う影」(マドリード) - プロツアー「異界月」(シドニー) - プロツアー「カラデシュ」(ホノルル) | ||||||||||
グランプリ |
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その他 | SSSチャンピオンシップ - ヴィンテージ - レガシー - ヨーロッパヴィンテージ - ヨーロッパレガシー | ||||||||||
1995-1996・1996-1997・1997-1998・1998-1999・1999-2000・2000-2001・2001-2002・2002-2003・2003-2004・2004-2005・2006・ 2007・2008・2009・2010・2011・2012・2013・2014・2015・2016・2017・2018・2019・2020・2020-2021・2021-2022・2022-2023・2023-2024・2024-2025 |