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インバーター・コンボ (Inverter Combo) は、テーロス還魂記参入後のパイオニア環境とモダン環境に存在する青黒のタッサの神託者コンボ。デッキ名はキーカードの真実を覆すもの/Inverter of Truthから。真実を覆すものコンボ、あるいは単にインバーター (Inverter) とも呼ばれる。
概要
青と黒の手札破壊・除去・打ち消しでコントロールしながら、選択/Optなどで目的のカードを探す。準備が整ったら真実を覆すもの/Inverter of Truthでライブラリーを一気に減らし、タッサの神託者/Thassa's Oracleや神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteriesの勝利条件を満たしてゲームを決める。
2枚でコンボが成立すること、コンボパーツが単体でも有用なこと、採用カードが様々なシナジーを持つことが大きな特長。真実を覆すものは、序盤に使い捨てた、あるいは対戦相手に対処されたコンボパーツをライブラリーに回収することができる上に戦闘面から相手に圧力をかける事もできる。
パイオニア
最初に登場したのはパイオニア環境である。
神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteriesは墓地を肥やし、時を越えた探索/Dig Through Timeを素早く唱えることに貢献する。逆に時を越えた探索は、真実を覆すもの/Inverter of Truthの前に墓地のカードを減らす役割を持つ。
プレイヤーズツアーブリュッセル20では使用率2位となった[1]。またプレイヤーズツアー名古屋20では使用率1位となり[2]、Top8に5人を送り込む活躍を見せた。翌週のプレイヤーズツアーフェニックス20でも使用率1位となり[3]、優勝を飾った。
2020年8月に真実を覆すものが禁止カードに指定され、消滅した。
- 2枚コンボであり、スロットの多くをコントロール要素に充てることができることから、往年の強力コンボ、欠片の双子とよく比較される[3][4]。そのためディミーア・ツイン(Dimir Twin)などと呼ばれることもある。
サンプルリスト
青黒
青単タッチ黒
黒緑青
モダン
モダン環境でも登場した。
時を越えた探索/Dig Through Timeは禁止カードに指定されているため、殻船着の島/Shelldock Isleの秘匿によってタッサの神託者/Thassa's Oracleなどをサーチしつつ、大祖始の遺産/Relic of Progenitusで墓地の枚数をコントロールする。
サンプルリスト
- 備考
- Modern Champs #12293241 on 05/14/2021 準優勝(参考)
- 使用者:musasabi
- フォーマット
脚注
- ↑ Players Tour Brussels Day 1 Pioneer Metagame(Competitive Gaming 2020年1月31日 Tobi Henke著)
- ↑ プレイヤーズツアー・名古屋2020 1日目メタゲームブレイクダウン ~開拓者たちの選択~(EVENT COVERAGE 2020年2月1日 小山和志著)
- ↑ 3.0 3.1 Players Tour Phoenix Day 1 Pioneer Metagame(Competitive Gaming 2020年2月7日 Corbin Hosler著)
- ↑ 4.0 4.1 デッキテク:覚前 輝也が選んだ「ライザ式・青単信心タッチ真実を覆すものコンボ」の全容公開(EVENT COVERAGE 2020年2月2日 森安元希著)
参考