墓地
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墓地/Graveyardとは、領域の1つ。要するに使用済みカード置き場。
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解説
墓地はプレイヤーごとに存在し、解決されたインスタントやソーサリー、打ち消された呪文、破壊されたり生け贄に捧げられたパーマネント、捨てられたカードなどが、そこに移動した順番に置かれる。同時に墓地に置かれるカードはそのオーナーが墓地に置く順番を決めることができるが、既に置かれているカードの順番は勝手に変えてはならない。ただし、マジック・イベント規定3.15により、ウルザズ・サーガ以降のカードのみを使用するフォーマットにおいては、自分の墓地のカードの順番を変更してもよい。
- 墓地のカードを無作為に選ぶカード(生存者の捜索/Search for Survivorsと化石の発見/Fossil Find)は同時に墓地の並びを変更する効果が加えられていたが、エルドラージ覚醒で並び替える効果を持たない現実離れした回顧/Surreal Memoirが登場。さらに統率者やイニストラードでも同様のカードが多数登場した。これらのカードをウルザズ・サーガ以前のカードセットを扱うフォーマットでプレイする場合、墓地の並びを崩さずにカードを無作為に選ぶ工夫が必要となる。
- 方法としては墓地の順番をメモしてからシャッフルする、サイコロやトランプを用いるなどが挙げられる。
- 神の怒り/Wrath of Godを唱えた場合、神の怒りの解決中にクリーチャーが破壊されるので、クリーチャーが先に墓地に置かれ、その上に解決の終わった神の怒りが置かれる。一方地震/Earthquakeやもぎとり/Mutilateの場合、クリーチャーが墓地に置かれるのは状況起因処理によるものなので、これらの呪文が墓地に置かれた後の状況起因処理のチェック時に墓地に置かれる。
- 墓地は公開領域なので、どのプレイヤーもいつでもどの墓地のカードでも見ることができる。
- カードが墓地に置かれるとき、それはオーナーの墓地に置かれる。コントローラーの墓地ではない。
- カードをオーナー以外の墓地に置くような効果があった場合でも、その墓地の代わりにオーナーの墓地に置かれる。
- オデッセイ・ブロックでは、墓地にあるときに効果を発揮するカードには墓石アイコンが書かれている。これはわかりやすさのためであり、ルール上の意味はない。
墓地をいじくる効果は死の色である黒に最も多く、次いで再生・復活の色である緑に多い。ただし、サイクルやブロックテーマなどで他の色に与えられることも多々ある。
墓地のカードの順序を考慮するカード一覧
テンペスト・ブロック(具体的にはストロングホールド)までに存在。ウルザ・ブロック以降は、墓地の順序を考慮すべきカードは作られていない。
- 喜捨/Alms
- 灰燼のグール/Ashen Ghoul
- 墳墓の食屍鬼/Barrow Ghoul
- 骨の踊り手/Bone Dancer
- ブージーアムの輪/Bosium Strip
- 待ち受ける禿鷹/Circling Vultures
- 死体のダンス/Corpse Dance
- 死の火花/Death Spark
- 導きの聖霊/Guiding Spirit
- Krovikan Horror
- ミストムーン・グリフィン/Mistmoon Griffin
- 自然のくちづけ/Nature's Kiss
- ネクロエイトグ/Necratog
- 冥界の影/Nether Shadow
- ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace
- ファイレクシアの呪文集/Phyrexian Grimoire
- 浅すぎる墓穴/Shallow Grave
- Soldevi Digger
- 闇の旋動/Spinning Darkness
- ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter
- 腐肉あさりのゾンビ/Zombie Scavengers
墓地から無作為にカードを選ぶカード一覧
- 秘儀の砲撃/Arcane Bombardment
- 護符破りの小悪魔/Charmbreaker Devils
- 死橋の詠唱/Deadbridge Chant
- ティーンチの高貴なるフレイマー/Exalted Flamer of Tzeentch
- 化石の発見/Fossil Find その後順番を並び変える
- グール起こし/Ghoulraiser
- 憑依された沼墓/Haunted Fengraf
- 死者の王、ケルゥ/Kheru Lich Lord
- 願い事/Make a Wish
- 黴墓の大怪物/Moldgraf Monstrosity
- 光輝の巻物使い/Radiant Scrollwielder
- 過去の刈り取り/Reap the Past
- 生存者の捜索/Search for Survivors その後順番を並び変える
- 不吉なワルツ/Sinister Waltz
- 現実離れした回顧/Surreal Memoir
- 魂を数える者、タリエル/Tariel, Reckoner of Souls
- デック・オヴ・メニー・シングズ/The Deck of Many Things
- 墳墓の暴君/Tomb Tyrant
- ゴミ箱/Trash Bin
- 森林の捜索者/Woodland Sleuth
- ドラウの背教者、ヴィコニア/Viconia, Drow Apostate
参考
- It's Not a Discard Pile/捨て札の山ではなく(Savor the Flavor 2011年11月16日 Doug Beyer著)
- 墓地にある間に機能する能力を持つカード
- 墓地対策カード
- 墓地対策
- 領域
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 4 領域
- 404 墓地
- 404.1 プレイヤーの墓地とは、そのプレイヤーの捨て札の束である。打ち消された、捨てられた、破壊された、または生け贄に捧げられたオブジェクト、ならびに解決が終わったインスタント・呪文やソーサリー・呪文はオーナーの墓地の一番上に置かれる。各プレイヤーの墓地は、最初は空である。
- 404.2 それぞれの墓地は、1つの、オモテ向きの束でなければならない。プレイヤーは、それぞれの墓地のカードをいつでも見ることができるが、その順序を変えることはできない。認定イベントに適用される追加のルールによって、プレイヤーは墓地にあるカードの順番を変えてもよいとされることがある。
- 404.3 何らかの効果やルールによって2枚以上のカードが同時に墓地に置かれる場合、それらのカードのオーナーがその順序を決めてもよい。
- 404 墓地