苔汁の橋/Mosswort Bridge
提供:MTG Wiki
土地
秘匿4(この土地が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りを一番下に無作為の順番で置く。)
苔汁の橋はタップ状態で戦場に出る。
(T):(緑)を加える。
(緑),(T):あなたがコントロールしているクリーチャーのパワーの合計が10以上であるなら、あなたはその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
WHISPERのルール・テキストは最新のオラクルに未対応です。秘匿は書式やルールが変更されています。詳細については秘匿#旧ルールの項を参照してください。
ローウィンの秘匿能力を持つ土地(秘匿ランド)の緑。緑の秘匿ランドは、クリーチャーのパワーの合計が10以上になったときにカードをプレイできる。
構築では、ストンピィなどのクリーチャーを並べる緑系ビートダウンデッキであれば割合簡単に条件を満せるが、その場合タップインでありテンポを削ぐことが気になる。またビートダウンはマナカーブの関係上軽い呪文が多く、それらを唱えても旨みが少ないのも難点。
起動型能力の条件チェック時だけパワー10以上を満たしていればよいため、一時的に高パワーのクリーチャーを作り出せるカードと相性がよい。例としては、樫の力/Might of Oaksなどの強化呪文を使う、地壊し/Groundbreakerなどの歩く火力と併用するなど。ローウィン・ブロック内ならば想起や覇権持ちの大型クリーチャーと組み合わせることもできる。
エターナルではファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtで容易に条件を満たすことができる。そこから巨大エルドラージ・クリーチャー召喚に繋げる、Show and Tell系コンボデッキで活躍している。この場合だと、直接戦場に出すわけではなく、実際に唱えているのも大きなポイントになる。
ビッグ・マナ系の重い呪文が主体となるデッキに投入するプランもある。秘匿するカードに大物を仕込みやすく、4~5マナ域のクリーチャーなら二体程度で条件を達成することも難しくない。→Trap Ramp
上記のような特定のギミックを仕込むのが難しいため、リミテッドで活躍できるかはデッキ次第といったところ。
- 新星追い/Nova Chaserであれば1体で事が足りる。逆に内炎の見習い/Inner-Flame Acolyteなどのエレメンタル・カードを秘匿しておき、覇権の種を用意する戦法もある。覇権が解決される前に橋の能力を起動すればよい。
関連カード
サイクル
ローウィンの秘匿ランドサイクル。すべて秘匿4を持つタップインの土地であり、特定の条件下で秘匿したカードをマナ・コストを支払うことなくプレイできる。
シャドウムーアの目覚めたクリーチャー(awakened creature)サイクルに対応している。括弧内は目覚めたクリーチャー。
- 風立ての高地/Windbrisk Heights (風立ての猛禽/Windbrisk Raptor)
- 殻船着の島/Shelldock Isle (島背の落とし子/Isleback Spawn)
- 吠え歯のうろ穴/Howltooth Hollow (うろ穴生まれのバーゲスト/Hollowborn Barghest)
- 背骨岩の小山/Spinerock Knoll (山背骨のドラゴン/Knollspine Dragon)
- 苔汁の橋/Mosswort Bridge (苔橋のトロール/Mossbridge Troll)
秘匿したカードをプレイできるかどうかは、起動型能力の解決時のみに条件をチェックする。起動時に条件を満たすかは考慮しない。
ストーリー
昼の世界ローウィン/Lorwynには、夜の世界シャドウムーア/Shadowmoorの怪物が土地に姿を変えて何世代も目覚めの時、大オーロラ/Great Auroraを待っている。
苔汁の橋/Mosswort Bridgeには苔橋のトロール/Mossbridge Trollが封じられている。(変貌前の画像、変貌後の画像)
- シャドウムーアのファットパック付属の小冊子参照。
- 「Mosswort」は「moss(苔)」+「-wort」からなる語。複合語では「wort」は「麦芽汁」ではなく「植物、草」を意味するため、「苔汁」は誤りと思われる。中国語版では「苔草」と訳されている他、イラストのどこにも汁は垂れていない。