歯と爪トロン
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歯と爪トロン(Tooth and Nail Tron)は、ウルザランドによる大量マナから歯と爪/Tooth and Nailに繋げるコンボ寄りな緑系コントロールデッキ。
土地 — (Urza’s) 塔(Tower)
(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える。
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを最大2枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
・あなたの手札からクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。
双呪(2)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)
元はミラディン・ブロック期のスタンダードにおいて登場したデッキ。後にエクステンデッドでも登場した。
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ミラディン・ブロック+神河ブロック期
#オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期から引き続き、歯と爪の主流であった。またウルザトロンとしても、青単トロンが登場したものの依然このデッキの人気は根強く、同環境で単に「ウルザトロン」とだけ言うとこのデッキを指すことが多かった。
神河物語で師範の占い独楽/Sensei's Divining Topを得たことにより、ミラディン時より高速で歯と爪/Tooth and Nailを唱えられるようになった。このためコントロール要素を強める必要が薄れ、デッキの安定性を高めた緑単色のものが主体となった(→緑単トロン#ミラディン・ブロック+神河ブロック期)。
また鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerの登場により、更なる爆発力とコントロール力を得た。
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
伝説のクリーチャー — ゴブリン(Goblin) シャーマン(Shaman)
速攻
(T):あなたがコントロールする、伝説でないクリーチャー1体を対象とする。それが速攻を持つことを除き、それのコピーであるトークンを1体生成する。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
多数新登場した伝説の土地もサーチカードとの相性がよく、多用された。
しかし、緑単では塩まき/Sowing Saltなどの極端な対策カードに対応することができず、また第9版でペインランドが再録されたこともあって他の色をタッチしやすくなったことから、再び多色化の傾向を見せ始めた。日本選手権05を制した「レイザートロン」は緑青タッチ白であった(→下記サンプルレシピ参照)。
特にアーティファクト・土地の禁止カード指定による「親和退場」の後は、メタの中心勢力として活躍した。
サンプルレシピ
- 俗に「レイザートロン」と呼ばれるタイプ。
- レイザートロンの「レイザー」の由来は三原槙仁のニックネーム「レイザーラモハルHG」から。そのため、「レーザートロン」の表記は誤りである。
オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期
12postでマナさえあれば強いことが証明された歯と爪/Tooth and Nailと、大量のマナを生み出すウルザトロンが組み合わさって生まれた。
特に頭蓋骨絞め/Skullclampが禁止カードに指定されたことにより、エルフ&ネイルが消滅した後の歯と爪の主流として活躍した。また、ウルザトロンとしてもこのデッキが主流であった。
土地 — (Urza’s) 塔(Tower)
(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える。
安定性と速度を求めた緑単色のものや(緑単トロン#オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期)、火力のために赤を足したもの、全体除去などのために白を足したものなどが存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権04 スタンダード部門 6-0 (参考)
- 使用者:Sasha Zorc
- フォーマット
エクステンデッド
インベイジョン・ブロック以降のエクステンデッドでも活躍している。ただし、この環境では青白トロンなど歯と爪を用いないものも多く、スタンダードほど主流というわけではなかった。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリシャーロット05 ベスト4 (参考)
- 使用者:Kyle Goodman
- フォーマット
- サイドからは白がタッチされ親和対策の戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wageなどが使用される。