大演算器/The Grand Calcutron
提供:MTG Wiki
*
大演算器/The Grand Calcutron (白)(青)伝説のアーティファクト
大演算器は統率者として使用できる。
大演算器が戦場に出たとき、各プレイヤーの手札はプログラム(公開されたカードの順序のある並び)となる。
プレイヤーは自分のプログラムの最初のカードだけをプレイできる。
カードがいずこかからプレイヤーの手札に入るなら、そのプレイヤーはそれを公開し、自分のプログラムのいずれかの場所に入れる。
各プレイヤーの終了ステップの開始時に、そのプレイヤーのプログラムのカードが5枚未満なら、そのプレイヤーはその差分のカードを引く。
透かし:小型装置団/Order of the Widget
自身に改造を重ねて、サイボーグはおろかついにクリーチャーですらなくなってしまった小型装置団/Order of the Widgetの指導者。統率者に指定できる能力に加え、プレイヤーの手札を「プログラム」化するという能力を持つ。
簡単に言えば、手札は公開したうえで並べた順番通りにしかプレイ出来なくなる代わり、少なくなっていれば終了ステップ開始時に5枚まで補充されるというもの。手札の運用の自由度が大きく下がってしまい、ありとあらゆるプレイングを一切合切あらかじめ計画立てて行わなければならなくなる一方で、手札が必ず5枚まで補充されるようになるため、上手に手札を使い切れば大幅なハンド・アドバンテージを獲得できるという強みもある。
プログラムがパーマネント・カード偏重、あるいはウィニーやバーンのように比較的単純な構成であるなら、あまり窮屈さを感じないかもしれない。逆に、適切な対象が必要な呪文はプログラムの順序決めが難しく、唱えたい時に唱えられない/唱えたくないのに唱えなければならない、といったこともしばしば。特に対戦相手の行動に対応しての除去・コンバット・トリック・打ち消しなどは、手札が公開情報になってしまっていることも含めて、使用の難易度が跳ね上がる。
手札の非公開性、カード・アドバンテージの概念、自由な順序でカードを使える、といったマジックの根本的な仕組みや戦略性が全てぶち壊され、戦場に出した瞬間から別のゲームが始まる。この「プログラム戦」に習熟していれば有利に、していなければ不利になるのは確実である。ソリティア練習を重ね、マジック界の名プログラマーを目指したい。
- 印刷時は統率者として使用できる能力を持っておらず、Gathererのルール節に同一の内容が「特別裁定」として定められていた。裁定による許可では混乱を招くとして、2019年9月のオラクル更新で実際の能力として与えられた[1]。
ルール
- プログラムは依然として手札であることには変わりが無いので、手札を参照したり手札を捨てることはできる。
- プログラム以外の場所から土地をプレイしたり呪文を唱えることは自由である[2]。
- あなたが他人のプログラムのカードをプレイできる場合も、それがプログラムの最初のカードで無い限りプレイできない[3]。
関連カード
Unstableの各陣営のリーダーのサイクル。いずれも神話レアで、友好色2色の伝説のパーマネントになっている。
- 大演算器/The Grand Calcutron (小型装置団/Order of the Widget)
- S.N.E.A.K.長官、フォイーブ/Phoebe, Head of S.N.E.A.K. (S.N.E.A.K.職員/Agents of S.N.E.A.K.)
- カウント男爵/Baron Von Count (卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doom)
- 古きバズバーク/Ol' Buzzbark (ゴブリンの爆発屋/Goblin Explosioneers)
- ジュリアス・マゼモルフ博士/Dr. Julius Jumblemorph (交配研究所/Crossbreed Labs)
大演算器のみ伝説のクリーチャーではないが、統率者に指定できる能力を持つ。またストーリー上は、卑怯な破滅軍団を率いるのはカウント男爵、すごいアイデア/The Big Idea、怪物たらし、グルシルダ/Grusilda, Monster Masher、殺しのメアリー/Mary O'Killの4人である。
脚注
- ↑ Throne of Eldraine Update Bulletin(News 2019年9月27日 Eli Shiffrin著)
- ↑ Mark RosewaterのBlog
- ↑ Mark RosewaterのBlog