鋭い目、ナイレア/Nylea, Keen-Eyed
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伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)
破壊不能
あなたの緑への信心が5未満であるかぎり、鋭い目、ナイレアはクリーチャーではない。
あなたがクリーチャー呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
(2)(緑):あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それがクリーチャー・カードであるなら、それをあなたの手札に加える。そうでないなら、あなたはそれをあなたの墓地に置いてもよい。
テーロス還魂記のナイレア/Nylea。クリーチャー呪文の総コストを減らし、クリーチャー・カードの疑似的なドローを行う伝説の神・クリーチャー・エンチャント。
パンプアップとトランプル付与で戦闘を補助していた狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Huntと比べ、今回はクリーチャーの展開を補助する能力を持ち、長期戦向けの性能となっている。
クリーチャー呪文のコストを少なくする能力はクリーチャーの色たる緑にとっては常にありがたく、後続の展開を大きく加速させてくれる。獣に囁く者/Beast Whispererやハイドロイド混成体/Hydroid Krasisなど、カード・アドバンテージを得られるクリーチャーとは特に相性が良く、連鎖的に大量展開を狙っていくことができ、同時に顕現を狙うことができる点でも相性が良い。当然ではあるが、減らせるのは不特定マナ・シンボルのみなので、エルドレインの王権のギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrigや混成カードサイクルなど、不特定マナ・シンボルが含まれないクリーチャーはこの恩恵を受けられないのが残念。
起動型能力は、ライブラリーの一番上のクリーチャー・カードを手札に加える能力。クリーチャー・カード限定であるが、カード・アドバンテージに直結し、息切れを自身で補えるため、余ったマナの使い道としては非常に有用な能力。ハズレでも墓地に送れるため、不要な土地などを弾けるライブラリー操作として、あるいは脱出などの墓地利用の補助となる墓地肥やしとしても機能する点が嬉しい。
構築では、やはり緑単信心のような緑の濃いクリーチャー主体のデッキで用いることになるだろう。スタンダードでは茨の騎兵/Cavalier of Thornsやアーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Rangerなど、緑マナ・シンボルの濃い強力なカードが複数存在するため、顕現を狙いやすいのが追い風。これ単体はシングルシンボルであり、コスト減少に色等の制限はないため、常在型能力と起動型能力をアテにするなら無理に単色デッキにこだわらずとも有用。
リミテッドでは他の神同様に極めて強力で、能力が汎用的であることもありボムレアと言って差し支えない1枚。
ルール
- サイクル共通のルールについては、神 (テーロス・ブロック)#ルールを参照。
- 起動型能力でクリーチャー・カードが公開された場合、手札に加えるのは強制である。ライブラリーの一番上に残したり、墓地に置くことはできない。
関連カード
- 狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
- 鋭い目、ナイレア/Nylea, Keen-Eyed
サイクル
テーロス還魂記の神サイクル。伝説のクリーチャー・エンチャントで、各色に1枚ずつと多色に2枚存在する。破壊不能を持ち、対応する色への信心が一定数(単色は5、多色は7)未満になるとクリーチャーではなくなる。稀少度は神話レア。
- 太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned(白)
- 深海住まいのタッサ/Thassa, Deep-Dwelling(青)
- 荒涼とした心のエレボス/Erebos, Bleak-Hearted(黒)
- 青銅血のパーフォロス/Purphoros, Bronze-Blooded(赤)
- 鋭い目、ナイレア/Nylea, Keen-Eyed(緑)
- 運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny(赤緑)
- 埋葬布を纏う者、エイスリオス/Athreos, Shroud-Veiled(白黒)
ストーリー
他の神の痕跡を消し去ろうとするヘリオッド/Heliodに反発し、神々の戦に加わったナイレア/Nylea。自らの勇者としてレナータ/Renataを選び、亜神へと変える。
詳細はナイレア/Nyleaを参照。