呪われた魔女/Accursed Witch
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クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
あなたの対戦相手が呪われた魔女を対象とする呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
呪われた魔女が死亡したとき、対戦相手1人を対象とする。これを変身させた状態であなたのコントロール下でそのプレイヤーにつけられた状態で戦場に戻す。
Infectious Curse / 感染性の呪い
〔黒〕 エンチャント — オーラ(Aura) 呪い(Curse)
エンチャント(プレイヤー)
あなたがエンチャントされているプレイヤーを対象とする呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
エンチャントされているプレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
「魔女を殺すと呪われる」という、ホラーの定番を表現した両面カード。イニストラードを覆う影で唯一の呪いカードでもある。
第1面は4/2とパワーに偏った人間・ シャーマン・クリーチャーで、対戦相手がこれを対象として唱える呪文のコストを減少させるというペナルティ能力を持つ。そして死亡すると呪いオーラとなって対戦相手に憑りつき、同じペナルティ能力を与える上、毎ターンドレインも行う。
クリーチャーとしての性能は巨大ゴキブリ/Giant Cockroach程度であり決して高くはないが、対戦相手からするとなるべく死亡させたくないクリーチャーであるため、心理的な圧力がある。攻撃されてもブロックしたくないが、毎ターン4点のクロックもきついという悩ましい存在。またブロッカーとして立っていれば相手の攻撃を抑制できる。もっとも、エンチャント除去が手札にあったり、多少のドレインなど無視できるだけのライフがあったりする相手には言うほどの圧力にならないので過信は禁物。
呪いとしては、ライフを直接攻めていけるうえ、黒に多い手札破壊や布告除去などのプレイヤーを対象にする呪文が使いやすくなる。活用できれば強力な呪いではあるが、つけるまでにかかる手間なども十分考慮したい。
- 戦場に出ている呪われた魔女を月霧/Moonmistなどの効果で感染性の呪いに変身させた場合、どのプレイヤーにもつけられていない状態になる。次の状況起因処理によってあなたの墓地に置かれる。
- 呪われた魔女を(除去呪文を使ったり、生け贄に捧げたりして)あなたが殺した場合でも、感染性の呪いは対戦相手につける。
- フレーバー的には奇妙だが、自分で利用しておいて呪いは対戦相手に押し付けると考えると黒らしいともいえる。
- 呪文のコストを軽減する能力は、「対戦相手がコントロールする呪文」に限っている点に注意。
- あなたの呪文のコストは軽減しないし、誰のであっても起動型能力などのコストは軽減しない。
- イニストラードには「魔女を殺すと呪われる」イメージのカードとして、苦心の魔女/Bitterheart Witchが存在した。
参考
- 暗き影 その1/Dark Shadows Part1(Making Magic 2016年3月28日 Mark Rosewater著)
- ドレインカード一覧
- コスト減少カード
- カード個別評価:イニストラードを覆う影 - アンコモン