形態の職工/Artisan of Forms
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Artisan of Forms / 形態の職工 (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
英雄的 ― あなたが形態の職工を対象とする呪文を1つ唱えるたび、クリーチャー1体を対象とする。あなたは形態の職工を、それがこの能力を持つことを除きそのクリーチャーのコピーにしてもよい。
1/1クローン/Cloneなどと比べると、コピーするには対象を取る呪文が別途必要な点や、CIP能力を利用できない点、対象を取るのでプロテクション(青)持ちや対戦相手の呪禁持ちをコピーできない点で劣る。逆に、2マナと軽い点、呪文さえあれば何度でもコピーし直せる点、インスタント呪文によって任意のタイミングでコピーできる点、デメリットとなるCIP能力などを踏み倒せる点は優秀。単体強化呪文で対象に取って戦闘相手をコピーすれば、どんな大型クリーチャーでも一方的に討ち取ることができるため、単にブロッカーとして立てておくだけでもブラフになる。
リミテッドでは英雄的を誘発させる手段が豊富に存在するため強力。ただし対戦相手とデッキカラーが異なる場合、色への信心を参照する能力や、起動コストに色マナを含む起動型能力(怪物化を行う能力など)を持つクリーチャーをコピーしても、真価を発揮できない点には注意が必要。また小型クリーチャーをオーラで強化して脅威にするような戦略に対してもあまり有効とは言えない。
構築では、英雄的を無理なく誘発させられるようなデッキを組むか、もしくは何らかのコンボに使うことを考えたい。
ルール
- オブジェクトの持つ情報のうち、具体的に何がコピーされるのかについてはコピー可能な値を参照。
- 特にマナ・コストもコピー可能な値であることに注意。例えば何もコピーしていないこのカードで沈黙の職工/Silent Artisanをコピーした場合、あなたの白への信心が2増加し、青への信心が1減少する。
- 能力が誘発した場合、対象を取るのは強制である。実際にコピーになるかどうかは、能力の解決時にあなたが決定する。
- 自分自身も能力の対象として適正である。
- クリーチャーAのコピーになっているこのカードを他のカードでコピーした場合、それはクリーチャーAの各特性に加え、形態の職工の英雄的能力も持つ。
- クリーチャーAをコピーしているこのカードがクリーチャーBのコピーになった場合、それはAが戦場を離れたことにも、Bが戦場に出たことにもならない。
- 英雄的能力を持つクリーチャーをコピーした場合、このカードは2つの英雄的能力を持つことになる。その状態であなたがこのカードを対象とする呪文を唱えた場合、2つの能力は同時に誘発し、あなたの選んだ順番でスタックに置かれる。
- 怪物的であるということはコピー可能な値ではない。怪物的になっているクリーチャーをコピーしても怪物的にはならず、何らかの効果で怪物的になっているこのカードが怪物的でないクリーチャーをコピーしても、怪物的でなくなることはない。
- 怪物化を行う能力は、それがスタックにある間に能力の発生源のカード名などが変化しても、そのオブジェクトを見失わない。また「怪物的になったとき」の誘発型能力、「怪物的であるかぎり」という常在型能力は、何の効果で怪物的になったかを問わない。
- 例えば自分の墓地にクリーチャー・カードが7枚以上あるときに定命の者の宿敵/Nemesis of Mortalsをコピーして(緑)(緑)で怪物化能力を起動し、それに対応して英雄的能力を誘発させ、残酷なハイソニア/Hythonia the Cruelをコピーすると、怪物化能力が解決されて5個の+1/+1カウンターが置かれ、さらに怪物的になったときの能力が誘発してゴルゴンでないすべてのクリーチャーが破壊される。
参考
- Nice Form(Daily MTG、From the Lab、文:Mike Cannon)
- コピーカード
- カード個別評価:テーロス - レア