キマイラ
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キマイラ/Chimeraは、クリーチャー・タイプの1つ。ビジョンズとテーロス・ブロックにのみ存在する。同じクリーチャータイプであるのだがフレイバーやカードデザインが大きく違うのでここでは別個に解説する。
目次 |
ビジョンズのキマイラ
アーティファクト クリーチャー — キマイラ(Chimera)
先制攻撃
真鍮の鉤爪のキマイラを生け贄に捧げる:キマイラ(Chimera)・クリーチャー1体を対象とし、その上に+2/+2カウンターを1個置く。そのキマイラは先制攻撃を得る。(この効果は永続する。)
アーティファクト クリーチャー — キマイラ(Chimera)
警戒
鉄の心臓のキマイラを生け贄に捧げる:キマイラ(Chimera)・クリーチャー1体を対象とし、その上に+2/+2カウンターを1個置く。それは警戒を得る。(この効果は永続する。)
アーティファクト クリーチャー — キマイラ(Chimera)
トランプル
鉛の腹のキマイラを生け贄に捧げる:キマイラ(Chimera)・クリーチャー1体を対象とし、その上に+2/+2カウンターを1個置く。それはトランプルを得る。(この効果は永続する。)
アーティファクト クリーチャー — キマイラ(Chimera)
飛行
ブリキの翼のキマイラを生け贄に捧げる:キマイラ(Chimera)・クリーチャー1体を対象とし、その上に+2/+2カウンターを1個置く。それは飛行を得る。(この効果は永続する。)
いずれも4マナ2/2の無色のアーティファクト・クリーチャーのサイクルとして登場。生け贄に捧げることにより他のキマイラを強化できる。パワーとタフネスだけでなく、自身が元から持っていたキーワード能力も与えることができ、1体ずつ合体すると「8/8、飛行、先制攻撃、トランプル、警戒」の強力なクリーチャーになる。ただし解呪/Disenchantで一発なので合体の際は注意。
合体したキマイラが何体も戦場にあるとどれがどれか分からなくなるので、使う場合はキーワード能力を表すカウンターなども用意した方がいいだろう。
- 後のテーロス・ブロックのキマイラとも"合体"できる。
- このシステムは、後に接合のモデルとなった。
- それぞれのキマイラのイラストを見てみると、背景に設計図らしきものの一部が見える。これこそが、全てのキマイラが合体した姿なのである(→Chimera lore参照)。
テーロス・ブロックのキマイラ
クリーチャー — キマイラ(Chimera)
飛行
あなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、占術1を行う。(あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。)
クリーチャー エンチャント — キマイラ(Chimera)
対戦相手1人が呪文を1つ唱えるたび、あなたは厄介なキマイラとその呪文とのコントロールを交換してもよい。そうしたなら、あなたはその呪文の新しい対象を選んでもよい。(その呪文がパーマネントとなったなら、あなたがそのパーマネントをコントロールする。)
3/3クリーチャー — キマイラ(Chimera)
飛行
(2)(青)(赤):占術1を行い、その後あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。ターン終了時まで、嵐追いのキマイラは+X/+0の修整を受ける。Xは、そのカードのマナ総量である。(占術1を行うには、あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。)
アーティファクト・クリーチャーの黄金造りの歩哨/Gold-Forged Sentinelを除き、いずれも青単色もしくは青を含む多色。
一貫して共通した能力は特にないが、青らしく飛行を持つものが多い。
その他
- 壁以外で初めてアーティファクト・クリーチャーに与えられたクリーチャー・タイプである。
- 直接の関係は無いが、カード名に「キマイラ(Chimeric)」が含まれるアーティファクトがいくつか存在する。これらはいずれもコストを支払うことでそのターンの間クリーチャー化するアーティファクトである。これらはクリーチャー・タイプとしてのキマイラは得ない。(→「カード名にキマイラを含む」「クリーチャーでない」で検索)
- キマイラ(キメラ)とはギリシャ神話に登場する怪物。ライオンの頭とヤギの胴体と蛇の尾を持つと言われ、さらにライオンとヤギと蛇の3つの頭を持っている、という記述もある。そこから転じて、マンティコアやグリフィンなどの複数の生物が融合した怪物の総称を意味する言葉として使われることもある。ちなみに、生物学用語の「キメラ」はこの怪物のキマイラを語源としている。生物学用のキメラについてはWikipedia:ja:キメラを参照。